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2020.10.08

『僕の野球人生』第4回 横山優一郎投手

『僕の野球人生』第4回

横山 優一郎 投手(4年/四日市)

横山(加工済)

野球を始めたのは小学生の頃でした。サッカーをしようか迷っていたのですが、友達が野球をやるからといった主体性を全く感じない理由で野球を選び、地域の少年団に入部しました。
小学校の頃は色々なポジションをしていましたが、最終的には投手と内野手を兼任することになりました。実力のある人が多く強いチームと言われていましたが、ほとんどの大会で僕が先発した試合で負けました。
中学校に入り、肘の故障もあり内野手に専念するようになりました。中学最後の試合は僕の前に転がったボテボテのゴロがタイムリー内野安打となり、この点が最後まで響いて負けてしまいました。
高校でも野球部に入りました。僕のいた高校は毎年県ベスト8に入るような実力があるところでした。練習についても頻度が多く強度も高くなり、一番自分が成長できた期間であったと思います。しかし、僕らの代の最後は2回戦でシード校にあたり、実力差を見せつけられて自分は何の力にもなれずに呆気なく負けてしまいました。

思い返せば、僕の野球人生は大事なところで結果が出ずほとんどが悔しい思いをしているものでした。当時の高校の野球部顧問の先生から「東大の野球部で野球をやったらどうだ」と言われていましたが、それまで東大の受験など全く考えておらず、進路調査で先生に呼び出されるのが面倒くさかったので東大と書いていただけでした。しかし、負けた時の悔しさから初めて東大の野球部に入りレベルの高い相手と勝負して勝ちたいと思えるようになりました。その甲斐あってか、1年浪人しましたが東大野球部に入ることが出来ました。

東大野球部に入り、高校の監督の勧めや小学校の時の心残りがあり投手をすることにしました。東大野球部のレベルは非常に高く、とても充実した時間を過ごせると思っていました。しかし投げ過ぎから1年の夏頃から肩が痛くなり冬の頃には全く投げられなくなり、痛みと痺れから夜眠れないこともありました。高校の時から「ガラスの右腕」などと揶揄されていましたが、ここまで症状がひどくなるとは思っていませんでした。3年までの間、まともに投げられる時の方が珍しいぐらいで不完全燃焼に終わりました。2年の時に色々治療を試しましたが症状が良くなる未来があまり見えず、学生コーチになろうかとも考えましたが、結局選手を諦められず肩肘の痛みと付き合っていくことになりました。

このような自分史上最低な暗黒時代の中、転機が訪れました。従兄の紹介で訪れた病院で自分と相性の良い理学療法士の方と出会うことが出来ました。2年秋ごろから毎週毎週通院を続け、また肩肘への影響が集中しないフォームを目指し常に試行錯誤したこともあり、3年後半になってまともにプレーできるようになりました。そして4年春初めてリーグ戦に投げることが出来ました。しかし、チームとしても全敗、個人としてもあまり貢献できずに悔しい結果に終わりました。自分の弱点が露呈した試合もあり、課題が浮き彫りになりました。次の試合まで1ヶ月しかない中でできる限りの準備をしてきましたが、先日開幕した秋リーグでも、勝つことが出来ず自分が打たれた試合もあり悔しい思いをしました。しかし、他大学のレベルの高い選手たちと戦う中で自身の成長を感じる場面もありました。もしかすると野球人生の中で今が一番充実している時間かもしれません。まだ引退まで約1ヶ月あるので最後まで勝つための努力をしていきたいです。

正直言って最高学年になってから今まで長期間の離脱なくボールを投げられたのは自分でもびっくりです。肩の痛みがなくなることはほとんどなかったですが、投球可能なところギリギリで何度も踏みとどまれました。僕の本気の野球は大学で終わりなので最後の最後は腕が上がらなくなるぐらいまで全力を出し切りたいと思います。ただ、後輩には怪我で苦しんでほしくないので、ここまで読んでくれた皆さんはくれぐれも無理をしすぎないようにしてください。僕からのお願いです。

振り返ってみると周囲の環境に恵まれた野球人生だったと思います。

今までご指導してくださった監督、助監督、外部コーチの皆様。練習の計画を練りサポートをしてくれた学生コーチ。野球に集中できるよう環境を整えてくれたマネージャー。どれだけ負けていても一生懸命応援してくれる応援団、ファン、支援者の方々。大切な仲間である小中高のチームメイト達。今まで治療してくださった先生方、体の使い方の指導をしてくださったトレーナの方々。そして、自分が好きなように野球をやらせてくれた両親。
一人一人挙げていくと書き切れないほどの多くの人に支えられてもらって野球を続けてこられたのだと実感します。本当に有難うございました。感謝の気持ちで一杯です。

ここまで柄にもなく真面目な話をしてきましたが、最後まで悔しい思いをし続けて終わりたくないのです。色々と気さくに話しかけてくれる後輩。まあ、慕われているのかバカにされているのかよくわかりませんが(笑)。そして、今まで苦楽を共に味わってきた同期。今のチームは結構気に入っているので、このチーム全員で勝ちたいです。「終わりよければ全て良し」とまでは言い切れませんが、野球人生の最後ぐらい嬉しい思いをして締めくくりたいです。

残り3カードありますが、しっかり勝ち切りましょう!!

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次回は10/9 (金)、澁谷捕手を予定しております。

お楽しみに!

 

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