2024春、対明治大学戦
TOKYOROCKSをご覧の皆様、こんにちは。
4年マネージャーの德田です。
4/22(月)、朝から空はのっぺりと真っ白で、静かに雨が降っています。
本日の練習はオフ。
朝、鍵のかかった東大球場を予想していましたが、ドアが開いています。
早朝から一人静かにウェイトトレーニングに取り組む選手を横目に、球場の電気をつけながら奥の事務室へ。
一人のんびり朝食を食べたりタスクを確認したりしているうちに、他のマネージャーも何人か、仕事のため集まってきました。
たくさんの人がいる球場も好きですが、オフ日は良い程度に静かで、特に仕事が捗ります。
マネージャーにとって事務室(マネ部屋)はキャンパスよりも落ち着く場所ではないでしょうか。
本郷キャンパスから自転車で2-3分の弥生キャンパス。私ももう4年生ですが、キャンパスが混んでいたり、スキマ時間ができたり、居場所に困ったりしたときは、とりあえずマネ部屋に戻ります。必ず誰かがいて、ほっとするからです…笑
雨といえば。
春休みに少しオフを取り、父の実家である山口県長門市へ帰省してきました。滞在中三日三晩、雨が降り続けました。
山口宇部空港から車で2時間ほど北上する真の田舎で、幼い頃から大好きな場所です。山と海、海鮮、夏みかん、日本海に浮かぶ島々の美しさ、そして数多くの温泉に癒されてきました。個人的ニュースは山の奥でひっそりと営まれている本屋を発見したことです。
幼い頃行ったきりだった秋芳洞(長門市ではない)を再訪したところ、自然の迫力に感動しました。百聞は一見に如かず、です。
県・市ともにマイナーですが、ぜひこの際覚えていただいて、次の旅の候補地に入れてください。
そろそろ心を東京に戻し、本題に入らねばなりません。
今回のブログでは、春季リーグ戦・対明治大学戦を振り返っていきます。
それではどうぞ!
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1回表、エラーも絡みいきなりノーアウト1,2塁のピンチ。
相手キャプテン、3番・宗山選手の打球はセンターへの鋭い当たりでしたが榎本外野手(3年/渋谷幕張)がキャッチしこの試合最初のアウトを奪います。
しかしワンアウトから後続に連打を浴び初回から4点を失います。
2回表は二巡目に入った相手打線から計9安打の猛攻を受けます。野球素人の私にもわかる速い打球で、ゴロがどんどんと抜けていきます。
4点を失った後、本日の先発・平田投手(4年/都立西)はマウンドを後輩の吉田投手(3年/明善)に託します。
エースにとって厳しい1日となりました。
ワンアウト1塁でマウンドに上がった吉田投手。一人をセンターフライに打ち取るも後続を抑え切ることができず、7点を失ってしまい、この回3人目のピッチャー・佐伯投手(2年/渋谷幕張)に交代します。
ツーアウト1,3塁のピンチで登板し、最初の打者にツーベースヒットを許し失点するも、なんとか2人目を見逃し三振に斬ってとり長い回を終えました。
3回には回を跨いだ佐伯投手がフォアボールでランナーを出しながらも、相手スコアボードに待望の0を並べます。
4回には明治打線を三者凡退に抑え、期待の2年生が大器の片鱗を見せました!
本日の見どころは4回裏の攻撃。
先頭の榎本外野手がデッドボールで出塁、ツーアウトを取られるも鈴木太陽投手(4年/国立)がチーム初ヒットで繋ぎます!
さらに府川副将(4年/捕手/西大和学園)もフォアボールで出塁。ツーアウト満塁のチャンスをつくり、7番・藤田主将(4年/内野手/岡山大安寺)がセンター前に今季初ヒットとなるタイムリーヒットを放ち、東大がようやく2点を返します!
ムードが下降気味だったスタンドにも、「よくやった」と応援してくださる皆様の拍手が響きました。
6回からは4番手・前田投手(2年/熊本)がマウンドに上がります。
下級生とは思えない度胸と落ち着きでその後4回を投げきり、6安打・2失点と健闘を見せました。
(「前田が投げていると守りやすい」と野手が言っていた、と堂埜マネージャー(2年/湘南)が言っていました。)
6回裏、青貝内野手(3年/攻玉社)がバットを折りながらも内野安打で出塁し、9回裏には代打・大原内野手(3年/県立浦和)が自身リーグ戦初となるヒットを放つなど反撃の兆候もありましたが、あえなく試合終了。
スタンドで一眼レフを構えながら個人的に注目した点は、ランナーコーチ・堀部内野手(2年/県立船橋)のいつ何時も衰えない声の張り上げようや、非常に長く感じる守備回でも笑顔を見せる応援部の方々。
メジャーリーガー・吉田正尚は自身がホームランを打っても一喜一憂しない平常心を大事にしているとどこかで言っていましたが、いつでも一定の出力ができるという人の特性は役立つ場面が多いのだと思います。
チームを鼓舞するというのもそうですが、逆境でもパフォーマンスを落とさないことがツキを呼び込む気がします。見習いたいです。
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試合は初回から動きます。
今季初の1,2番コンビとなった榎本外野手、堀部内野手がフォアボール、デッドボールで立て続けに出塁。その後ツーアウト2、3塁となり、打席には本日5番を任された大原内野手。
2球目を振り抜き、打球は鋭くレフトスタンドへ!初回からスリーランホームランで先制します。
この日は場内アナウンスを務めた奥畑マネージャー(3年/智辯和歌山)の隣で補佐役を務めていた德田ですが、「えっ?!」「いけっ、いけっ!」と2人で祈っているうちにこのような事態になり、アナウンスどころではなくなってしまいました…!
大原内野手はリーグ戦初打点を記録しました。
2回以降は青貝内野手、大原内野手、榎本外野手の毎回のヒットで、チャンスをつくるも得点には至らず、最初3点あったリードは4回終了時には5点ビハインドに…
後半戦も、守備では明治大学の強力な打線に翻弄されます。
6回裏にマウンドに上がったサウスポー、双木投手(4年/都立西)は、ホームランなどで5点を追加され突き放されてしまいます。
今試合、榎本外野手はあわやヒットの当たりを何度も捕球しピンチを救い、着実にファンを増やします。
今年はやられっぱなしの東大ではありません。
7回表、青貝内野手がセンター前ヒットで出塁すると、榎本外野手が右中間を深々と破るツーベースヒットを放ちノーアウト2,3塁の大チャンスを作ります。
打席には2番・リーグ戦初スタメンの堀部内野手。
打球が三遊間を抜けてゆき、自身リーグ戦初安打・初打点となるタイムリーで1点を返します!
その後セカンドゴロの間にもう1点を追加し、打席には本日すでに2安打を放っている大原内野手。
この日猛打賞となるセンター前ヒットを放ち、この回計3点を返すことができました!
この回の裏には長谷川投手(4年/駒場東邦)が今季初登板を飾ります。
3人目を空振り三振に仕留めた時にモニターに映った吠える姿が印象的でした。
二人を塁に出しますが、最後はライトフライに打ち取り無失点のナイスリリーフを見せます。
8回表には代打・西前副将(4年/内野手/彦根東)の待ち望んだ今季初ヒット、続いて藤田主将もヒットで繋ぎますが、あと一本が出ず無得点に。
8回裏には前日先発し敗戦投手となった平田投手が登板。早いペースで0点に抑え雪辱を果たし、流れを引き寄せます。
依然9点差。もう少し同期の活躍が見たいと念を送っていた最終回、先頭・山口真之介副将(4年/内野手/小山台)がライト前ヒットで出塁すると、中山外野手(3年/宇都宮)もフォアボールで出塁。ノーアウト1、2塁で打席にはまたもや大原内野手。
この日4安打目となる右中間を破る痛烈なタイムリーツーベースヒットで1点を返します!あとスリーベースヒットが出ればでサイクル安打となる、4安打5打点の大活躍でした。
西前副将の犠牲フライでもう1点を追加しますが、ここで試合終了。
10点差から追加点を許さず5点を追い上げましたが、序盤の大量失点が響き敗戦いたしました。
試合後のミーティングでは藤田主将より、投手陣に向け弱腰にならず自信を持って登板してほしいとの一言がありました。
チーム打率はここまで4戦で.240と去年までを大きく上回る数字で、冬の練習の成果が発揮され始めています。
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ここまで2カードを落とし目標達成には厳しい展開となりましたが、空き週を挟み、切磋する他ありません。チーム一同気持ちを入れ替え、引き続き取り組んでまいります。
次に控えた春季リーグ戦・早稲田大学戦はゴールデンウィークの開催となります。
春の行楽日にはぜひ神宮球場へお越しいただき、東大野球部のドラマを直接ご覧ください。お待ちしております。
次回のブログは自由なテーマで奥畑マネージャーが担当します。ご期待ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。