甲子園ってどんな場所?その5
みなさんこんばんは!
3年マネージャーの小池です。
お待たせいたしました!
本日は高森キャンプ前に一旦中断していた「甲子園ってどんな場所?」企画第5弾をお送りします!
さて、甲子園は8月6日から開催され、毎日熱い試合が繰り広げられています☀️
本日は台風の影響により順延。明日からはまた3回戦がスタートします🔥
今回は3名の選手の、甲子園にまつわるインタビューを盛りだくさんでお届けしたいと思います!
1人目は履正社高校出身、4年・西川黎!
高校最後の夏に甲子園優勝を経験した西川の声をぜひお聞きください👂🏻
━━まず、履正社高校を選んだ理由を教えてください!
西川:自宅からの通いだったことと、岡田監督に熱心に誘っていただいたから!
━━岡田監督はどんな監督ですか?
西川:野球のことを深くまで知っている人で、監督のおかげで野球観がよく磨かれました!
━━印象に残っている試合はありますか?
西川:2年夏の準決勝の大阪桐蔭高校戦、9回2アウト2ストライクを取ったところまでは勝っていたのに、1つの四球でランナーを出したところから一気に負けたのがとても印象に残ってるな。野球ってやばいなって思った(笑)
━━最後まで勝敗が分からないのが野球の面白いところですよね!
西川:あとあと!センバツ1回戦の星稜高校戦で、奥川投手(現ヤクルトスワローズ)に17奪三振されて負けた試合もよく覚えてる(笑)
試合後のミーティングで夏は奥川を倒さないと優勝できないから、奥川を想定して夏まで練習しようってチームでなったんだよね。
━━その星稜高校に打ち勝ち、最後の夏に甲子園優勝も経験しています。西川さんにとって、甲子園はどんな場所ですか?
西川:実力以上のパフォーマンスを発揮できる場所だと思う!
━━甲子園で公式戦初のホームランも放ちましたね。ダイヤモンドを回った時の心境を教えてください!
西川:甲子園ならではの歓声が凄かったことを今でも覚えてる!!
━━いつもクールなイメージの西川さんですが、今までで一番嬉しかったことは何ですか?
西川:やっぱり、甲子園で優勝したことです!
━━優勝した瞬間の気持ちを教えてください!
西川:観客が5万人くらいいる中での試合だったので、その中で野球できたことが良かったし心から野球が楽しいと思った!!
でも最後の整列をした時に、みんなともう試合できないんだって思って悲しくなりました(笑)
━━高校時代、切磋琢磨したライバルがいたら教えてください!
西川:桃谷(現立命館大学野球部)!(即答)
中学から一緒で、甲子園の時も同部屋でした。マイペースな奴だけど、毎日一緒に頑張ってました!
━━高校生活はどんな3年間でしたか?
西川:文武両道の濃い3年間だった!
学業の成績はほぼ5で、部活動では選手兼任でキャプテンの補佐を担うマネージャーを任されていた西川。
スポーツも勉強もでき、高校の頃から優秀だったんですね…✨️
━━甲子園を目指す高校球児へ一言!
西川:甲子園に行くことが色んな人への恩返しになると思うので、そのような気持ちを持って頑張ってください!
盟友・桃谷選手のタオルとともに📸
2人目は、松商学園高校出身、2年・今井英寿!
内野手…ピッチャー…外野手…?
驚きの球歴を持つ甲子園ピッチャー今井のインタビューをどうぞ!
━━まず、松商学園高校を選んだ理由を教えて!
今井:出身地である長野県でお世話になった人たちに恩返ししたいから、県内にある松商学園高校を選びました!
━━この高校でよかったなと思うことを教えて!
今井:まず、監督、指導者の方が選手と向き合ってくれたから野球がやりやすかったです!あと、チームメイトのレベルが高かったから、自分もその環境で成長できたと思います!
━━今は外野手登録の今井だけど、甲子園ではピッチャーとしても投げてたね。高校ではどこを守っていたの?
今井:高校では内野手兼ピッチャーという感じでしたが、投げることよりも常にバッティングしていたかった気がします(笑)
本格的にピッチャーをやったのは高3からです!
━━高2で怪我をしたんだって?
今井:高2の3月後半に肩を怪我して、春は出れず夏大前の最終戦にやっと投げれるようになりました。最後の夏の県大会は背番号18でベンチにいました。
━━試合に出たくても出れないという状況で、自分の代最後のシーズン、どういう気持ちだった?
今井:ここで投げるために今までやってきたのに…と毎日が地獄でした。
━━夏の県大会準決勝、決勝で登板して、甲子園では3回戦3番手でマウンドへ…プレッシャーはあった?
今井:自分が投げれば絶対に抑えられるから試合に出させてほしいというほどの自信があったので、あまり緊張していませんでした。
━━緊張しなかったの?!
今井:緊張しないメンタルの持ち方を覚えました(笑)
大チャンスで打てないとうわーってなる場面も、大人になった時に、あの輝いている時に戻りたいって思う瞬間が今なんだって思ったら「今が一番楽しめる時期なんだ!じゃあ楽しもう!」ってなって、緊張が気持ちよくなる!楽しくなります!
確かに…と納得していたら、
「これ、あんまり人に教えたくないんだよな…」と渋々マル秘テクニックを教えてくれました!
みなさんもぜひチャレンジしてみてほしいですが、他言無用でお願いします…🙊
━━そんな今井にとって、甲子園はどんな場所?
今井:目標としていた本物の場所です!
━━高校時代、切磋琢磨したライバルがいたら教えて!
今井:いますいます!同じ高校の同期の熊谷大生くん(現立正大学野球部)です!高1の夏、Aチームにいたのが自分と熊谷で、自分はベンチを外れて熊谷だけベンチ入りをしたのがとても悔しかったんです。秋は自分の方が結果を残すことができたけど、練習試合では熊谷がホームランを打ち目立っていて…
━━本当にライバルだったんだね!
今井:夏の県大会で2打席連続ホームランを放ったり、大学でもベストナインをとったりと…いつになってもやっぱり凄いなって思います!
━━印象に残っている試合はある?
今井:甲子園での試合です。高校一番の不調で、全然打てずに終わってしまったのが本当に悔しいです。
こんなんで終われないやと思い、実力のある明治大学に行って活躍したいと進学しました!
━━高校生活はどんな3年間でしたか?
今井:高校で初めて怪我をしたことで試合に出れない人の気持ちも、思うように試合に出れているメンバーの気持ちも感じることができました。良いことも悪いことも経験し、野球においても人としても良い経験ができたかなって思います!
━━甲子園を目指す全高校球児へ一言!
今井:本当に本当に絶対怪我だけはしないように頑張れー!!
3人目は近江高校出身、1年・津田基!
甲子園常連校・近江高校OBの津田のインタビューをどうぞ!
━━まず、近江高校を選んだ理由を教えて!
津田:進路を選ぶ際に地元の滋賀県の高校が近畿で唯一全国制覇したことがないと知りました。滋賀県の高校に行って全国制覇したらかっこいいし地元の人に恩返しできるんじゃないかと思い、近江高校への進学を決めました!
━━高2の夏から甲子園3季連続ベスト4を経験した津田にとって、甲子園はどんな場所?
津田:良くも悪くも見えない力が働く場所だと思います。
━━なんでそう思う?
津田:自分は、甲子園でのプレーはあまり好きじゃなかったです…。甲子園は”甲子園”というのをあまり意識しない人、メンタルが強い人が活躍する場所だなって思いました。
━━近江高校といえば有名な応援もあるよね。
津田:近江の1番バッターのお決まりの応援歌で、Pharrell Williamsさんの「Happy」という曲があるんです!入部する前からその曲に憧れがあって、1番を打ちたいと思っていました。
━━1番セカンド津田、憧れだった曲で打席に。気合いが入るね!
津田:打席に入ると大好きな「Happy」のリズムが始まるんですけど、毎打席鳥肌が立っていました。
そんな津田は弊部ホームページの部員紹介でも「もしも登場曲があったら」の欄に、迷わず「Happy」を選んで回答したそうです!
とても思い入れのある曲なんですね(^^)/
━━高校時代、津田は副キャプテンだったんだね!
津田:山田陽翔(現西武ライオンズ)が主将だったんだけど、山田はピッチャーだったから野手とは練習メニューが全く別だったんです。
「練習などにおいてのキャプテンはお前に任せた」って監督からは言われていたので、自覚と責任を持ってやっていました。
━━津田にとって山田選手はどんな存在?
津田:山田とは中学時代同じ野球チームで、違う進路先に進む予定でした。自分の近江高校への進学が決まってそれを山田に伝えると自分の進路をどうするか揺らいでいたので、「近江に来いよ」と一言誘いました。中高ずっと一緒に切磋琢磨してきた仲間です!
━━印象に残っている試合はある?
津田:2年夏の甲子園初戦です!ずっと憧れだった甲子園が”夢”じゃなくなった瞬間だったからです。
結局日本一にもなれず、”夢”が現実になった瞬間が自分にとってまだその1回だけなので。
━━高校生活はどんな3年間でしたか?
津田:自宅生で通いだったので、みんなと一緒に登下校して青春でした!!
━━甲子園を目指す全高校球児に一言!
津田:自分は、プレッシャーもあって色々空回りして最後の夏楽しめなかったことをとても後悔しています。一試合一試合楽しむことを考えて、甲子園でプレーしてほしいです!
共に戦ったユニフォームと📸
3名のインタビューは以上となります!
甲子園の地で優勝を経験した西川、怪我に苦しむも最後は甲子園で登板した今井、プレッシャーと戦う甲子園常連校の副キャプテン津田。
甲子園球児の実際の声はいかがだったでしょうか?
色々な選手にインタビューをすることで、
全国の高校から様々な球児が明治大学に集まり、ともに日本一を目指しているのは感慨深いことだと改めて感じました😌
次回は「甲子園ってどんな場所?」シリーズ最終回を、この企画の考案者3年・岸上マネ(立命館慶祥)からお送りします!お楽しみに💫
それでは本日はこの辺りで失礼します。