2024秋・対法政大学戦
TOKYOROCKSをご覧の皆様、こんにちは!
1年マネージャーの横田です。
最近、悪い夢をよくみます。内容を覚えている時もありますが、覚えていなくても寝覚めた時になんとなく嫌な感じを覚えることが多いです。なぜでしょうか…?考えてみましたが、理由は明白でした。
それは、授業開始から2週間しか経っておらず、しかも授業の序盤は課題がなかったり軽かったりするにも関わらず、課題を既に溜め込んでいるからだと思います笑。
「あー、課題やらないと…」と思いつつも後回しにしたり、気づくと寝たりしている💤からこそ「やばい!」と思っていて悪い夢をみるのだと思います。授業は1月まで続くのにもうこの調子です。果たして大丈夫なのでしょうか?笑
さて、ここからは本題に入り、秋季リーグ戦の5カード目、対法政大学戦について振り返っていこうと思います!
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勝ち点を奪取するべく大事な初戦のマウンドを任されたのは、先週の対慶應義塾大学戦で初白星・初完投を遂げた鈴木太陽投手(4年/国立)!期待がかかります。
1回、2回とランナーを出しますが得点を許さず、順調な立ち上がりを見せます!
鈴木投手の好投に応えたい打線は3回表、ここまで完璧に抑えられていた法政大学のエース篠木投手から、門田内野手(2年/松山東)が本日チーム初ヒットを放ちます!
しかし、後続の打者が打ち取られ先制とはなりません…。
すると続く3回裏、「チャンスの後にはピンチあり」と言われる通り、2アウト2、3塁のピンチを招きます。なんとか抑えたいところではありましたが、法政の松下選手に2点タイムリーヒットを放たれ先制を許します…。
4回表、今度は「ピンチの後にはチャンスあり」という言葉通り、山口真之介副将(4年/内野手/小山台)がストレートのフォアボールを選び、その後内田開智内野手(4年/開成)も相手のエラーで出塁します。
スタンドからはチャンステーマが鳴り響き、期待が高まります!が、それを逆手に利用するかのように篠木投手がギアをあげ、後続が続くことができず、チャンスを活かせません。
5回表、先頭打者の鈴木投手がレフト前ヒットを放ち二刀流⚔️の活躍を見せます!しかし、この回も得点に結びつけることはできません。😢
5回裏、ヒットとフォアボールでピンチを招くと打席には再び法政の松下選手。中盤の大事な局面ということもあり、守備のタイムを取り大久保監督も選手を鼓舞します。
しかし、3球目のカーブを完璧に捉えられ、レフトスタンドに飛び込む3ランホームランを打たれてしまいます。
6回裏からは豊富な投手陣を駆使するべく継投に入ります。2番手を託されたのは森岡投手(4年/渋谷幕張)。
2アウト満塁の大ピンチを招きますが、とても冷静な森岡投手!4年生の意地を見せて後続をねじ伏せて追加点を許しません!
7回裏、江口直希投手(2年/海城)が自身2度目のリーグ戦のマウンドに上がります。
しかし持ち味を出せず、ピンチとなったところで松本慎之介投手(1年/國學院久我山)にバトンタッチします。
ところが、法政大学のラッキーセブン。連打を浴び、次々と走者がホームに生還してしまいます…。
さらに佐伯投手(2年/渋谷幕張)へと継投しますが、法政大学の打線の勢いが止まりません。1つのアウトを取るのがこんなにも大変なのかと感じさせられました。結局この回、10点のビッグイニングとなってしまいます。
8回表、チャンスを作りたい打線は門田内野手の本日2本目のヒットでランナーを出しますが、後続がダブルプレーに打ち取られ得点できません。
8回裏、マウンドにあがったのは前田投手(2年/熊本)。犠飛で1点を失うものの粘ります。
9回表、翌日以降のためにもなんとかして一矢報いたい打線。中山外野手(3年/宇都宮)が内野安打で、内田内野手がデッドボールで出塁し4回以来の得点圏のチャンスを作ります。
しかし、ここも後続がダブルプレーに倒れゲームセットとなってしまいました。
序盤はロースコアに持ち込めたものの、投手陣が中盤以降相手打線につかまり、打線もプロ注目の篠木投手をはじめとする法政大学の強力な投手陣の前に1点が遠く、完封負けを喫する悔しい試合展開となりました。
既に結果をご存知の方も多い(一つ上の行にも書いてありますし笑)試合ですが、沢山の写真と共に振り返っていきましょう!
負ければ最下位が確定してしまう大事な試合で先発マウンドにあがるのは渡辺投手(3年/海城)。
1回表、法政大学の攻撃をきちんと0点に抑えて流れを作ります。
すると試合は1回裏、東大の攻撃から動きます。
1番の酒井捷外野手(3年/仙台二)がフォアボールで出塁し、2番の山口副将がライト前ヒットを放ちます!酒井外野手が一気に3塁まで進みますが、ライトからサードへの送球間に2塁を狙った山口副将が1、2塁間で挟まれてしまいます。「あぁ…」と思った次の瞬間!酒井外野手が、挟殺間に本塁へ猛突進!!気迫のヘッドスライディングを見せ、見事ホームイン!幸先よく先制します🥳
2回表、援護点をもらった渡辺投手でしたが、先頭の松下選手に2日連続となるホームランを打たれてしまい、試合はすぐさま振り出しに戻ります。
3回表にもタイムリーツーベースを浴び逆転されてしまいますが、続くピンチはしのぎ2回、3回と最小失点で切り抜けます!
3回裏、先頭の小村内野手(2年/私立武蔵)がレフト前ヒットで出塁し、その後俊足を生かし💨二盗を決めます!
2アウト2塁のチャンスとなり、迎えるは勝負強いバッティングが魅力の3番中山外野手。長い腕を生かして外角ボール気味の球にバットを合わせレフト前に運びます!
これが相手のエラーを誘い、2塁ランナーの小村内野手が一気にホームまで帰ってきます!同点!!
4回表、守備のビッグプレーが生まれます。相手の先頭バッターが放った打球はレフトへ。ヒット性の打球でしたが、188cmと長身の中山外野手が再び長い腕を目一杯伸ばし見事なダイビングキャッチ!!守備も渡辺投手を盛り立て、4、5回をテンポ良く無失点に抑えます。
一方の打線は、門田内野手の2試合連続となるヒットが飛び出すなどランナーは出しますが、得点に繋がりません。
こうして2-2の同点のまま、投手戦の様相を呈して前半5イニングを終えます。
整備後の6回表、大ピンチが訪れます。ヒットと四死球で2アウト満塁と攻められ、迎えるは代打、法政大学の主将𠮷安選手。意地と意地がぶつかり合う白熱した勝負でしたが、サードへの難しいファールフライを内田内野手がしっかり掴み、ピンチを脱します!ナイスピッチ!!
渡辺投手は続く7回も0点に抑えて、打線の援護を待ちます。
渡辺投手の好投に応えたい打線は、7回にリーグ戦初出場となる大友外野手(4年/仙台一)が代打として登場するなど、相手好投手の攻略の糸口をなんとか見つけようとしますが、6回、7回とパーフェクトに抑え込まれてしまいます。
すると8回表、後半2度目の大ピンチが訪れます。絶妙なセーフティーバントを含む2連打とデッドボールで、1アウト満塁という6回以上のピンチを招きます。終盤の勝負所、法政大学は代打攻勢に入りますが、東大は継投せずに渡辺投手に託します。1人目の代打から空振り三振を奪い2アウト。そして、2人目の代打の打球はサードへ。1塁への送球がショーバンとなりましたが、一塁手の門田内野手が華麗にすくいあげ、3アウト!三度ピンチを脱し、無失点に抑えます。
ピンチ脱出の流れに乗りたい8回裏、東大の攻撃は打順の巡りがよく1番からとなります。酒井外野手、山口副将共にライトへ大飛球を放ちますが、フェンスの手前で捕られてしまいます。
それでも続く中山外野手がセンター前へ弾き返し、盗塁も決め2アウトながら2塁と、勝ち越しのチャンスを作ります。
ここで打席には、ここまで好守でチームを支え、3回にヒットを放っている頼れる4番の内田内野手。皆が祈り期待が高まる中、6球目を振り抜いた打球はセンターへ。外野が前進していたこともあり越えそう!と思いましたが、惜しくも捕られてしまいます。
勝ち越しとはなりませんでしたが、どの打者も芯で捉えた打球を放っており、良い雰囲気が感じられます。
延長戦も見えてくる9回、この回のマウンドにも渡辺投手があがります。
先頭打者にヒットを許し、嫌な空気が漂います。ここで法政大学は足を絡めた攻撃を仕掛け、1塁ランナーがスタート。しかし、杉浦捕手(3年/湘南)が自慢のフットワークと強肩で、見事に盗塁を阻止します!!幾度となく杉浦捕手の盗塁阻止シーンを見てきましたが、何回見ても惚れ惚れしてしまいます。
【しっかりとタッチをする青貝内野手(3年/攻玉社)(右)とアウトを確信する山口副将(左)】
その後、2つのフォアボールでランナーが溜まりますが、気迫のピッチングで渡辺投手が無失点に抑え、手に汗握る投手戦が続きます!
いよいよ勝負の9回裏、先頭はここまで好リードで渡辺投手を支えてきた杉浦捕手。本日2本目となるレフト前ヒットで出塁すると、続くバッターは打撃を買われて本日初スタメンを果たした竹山外野手(2年/修道)。打ちたい!と思われたと想像しますが、サイン通りきっちりと送りバントを決めチャンスを広げます!!
ここで打席に立つのは昨日は2安打、今日もここまで1安打と、打撃絶好調の門田内野手。サヨナラ勝ちの機運が高まり、一塁側の東大応援席だけでなく球場全体のボルテージが最高潮に達します。
迎えた初球、浮いた変化球を逃さず振り抜いた当たりは…..(無音)
ファンの皆様も含めた東大野球部関係者全員の想いを乗せてグングン伸びていき、右中間を深々と破るサヨナラタイムリーツーベース!!!!!!杉浦捕手が生還し、歓喜の瞬間が訪れます!!
【サヨナラ勝ちが決まり、ベンチから飛び出す選手たち。奥ではキャッチャー同士の府川副将(4年/捕手/西大和学園)と杉浦捕手が抱き合っているのが胸熱です😭】
【左から、堀部内野手(2年/県立船橋)、森岡投手、門田内野手、門田内野手と抱き合う門池学生コーチ(4年/都立富士)、三塁コーチャーの谷保学生コーチ(4年/屋代)、小村内野手、内田内野手】
結果は3–2での劇的なサヨナラ勝利!鳥肌が立ちました。
渡辺投手が9回151球2失点と素晴らしいピッチングを披露し、野手陣もそれに応えて守り得点を奪うという走攻守全てが噛み合った試合でした。渡辺投手、初完投・初勝利おめでとうございます!!
なお、弊部が同一シーズンに2勝以上を挙げるのは7年ぶり、サヨナラ勝ちは8年ぶりです。㊗️
【試合後の夜の寮食。先週はVの字でしたが今週はTの字でした!ごちそうさまでした😋】
祝日ということもあり、多くの方々にご来場いただきました。ありがとうございます。
スタンドの期待にも応え今週こそは勝ち点を!と選手たちはいつも以上に気合が入ります。
1回表、法政大学のピッチャーは土曜日に続きエースの篠木投手。やられっぱなしではいられない!と攻撃に臨みます。
2アウトから中山外野手がヒットで出塁するも先制とはなりません。
1回裏、皆の期待を背負いマウンドには、こちらも土曜日と同じく鈴木投手。ランナーを1人出しますが、無失点に抑えます。
2回、3回と得点圏にランナーを進められますが、小村内野手が見事なダブルプレーを完成させるなど、固い守りで失点を許しません!!
4回表、チャンスが訪れます。中山外野手が2打席連続のセンター前ヒットを放つと内田内野手もライト前ヒットで繋ぎ、1アウト1、2塁と得点圏にランナーを進めます。続く打者は、杉浦捕手と門田内野手。昨日から好調な2人ということもあり、今まで聞いたことがない声量の「不死鳥の如く」がスタンドから聞こえます。しかし、どちらも芯で捉えましたが打球が外野手の正面をつき、得点できません。
5回表、鈴木投手のヒットなどで1アウト2、3塁の大チャンスを作ります。バッターは不動の1番酒井外野手。2球目を振り抜いた打球はライトへの大きな当たり。相手のファインプレーに阻まれヒットとはなりませんが、犠牲フライには十分な飛距離!今日も先制に成功します!!!
しかしその裏、タイムリー内野安打ですぐさま同点に追いつかれてしまい、1-1のロースコアで前半5イニングを終えます。
6回表、フォアボールと門田内野手の3試合連続ヒットとなるセンター前ヒットで2アウト1、2塁のチャンスを作りますが、後続が倒れ勝ち越しとはなりません。
すると6回裏、中山外野手の2日連続のダイビングキャッチで先頭打者を打ち取るもその後連打を浴び、ピンチで平田投手(4年/都立西)に継投します。
【左から鈴木投手、2番手の平田投手、声をかける内田内野手。4年生リレーとなります。】
しかし、チャンスに燃える法政大学打線を止めることができず、この回4点を奪われてしまいます。
打線は7回表、代打の大原外野手(3年/県立浦和)がセンターへの鋭いヒットを放ち酒井外野手も内野安打で続き、再びチャンスメイクに成功します。1点でも返しておきたい場面でしたが、最後の力を振り絞りギアをあげた法政大学篠木投手が立ちはだかり得点できません…
7回裏、平田投手は2アウト満塁の大ピンチを招くも、自分のボールを信じて投げ抜き、追加点を許しません!
8回裏には1点を許しますが最小失点で踏ん張り、9回の攻撃にかけます。
9回表、先頭の代打府川捕手がデッドボールを受け(大事に至らなかったことをこの場を借りてご報告させていただきます。)、その後2アウト2塁のチャンスとなります!1番の酒井外野手がライト前タイムリーを放ち意地の1点を取り返します。
しかし、法政投手陣の壁は高くそのまま2−6で敗戦いたしました。
今までになく勝ち点獲得のビジョンが見えていただけに、とても悔しい結果となりました。しかし、春季リーグ戦以降チーム全体で取り組んでいることの成果や勝ち点獲得への確かな手応えを感じることができ、チームは前を向いています!今度こそ勝ち点を掴み取ります💪
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最後になりますが、今カードのアナウンスが德田マネージャー(4年/学芸大附)にとってラストアナウンスでした🥹「最終カードはグラウンドレベルから応援したい!」という德田マネージャーの希望により、今週が最後になりました。(アナウンス席は見晴らしが良い高いところに設置されています。)
奥畑マネージャー(3年/智辯和歌山)と大沼マネージャー(1年/渋谷教育学園渋谷)に德田マネージャーのアナウンスについて聞いてみたところ、とても素敵なコメントをいただいたので、ご紹介させていただきます。
「菜月さんのアナウンスは、低くてかっこよくて聞き取りやすいです🎤リーグ戦のアナウンス経験も10試合以上あるので、落ち着きが段違いです。再来週のアナウンスを既に緊張してる私は、今すぐ菜月さんのハートが欲しいです🥺
菜月さんのアナウンス補佐しかしたことがないので、オペ室でのイロハは全て菜月さんに教えていただきました!逆に私も今までのアナウンス(フレッシュも含め)4回中3回は菜月さんにアナウンス補佐をしていただきました。選手交代の時の補佐がめっちゃアナウンスしやすくしてくださって大好きです💓一番の思い出は神宮初アナウンスの際、緊張のあまり力を入れ過ぎて、お借りした修正テープを壊したことです。本当に申し訳ございません。」奥畑マネージャーより
「菜月さんのアナウンスは本当に素敵で、弟子入りしたいくらい大好きです。
聞きやすいのはもちろん、落ち着いたトーンで、知的さが滲み出ていて、心に残る唯一無二の声だと思います。個人的な話にはなりますが、私は地声が低いのでアナウンスの時はそれをカバーできるよう高く高く言うようにしていましたが、落ち着いた声を活かされている菜月さんのアナウンスを聴いて、私も自分の声を大事にアナウンスをしようと思いました。
また試合前カメラで抜かれる際に掲げているフリップが、いつも野球部愛に溢れていて大好きです😍」大沼マネージャーより
アナウンスも円滑な試合運営を行う上で欠かせない業務です。それを冷静にこなす德田マネージャーの落ち着きを見習いたいと思います。本当にお疲れさまでした。
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弊部の次戦は、空き週を挟んで来週の立教大学戦となります。
いよいよteam2024の最終カードです。ここからは最後の1日、最後の試合、最後の打席、最後の1球、と何事にも「最後」がつくことになります。その「最後」を悔いなく終えられるよう、チーム一同練習に励んでまいります。team2024、最後まで突き抜けるのでご声援のほどよろしくお願いいたします!
次回は岩瀬主務(4年/開成)によるラストブログをお届けします。
最後までお読みいただきありがとうございました⚾️自分は課題に取り組もうと思います✏️笑。