学生スタッフ紹介☆アナライザー編
みなさんこんばんは!
2年マネージャーの小池です。
昨日の学生コーチ紹介に引き続き、本日も学生スタッフを紹介します!
本日ご紹介するのは、昨年から新設された役職、アナライザーです!
根掘り葉掘り、アナライザーの1日を探っていきたいと思います!
それではさっそくまいりましょう!
明大野球部を日本一に導いたアナライザーはこの2人!
左から1年・石田健太朗(大阪三島)、中薗遼太郎(県立船橋)
アナライザーというと、みなさんも具体的にどのようなことをしているのかあまり想像がつかないのではないでしょうか…?
━━アナライザーは普段何をしているの?
石田健:自分達は選手と同じ寮に住んでいて基本は練習場所にいますが、リーグ戦期間中と期間外ではやることが大きく異なります!
中薗:リーグ戦前、リーグ戦中は主に対戦相手のデータを取ってそのチームの傾向を分析します!リーグ戦後は自チームの分析に加え、選手個人の弱点や来季のリーグ戦までに改善すべきものを調べ、個人個人に伝えています!
ここで、シーズン別にアナライザーの1日をタイムスケジュールに沿ってご紹介します!☀️
まずは、現在オフシーズンの中薗の過ごし方をお見せします!
アナライザーも選手と同様、朝練習に出て、グラウンドが見える部屋で作業を行っています。
作業は主に、選手に頼まれたデータの作成、選手のデータ整理・個人レポートの作成などです。
最近は新しいことを始めているそうで…
中薗:自チームや相手チームの選手の分析、振り返りはもちろんのこと、最近は選手への最善の伝え方を考えています。
━━最善の伝え方というと?
中薗:データの精度を高めることでより分かりやすく選手に伝えることができると思っているので、石田と違って機械に弱い自分はプログラミングの勉強をしています!
━━石田健はパソコン作業が得意なんだって?
中薗:パソコンのスキルが凄いです!パソコン以外の機械も強くて、石田がいなければ古典的な分析だけになってしまうから…(笑)
石田健:アナライザー業を行う上で、Excelなどは「こうすればこうできるんだ!」と自分で調べていくうちに色々できるようになりました。
そんな機械に強い石田健が新しく始めているのは…
石田健:高校まで投手だった中薗が投手担当で、自分が野手担当なので、バッターの映像を撮影し、動作解析を行っています!まだ勉強中ですが…
━━中薗は投手担当でどんなことをしているの?
中薗:機械を使ってボールの特徴、質を評価して、どういう配球やピッチングスタイルで投げるのが良いのかを考えたり、様々な視点からの成績を出して、改善点を見つけ出したりしています!
彼らはより精度の高いデータを作成し、選手の技術向上、チームの戦略への手助けを行っています。
彼らが新しく勉強しているプログラミング、動作解析…分からない言葉だらけで、インタビューで終始私の頭がパンクしそうになっていました。改めて尊敬します…✨
続いて、リーグ戦期間中の平日をご紹介!
こちらはリーグ戦期間中、とある木曜日の石田健のタイムスケジュールです。
アナライザーの腕の見せどころとなる「データミーティング」について説明します。
①8:00~9:00
作成した資料をもとに、動画やPowerPointでアナライザーがその週末に戦う相手チームについてのプレゼンテーションを行い、スタッフ、選手と戦略を立てます。
②21:00〜22:00
ここでも同様、作成した資料をもとにアナライザーがプレゼンテーションを行い、投手コーチ、バッテリーで話し合います。
チームを勝利に導くためには、アナライザーが作成している、このミーティングの資料が大きなカギを握ります。
寝る時間も削って資料作りをすることもあるんだそう…
━━ミーティングの資料作りについて教えて!
中薗:リーグ戦前は他大学のデータを集めてとことん調べます!リーグ戦中は集めたデータを資料にまとめていき、プラスアルファで必要なことを調べていくという流れで1週間を過ごしています!
━━資料作りにはどのくらい時間がかかる?
石田健:やろうと思えばいくらでもできます。期限が来るまでとことん分析します!
計り知れない膨大な量の資料を作成していると思うとリーグ戦中はアナライザーが1番忙しいのではないかと思いました😅
最後に、リーグ戦当日の中薗の1日をご紹介します!
━━試合中の動きを教えて!
中薗:試合をビデオで撮影し、一球ごとの球種やコースをパソコンに入力しています!翌日以降のために、選手にすぐフィードバックしたり、対策を練ったりするからです!
いつでもチームのことを考えて動ける姿、とてもかっこいいですね💫
1日のアナライザーの動きを知れたところで、実際の様子を選手から少し聞いてみましょう!
まずは、全日本でデビューを果たし今年大活躍の1年・久野(投手・報徳学園)からのコメントをどうぞ!
久野:各大学の一人一人のデータを長い時間をかけて分析してまとめてくれています。正確で分かりやすいので、アナライザーのおかげで良い結果が出たと言う人は多いと思います。シーズンの振り返りがあったのですが、1つだけ辛辣なことを言われたのでちょっとショックでした…(泣)
辛辣なこと…とても気になりますね!
話を聞く限り、アナライザーとの親密な関係が伝わってきて微笑ましいです(^^)
次はこの人!秋季リーグ全試合スタメン出場を飾った2年・飯森(外野手・佼成学園)から一言!
飯森:リーグ戦後、自分の結果に関する色々なデータを作ってくれたんだけど、分析力がありすぎて弱点を丸裸にされて敵だったら恐ろしいと思いました。これ以上弱点をつかれると嫌いになりそうなので、たまには嬉しくなるデータも持ってきて〜(笑)
最後に、個人的によくデータをお願いしている3年・菅原(捕手・花咲徳栄)から!
菅原:アナライザーにはデータを取ったりまとめたりしてもらっていて、アナライザー視点での配球の助言もたくさんもらい、助かっています。数字で見ると分かりやすいから彼らにしかできない仕事だと思います。石田も中薗も優しく人懐っこい感じだから話しかけやすいんです!
まだまだ聞き足りません!
最後に、2人のインタビューをお届けします!👂🏻
━━アナライザーとして心がけていることは?
中薗:悪い点を悪いと指摘したい時、あまり上からにならないように、だけどアナライザーとしてきちんと言わなければいけないことは言うようにしています!
石田健:コミュニケーションを大切にしています!
中薗:自分も選手との距離が遠くなりすぎないように常に考えています!
━━やりがいを感じるのはどんな時?
石田健:相手チームの動画を何度も見ていて、「これだ!」と相手の特徴が分かった時はとても気持ちよかったです!感動しました!
中薗:スタッフや選手が感謝の言葉をかけてくれたり「良かったよ」と言ってくれた時は嬉しいです!やりがいを感じます!
━━入部前からやっておいた方がいいことはある?
中薗:アナライザー、分析というと難しく考えてしまう人も多いと思いますが、機械に弱くても全然大丈夫です!何とかなります!
石田健:中薗はExcelで掛け算くらいしかできません…(笑)
中薗:でも野球をやっていて良かったなと思います!基礎知識があるのとないのではだいぶ違うので!
石田健:確かにやっておいてよかったです!先輩とコミュニケーションをとるきっかけにもなりました!西川さん(3年・履正社)とも高校時代に戦ったことがあるという話題で仲良くなりました!
━━進路を考える学生へ一言どうぞ!
石田健:気負う必要はないので、ぜひこの野球部に入ってください!入部すれば何とかなります!
中薗:どんな方が入ってきても自分が手取り足取り教えます!日本一のアナライザーになりましょう!
ここまでで紹介は以上となります。
明大野球部のアナライザーの1日はいかがだったでしょうか?
裏方にスポットが当たることはなかなかないので、盛り沢山でお送りしてまいりました。チームに欠かせないアナライザーの存在について少しでも知っていただけたら嬉しいです😊
春秋リーグ戦連覇、明治神宮野球大会優勝をすることができた裏側には、このようなアナライザーの大変な努力もありました。時には厳しい言葉で伝え、時には寝る間も惜しみ、チームの勝利のために全力で尽くしてくれていました。
今年はさらにパワーアップした日本一のアナライザーが、四冠に導く手助けをしてくれるはずです!
彼らのサポートもぜひ温かく見守ってください(^_^)/
アナライザー2人について詳しく知りたい方は、以下のブログをご覧ください!アナライザーになろうと思ったきっかけなども答えてくれています!
https://ameblo.jp/meiji-baseball/entry-12785184272.htm
明日は私たちマネージャーについて紹介します!お楽しみに✨
それでは本日はこの辺りで失礼します。