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甲子園ってどんな場所?その1

みなさんこんばんは!

3年マネージャーの岸上です(*ˊ˘ˋ*)

 

毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

 

ジリジリと太陽が照りつけるグラウンドの気温はなんと43℃😱

そんな中でも元気に練習をしている選手たちの体力には本当に驚かされます…

 

熱中症には十分気をつけて、一緒にこの夏を乗り切りましょう🔥

 

さて、現在各地域では夏の甲子園出場をかけた地方大会が行われており、日々熱戦が繰り広げられています!

今月16日に沖縄尚学高校が全国一番乗りで甲子園の切符をつかむと、本日までに41チームの甲子園出場が決定しました✨

 

ということで、本日より甲子園の舞台を経験した選手による甲子園にまつわる話をお届けする、「甲子園ってどんな場所?」という企画を5日間にわたってお送りします!

 

記念すべき初回は2名の選手のインタビューをお届けします!

 

1人目は星稜高校出身の4年・山本

 

甲子園での試合経験数はなんと10試合

2年夏の甲子園でスタメン出場を果たすと、3年夏の甲子園では準優勝に輝くなど、甲子園を沸かせたスーパースター山本の裏側に迫ります📸

 

 

━━甲子園が決まった時はどんな気持ちでしたか?

山本:初めて決まった時は本当に嬉しかったです。小さい頃から出たかった場所に自分が出れるということに、ただただ嬉しい気持ちでいっぱいでした。

 

━━2年夏に甲子園デビューを果たしましたが、初めての甲子園はどうでしたか?

山本:初めては第100回大会の開幕戦で、座席はずっと上の方まで全部埋まっていました。しかも、始球式は同じ高校の大先輩の松井秀喜さんだったので、めちゃくちゃ緊張していました。

 

━━星稜高校済美高校戦と言えば、ポール直撃の逆転サヨナラ本塁打の有名なシーンがありますよね。

山本:あの時はファウルだと思って打球を追っていたのですが、浜風がすごすぎてどんどんボールが戻されてホームランになりました。先輩の夏が終わったんだ…っていう気持ちになったことを覚えています。

 

━━伊織さんの代名詞でもある人間離れした守備はYouTubeのファインプレー集で切り抜かれているほどでしたね!

山本:2回戦では雰囲気が相手寄りで、「やばいなぁ」という空気の中でのプレーだったので良かったです。今までで一番いいプレーができたと思います!

 

 

━━こうやって大一番で力を出せる秘訣はなんですか?

山本:練習でやってないことは試合でもできないと思うので、どんな打球が来てもいいように練習することが大切だと思います。

 

━━決勝の履正社高校戦はどうでしたか?

山本:この試合、途中で同点に追いつくんですけど、すごいなと思って感動しちゃって。もうお客さんの気分になってました(笑)この試合、スタメンではなかったのですが、9回の1アウト一、二塁で一塁ランナーの代走に出ました。

 

グラウンドに出た瞬間、決勝戦って雰囲気が全然違うんだなと思いました。代走で出た後、次のバッターがセカンドゴロを打ってゲッツーで終わってしまって…。その次のバッターが内山くん(現東京ヤクルトスワローズ)だったのでいろいろ考えましたが、最後はやっぱり悔しかったです。

 

ちなみにこの時の一塁審判は弊部の戸塚助監督!運命的な出会いですね😊

 

━━甲子園に持って行ったものはありますか?

山本:母からもらったお守りです。2回戦からはポケットに入れてたんですけど、そのお守りが最強すぎました

 

 

右側のバックポケットに浮かんで見えるのが山本が言う「最強のお守り」

 

2回戦からポケットに入れていたとのことでその試合内容を振り返ってみると、ヒット性の球をスーパーキャッチ!その後の試合でもダイビングキャッチでチームを救ったり、延長14回の接戦を制したりと、お守りの力、そして母の力は偉大ですね😊

 

━━決勝戦で敗れた時に集めた甲子園の砂はどうしました?

山本:集めて集めてめっちゃ持って帰りました。野菜でも育てられるくらいです(笑)帰ってから、小さいビンに詰めて学校の友達や地元の友達、お世話になった人に渡しました。

 

━━甲子園のココに気をつけろ!っていうポイントはありますか?

山本:フライを追う時は浜風に気をつけてください!初めて試合に出た時に、風をあんまり気にしていなくて、ちょっと目を切ってフライを追っててぱってみたらボールがとんでもないところにありました(笑)

あとは、大声援と吹奏楽の応援の音量がすごいです。習志野高校との試合では時空が歪むし、地面が揺れてました(笑)冗談だと思われるけど、フライを待ってる時に音で時空が歪んで落ちてくるボールがゆっくり見えました(笑)あんな経験初めてでした。

 

━━心に残る名勝負を教えてください!

山本:3年夏の3回戦の智辯和歌山高校戦かな。奥川くん(現東京ヤクルトスワローズ)が無双していて、延長14回でも152km/hを出していて、記録は23奪三振。見てるこっちも怖いくらいでした。

この試合は小学校からの友達だったチームメイトのサヨナラ3ランホームランで決着が着いたのですが、次のバッターが僕だったのでホッとしました。「よかった〜」って抱きつきました(笑)

 

━━ライバル視していた選手はいますか?

山本内山くん(現東京ヤクルトスワローズ)です。努力では追いつかないようなすごいものを彼は持っています。

 

━━伊織さんにとって甲子園はどんな場所ですか?

山本:また行きたいような、行きたくないような…。個人的には自分の力を出し切れなくて悔しさがありました。失敗もたくさんしたしちょっと成功もしたし。だから戻りたいような戻りたくないような…。あとは、野球のすごさを知れる場所です!

 

━━最後に高校球児のみなさんへ一言!

山本:今の仲間と野球ができる日々を大切にしてください。卒業すればまた一緒に野球したくても中々できないので!僕は毎日星稜のみんなと会いたいです。そろそろ集まりましょう!

 

 

2人目は浦和学院高校出身の2年・吉田

 

1年夏の地区大会からベンチ入りし、同年秋からはレギュラーに定着。3年夏の埼玉県大会決勝戦では3ランホームランを含む3安打でチームを3年ぶり14回目の甲子園に導きました✨

 

 

━━甲子園が決まった時はどんな気持ちだった?

吉田:やっててよかったなぁって、嬉しかったです。これまで1回も甲子園に行けてなかったので、浦学(浦和学院)に来た意味を見つけられたなって思ったし、辛い練習が報われたなと思いました。

 

━━3年の夏、初戦の先発マウンドを任されたんだよね!

吉田:はい、緊張しました。前日に監督から言われていたのでびっくりはしなかったですが、県大会ではあんまり先発したことがなかったので…。直前のピッチングでもあまり状態が良くなかったです。

 

「自分の中では中継ぎがいいなってちょっと思ってました。」と小さい声で話す吉田。みなさん、オフレコでお願いします🫡

 

━━甲子園の砂は、コロナ禍だったから持ち帰れなかったのか…

吉田:はい、でもそのあと郵送で家に届きました。

届いた砂は自分の家の庭にあるTバッティングをしていたところの足場に撒きました。ここでよく頑張ったな、よく練習してたなっていう意味を込めました。

 

 

━━「甲子園のココに気をつけろ!」っていうポイントはある?

吉田:マウンドがちょっと低くて投げにくいです。自分は傾斜を使うタイプのピッチャーだったので、苦戦しました。

 

━━攻略法は?

吉田:平地でピッチングをして慣れておくことをお勧めします!そうしたら体重移動など、自然と体が覚えます!

 

 

━━高校野球の魅力ってなに?

吉田:部員全員、ベンチもスタンドも全力プレーなところだと思います。泥臭さがあるところが素敵なところじゃないですか!

 

━━高校球児に戻ってやり直したいことはある?

吉田:甲子園に戻りたいです!雨で試合開始が2時間くらい遅くなって…。せめて1勝はしたかったです。

 

━━心に残る名勝負は?

吉田:春の県大会の準決勝ですかね。僕がサヨナラヒット打ちました!初回に6点を取られた後に取り返して、8回にはまた3点取られましたが取り返してそのあとサヨナラでした。この試合、運が味方をしてくれてると思ったくらい「もってるな」と感じていたので、振ったらヒットになるなと思いました。それがサヨナラ打になって嬉しかったです。

 

━━当時ライバル視していた選手はいる?

吉田:同級生で同じ高校だった吉田瑞樹(現早稲田大学野球部)です。出身校も一緒で苗字も一緒だったので、何かと比べられることが多かったです。吉田の片方って呼ばれていました。今でも連絡をとっては野球の話をしています!

 

━━吉田にとって甲子園はどんな場所?

吉田:僕自身はあんまりいい思い出がないですけど…

みんなが目指す場所ですかね。高校時代、辛いことが多かったけれど甲子園だけは戻りたいです。あとは宿舎が楽しかったです!

 

━━最後に高校球児のみなさんへ一言!

吉田:今までやってきたきつい練習を思い出して、全てが良い方向に向かうと思って、思い切ってプレーしてください。ミスを恐れないこと!

あと試合中、自分の中で「こうしよう」っていう気持ちの選択が何度もあると思いますが、その選択が全て上手くいくと思って、今までやってきたことを信じて頑張ってください!

 

インタビューは以上です!いかがだったでしょうか?

 

2人とも初の甲子園は「緊張した」と話していて、やはり夢の大舞台ではドキドキするのだなと思いました。

そんな緊張感のあるところも、高校野球の魅力なのかもしれませんね。

 

そして、なんと本日、浦和学院高校花咲徳栄高校との決勝戦を制し、見事甲子園出場を決めました!

星稜高校遊学館高校を破り2年連続22回目の甲子園出場を決め、2校そろっての甲子園⚾️

自分の後輩たちが頑張っている姿をテレビで見られるのがすごく楽しみなようです😊

 

明日は、甲子園ってどんな場所?その2をお送りします!

 

それでは本日はこの辺りで失礼します。

 

 

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