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二次試験に向けて

TOKYOROCKSをご覧の皆様、おひさしぶりです。
新2年マネージャーの中村です。
ついこの前誕生日を迎え、19歳となったわけですが、早生まれということもあり、皆が20歳になっていくのに自分は取り残されるような感覚で少し寂しいです。

 

さて、わたしは今Aセメスター(秋学期)の期末試験の勉強に追われているのですが、何も勉強に追われているのはわたしだけではないことでしょう。そう、受験生も一緒のはずです。

 

共通テストを終え一息ついたところかとは思いますが、もう1ヶ月後には2次試験が迫っているんですね。

 

そこで、今回のブログでは自分の共通テスト後から2次試験本番までのリアルについて綴ってみようかと思います。
(オフシーズンで書くこともないし新歓のためになるから良いかと、、🙇)

 

 

【Chapter 1 出願】

まず初めに受験生が直面するのが出願先の選択という問題だと思います。
自分は共通テストが終わってからずっと理一に出願しようと思ってそのまま理一に出願したので駆け引き的なところはよくわからないのですが、大学に入ってみて思ったことはあります。

まず東大は前期教養課程では科類が分かれていますが、それぞれの科類によって進学振り分けの際に
優先枠のようなものが設けられており、大雑把にいえば理一は理工系、理二は薬農系、理三は医学部に進学しやすくなっています。

そこで本題に戻るのですが、初めに入学するときは入学しやすい科類で受験して大学に入ってから希望する学部に行けるように努力しようというのはかなりハードルの高いことだと思います。

入学してみて思ったのが、やはり東大には化け物が多く、そのような人たちで枠が埋まってしまうということです。
クラスメイトにも化け物が多く、大江くん(新2年/外野手/仙台二)もその一人です。
大学に入って真にやりたいことがあるのであれば、少し難しくても自分の希望する科類を受ければいいと思いますし、全く見当がついていないという場合にはとりあえず入って周りの東大生に揉まれながら少しずつ将来について思い描いていけばいいと思います。

結論として、科類の垣根を超えた進学は思っている以上に難しいということです。
もちろんあまりが人気がないために簡単に進学できる学部もあります。

 

 

【chapter 2 二次試験当日】

赤門

(高校入学前に撮った赤門の写真です。今は老朽化のために門は開きませんが、入学式の日だけ特別に開きます。)

 

次に二次試験当日についてです。

自分は千葉出身ではあるものの遠いため理系の試験会場である本郷キャンパスから近いところにホテルをとって一時的にそこを拠点としていました。地方から上京して試験を受ける方も同じ様なことになると思います。

自分は理系なので理系のタイムスケジュールを例に取って話していきたいと思います。

6:00 起床

自分は早めに起きた方が脳が働いて試験の時にちょうどよくなるみたいな説を信じていたので、早めに起きていました。朝ごはんもホテルについていたのでそれを食べはしたのですが、冷えていてあまり食べられなかったのでコンビニで追加のご飯を買って持っていきました。

8:30ごろ 会場入り

ここら辺の詳細な時間については全く覚えていませんが、自分は時間ギリギリにくるのが嫌なので早めについていました。
まず会場入りして思ったのは思っていたよりも大教室だったということです。経済学部の建物だったのですが、300人ほどを最大で収容するような大教室で、よくドラマとかで想像するようないかにも大学って感じの教室ですが、実際に見てみると大きいです。渋幕で言えば第一啓発室と第二啓発室をくっつけたものよりも少し大きいような感じでした()

席に関しても、机の間隔が狭く、また映画館野球場のような座るたびに座席をおろすタイプの椅子であり(といってもクッションなどはなく、木でできていますが、、)、一列に4人が座るようなタイプだったので真ん中の2人は「あっ、すみません、、」などと言って通してもらわないといけないような感じだったので、なかなかにやりづらかったかと思います。自分は端っこの席だったのでその不自由はありませんでしたが、これから受けるみなさんはそのようなこともあると頭に入れておくといいと思います。

自分は試験中にお腹がなってしまうのが嫌なので、試験前に、関係ない持ち物をしまってくださいと言われるまではずっとパンなどを頬張っていました笑

9:30-11:10 国語(100分)

現代文が苦手なので古文25分漢文25分現代文50分の順で解きました。
国語は時間をかけて試行錯誤してもわからないものはわからないですし、文章の推敲以外にはなるべく時間を超えて使うことはしませんでした。
ちなみに自分は現代文の最後の100-120字の記述が大っ嫌いでした。

11:10- ???

国語の試験が終わるといやーな答案回収とその後の謎の時間があります。
長いところで30分ほどは何もできずに待たされます。
よく本を持っていっておけばよかったなどという声がありますが、自分の教室ではなにか動くと不正行為を疑われたため、かならずしもその空白の時間を有効に活用できるわけではないことに注意してください。

その後 昼休憩

これも長いです。ご飯を食べましたが、僕はやっぱりお腹がなるのが嫌なので試験開始直前にもう一度ご飯を食べました笑

昼休みの印象としては思ったよりもガチャガチャうるさいということです。関東圏の私立高校出身者は大人数で試験を受けるため、昼休みには集まってくっちゃべっています。
昼休みには広く行動できるのであまり人がいないようなところに行くか、イヤホンなどをして外部音をシャットアウトすると良いでしょう。
もちろん教室内では比較的静かに次の時間に向けて勉強をしている人がいるのでそれに混じって勉強するのもありですが、色々と疲れてしまうので自分は休憩時間には勉強をせず、好きなYouTuberの動画をみていました笑

14:00-16:30 数学(150分)

去年はさすが東大だなあという感じの問題が並んでいたと思います。自分は東大数学との相性がわるいのでそう思っていましたが、取れる人には取れるのかもしれませんね、、。

自分は二次試験でよくいうところの1完多く見積もって2半くらいでしたが、なるべく考えたことは書くようにしていたので思っていたよりも点数はきたかと思います。

問題が難しいと思ったら(例年よりもという意味。もともと東大の問題は難しいです😭)他の人もできていないと思ってわかっているところの計算ミスを無くすように時間をつかうのも戦略の一つだと思います。自分はそうしました。

16:30- 数学の試験後

試験が終わったからと言って早く帰ることはできません😢
帰りの場合は国語の試験終了後とは訳が違って、帰りの電車が混まないように時差退場の制度が採用されていたため、国語の時よりも時間がかかると思った方がいいと思います。

これは個人的な帰った後の話なのですが、取ってあるホテルの最寄りの駅に着いて安心して、出る改札口を間違えてしまったために帰るのが遅くなってしまいました。東京の地下鉄は地下に深く、階段もいっぱいなので疲れてしまいました。普段とは違うところに拠点をとって行動する人は前日などにどうやって行き帰りするかのデモンストレーションをしておくと安心です。

帰宅後

自分はお腹が弱いので前日などに油っぽいものを食べるのはやめようかなと思っていましたが、疲れて好きなものを食べたい気分になったので、近くのテイクアウトできるチェーンのステーキ屋さんでステーキガーリックライスお腹いっぱい食べました!幸せでした。実は前日も天丼を食べてます笑
受験近くは自分にたくさんご褒美をあげると良いでしょう。笑

夕食後

明日に向けて勉強して備えるという人もいればさっさと寝てしまう人もいるかと思います。
自分は前日になってできないところがたくさん見つかって不安になるのが嫌だったので理科や英語には全く手をつけず、ホテルでバラエティ番組を見て10時ごろには寝ました。

2日目

理科の試験が始まるまでは基本1日目と一緒です。

9:30-12:00 理科(150分)

去年は地獄でしたが、逆に天国であったかもしれません。
物理が超難化したと騒がれていますが、本当にそうで、できないから飛ばしちゃえってのを続けていった結果あっという間に第3問まで到達してしまいました🥲

手応えとしては最悪だったものの、いざ開示を見てみればまさかの7割。
理科や数学などの過程も記述するような科目に共通しますが、方針や考え方などを書いておくだけでも点をもらえることが往々にしてあるのでたとえ答えに至らなくとも何かしら書いておくことはいいと思います。
点数が思いのほか高くなった要因として他には下駄があったというのも考えられますが、ここでは説明するのを控えます。

一方、化学は構造決定こそ難しかったものの、東大の受験生なら馴染みの深い問題もあったかと思います。
これは過去問で見たぞ!って問題も多くあったので過去問が重要だなと改めて実感しました。

12:00-14:00 答案回収&休憩時間

例の時間です。

14:00-16:00 英語

試験開始から45分後に始まるリスニングが一番気になると思います。
自分はあらかじめ問題文を読んでどんなことが話されるのかを知っておいた方が聞き取れるのであらかじめ5分ほどかけて読むようにしていました。

音声に関しては大教室でこもってしまったので聞こえない部分が多少ありましたし、話者についてもどの大問かは忘れましたがよくリスニング練習で聴くようなクセのない英語ではなく、方言のような少しクセのある英語だったような気がします。

16:00- 試験後

また解答用紙回収後の長い時間がありますが、自分は2日目は比較的早めに解放されたような気がします。
1日目に解放されるまで長い時間かかった教室を2日目には優先的に解放しているのかもしれませんが、確証が持てないのでそんなこともあるんだなあくらいにとどめてください。

さて、ここまで長々と二次試験について書きましたが、いかがだったでしょうか。
試験当日はいろんなことが起きるんだと思っておけば、いざ何かがあった時にも動揺せずに試験に臨めると思います。

自分の試験教室には髷を結った力士の方も試験を受けていたのでいろんな人がいるんだなあと思ってリラックスして試験を受けられました。

 

 

【Chapter 3 試験前にやっておいてよかったこと・悪かったこと】

・新しい問題集などに手を出さない
試験1日目の夜のところでも書きましたが、新しい問題をやると必ずといっていいほど解けない問題が出てきます。共通テスト後から二次試験までは時間がないため、できない問題が出てくるとめっちゃ焦ります。
焦ると勉強計画が崩れるので新しい問題集に手を出すのはおすすめしません。

・睡眠をたっぷり取る
睡眠が不十分だと疲れてしまって教科書などに書いてあることがだんだん理解できなくなってきて結局効率が悪くなり、これもまた焦りにつながります。寝ることで脳内がいい具合に整理されることもあって自分は両親に心配されるほどにずっと寝ていました笑

・受験についての情報を十分に収集しておく
試験のパフォーマンスを決定するのはなにも自分の学力のみではありません。
試験当日などのことについて気になったことがあれば、なんでも調べておくと良いと思います。

 

 

 

長くなりましたが、ここで今回のブログを終わりにしようかと思います。

今回のブログが受験生の力になれば幸いです。

それではみなさん、受験を乗り越えて東大球場で会いましょう!

 

 

 

中村祐大(新2年/マネージャー/渋谷幕張)

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