東大野球部生活あるあるかるた
TOKYOROCKSをご覧の皆さま、こんにちは!
「なめこ」というあだ名がそろそろ浸透してきた新2年マネージャーの山口莉奈子です。
私は本当に早寝早起きが苦手です。長期休みに入り、大学へ行かなくて良くなると1週間のスケジュールが
日 休み
月 休み
火 部活とバイト
水 休み
木 休み
金 部活
土 部活
みたいに不規則になります。
私は休みの日は空腹が限界に達するまでベッドにいたいと思っている究極の怠惰人間なので、休日はここでは言えないほど遅く起きます。一方、部活がある日は7:03発の電車に乗るため、遅くとも6:35にはベッドを抜け出さないと間に合いません。
すると、
月曜遅起き→夜寝られない→火曜日眠い→水曜日めっちゃ遅起き→……→金曜日辛い
といった連鎖で、エンドレスで睡眠習慣が狂っていきます。
「睡眠習慣 直し方」などと検索すると、よく「休みの日も、普通の日の起床時間+2時間までには起きるべし」といった記述がありますが、休日の8:30にアラームを聞いてベッドから抜け出せる心の強さは私にはありません。
早起きできる人って心が強いです。感心してしまいます。
私も野球部の生活に順応できる朝型人間になるべく、まずは滝行で心を鍛えるところから始めようと思います。
では、本題に入ります。
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皆さん、かるたはお好きですか?
今週の企画は東大野球部生活あるあるかるたです。東大野球部生活で感じたあるあるで構成されたかるたを作り、その1枚1枚の札の内容を簡単に紹介していきます。
先週のブログもそうでしたが、今回のブログもアニメで言うところの「日常回」になります。
そう、この時期は、選手は毎日練習に励んでいますがこれといった野球部としての行事はなく、ブログのネタがないマネージャー泣かせの時期なのです。
書くことが見つからず困っていたときにこのテーマを思いつきました。
本当に「あいうえお」から「わをん」まであるあるを考えつくか不安に思いながらも、「た」行くらいまで考えたが最後、諦めがつかなくなり最後まで考える羽目になりました。
基本的に私個人のマネ部屋(マネージャー・アナリストが事務作業などをする球場内の一室)での生活のあるあるになりますが、足りない分はマネ部屋にいる先輩方、同期のアナリストや選手にネタを提供していただきました。
また、私は最近、春から始まる新歓活動の準備に取りかかっています。
もしかしたらこのブログを高校生が読んでくれているかもしれないので、そんな高校生の皆さんに東大野球部・マネ部屋でのリアルな雰囲気、先輩との距離感などを知ってもらえるように書いたつもりです。
弊部への入部に興味のある方は、まずは遠慮せず公式LINE等でご連絡くださいね!
前置きが長くなりましたが、かるたを見ていきましょう!
「あ」行
あ:近年マネージャーやアナリストの数が増え、マネ部屋にいる人の人数に対して椅子の数が足りていないときがあります。そんなときによくアナリストが床に座ってパソコンを操作する姿を見かけます。グラウンドでもよく地面に座っているという噂もあります。
※写真手前は修吾さん(片山アナリスト/新3年/筑波大駒場)、奥はワンさん(中井アナリスト/新3年/金沢大附)。
い:石田さん(石田マネージャー/新3年/札幌西)はマネ部屋のホワイトボードにその月のスケジュールを書くついでに、自身の目標などをよく書いています。毎月楽しみにしています。このあるあるはゆりにゃん(大沼マネージャー/新2年/渋谷教育学園渋谷)の発案です。彼女は他にも「え」や「こ」の札など、たくさんアイデアを出してくれました!
う:マネージャーやアナリストは野球部の裏方なので、何の仕事をしているか想像できないかもしれません。ただひとつ言えることは、写真のおのゆみ(小野マネージャー/新2年/西大和学園)の笑顔を見れば分かるように、とっても楽しいマネ部屋生活を送っています!!
え:マネ部屋のエアコンは少々効きが悪いです。フィルター掃除は定期的にしているので、単にパワーが弱いのだと思われます。今の時期、末端冷え性の私は足先を襲う冷え込みを、もこもこスリッパで耐えています。
お:選手が練習の合間に食べる補食として、アナリストは毎日おにぎりを握ります。おにぎりは1個150gになるように計量してから握るのですが、しゃもじを使って1回で150gを取ることができる猛者もいます。
[アナリストが用意したおにぎり]
「か」行
か:学生コーチは普段選手の練習を補助したり指示を出すためにグラウンドで仕事をしていますが、ときどきマネ部屋に来てOBや関係者の方から頂いたお菓子を漁っています。
写真はちょうどこの投稿を作っていたときにマネ部屋にお菓子を食べにきたたいかんさん(酒井太幹学生コーチ/新4年/筑波大駒場)。投稿作成中にあるあるが実証されるミラクルに驚き、興奮しながら写真を撮っていいか尋ねると、
「お菓子さえ用意してくれればいつでも撮っていいよ!」
と言ってくれました。優しくてお菓子大好きなたいかんさんでした。
き:球場の周りには自然がいっぱいあります。
写真は冬に撮影したものなので植物の勢いが控えめですが、夏はもっと繁茂しています。OP戦などでこの場所から写真を撮影すると綺麗な写真が撮れるのですが、虫除けスプレーが欠かせません。
く:神宮球場で見かけたことがあるかもしれませんが、弊部の所有するバンはところどころ凹んでいます。(もちろんですがちゃんと車検には通っています!!)歴代の先輩方が残してきた軌跡に感じ入らずにはいられません。
け:選手や学生コーチ、アナリストはグラウンドで携帯を使用することがあるので、砂っぽいことが多いみたいです。これは同期のひらしほ(平松アナリスト/新2年/洛南)が出してくれたあるあるです。
こ:マネージャーはそれぞれがマネ部屋にある棚のひと区画を割り当てられ使っています。写真は私の個人棚です。スティックココアやカップ麺、ブランケットに加え、ゴキブリが見えますでしょうか。おのゆみ(小野マネージャー)によれば、このゴキブリのおもちゃは、おのゆみのお姉ちゃんである小野優華マネージャー(R5卒)から角能マネージャー(R7卒)に引き継がれたものだそう。もともと角能マネージャーの個人棚だった区画を、卒部された後に私が陣取ったところ、ゴキブリも付いてきました。
「さ」行
さ:フレッシュトーナメントは春秋1回ずつリーグ戦終了後に開催され、各大学1・2年生のみが出場して戦います。入部してから2年間戦ったフレッシュの舞台を後輩に譲り渡す3年生の寂しさはひとしおです。
し:東大野球部には昔から湘南高校出身の部員が多くいます。大久保裕監督もその1人です。写真上は智咲紀さん(堂埜マネージャー/新3年/湘南)、下はよこりん(横田マネージャー/新2年/湘南)です。智咲紀さんはかつて湘南高校でも野球部マネージャーを務めており、よこりんはその1つ下の代の主将を務めた選手でした。2人は現在でもマネ部屋で昔からの師弟関係を見せつけています。
ちなみによこりんは前にカラオケで湘南乃風の曲を歌っていました。さすがです。
す:TEAM2025で主将を務める杉浦主将(新4年/捕手/湘南)も湘南高校出身です。
せ:先述の通り球場周辺は自然が多いので、夏はセミがうるさいです。Engateでギフティングをしてくださったファンの方へのお礼のメッセージ動画などを撮影するときに、部員の声がセミの音でかき消されがちです。
そ:マネ部屋には卒部された先輩マネージャーの写真がところどころに貼ってあります。写真はパソコンの画面上端に貼られた木村マネージャー(R6卒)です。
「た」行
た:男子アナリストはみんな身長が似たり寄ったりでぱっと見で見分けがつきません。写真右はうちこうさん(内田アナリスト/新4年/広島学院)、左は平井アナリスト(新2年/並木中等教育)です。特にこの2人はこの間まで髪型もほぼ同じで、裸眼では区別がつきませんでした。私は体型や髪型だけでなく顔の中身も似ていると主張しているのですが、誰も認めてくれません。
ち:打球が外に出ないようにするため、東大球場のバッターボックスの上方にはネットが貼られています。このネットに打球が当たって落ちた場合、球審の裁量でファールまたはフライアウトという判定になります(このフライアウトの場合をネットフライと呼んでいます)。チャンスでネットフライともファールとも思える打球が上がって、球審がフライ判定をすると微妙な雰囲気になります。
つ:マネ部屋の照明の紐スイッチには折り鶴が吊り下げられています。ときどき鶴の数が増えてパワーアップしています。
て:中島さん(中島アナリスト/新4年/開成)がマネ部屋に設置してくれた電子レンジのおかげで、冬もお弁当を温めて食べられ幸せいっぱいです。写真はひかりさん(奥畑主務/新4年/智辯和歌山)のお昼ご飯を撮影させてもらったものです。
と:マネ部屋の目の前には半ば物置と化している一見洞窟のような窪みがあります。マネージャーはよくこの洞窟で探し物をします。
「な」行
な:夏は暑い日差しが照りつける東大球場ですが、冷房をつけているマネ部屋は涼しいので、練習中の選手が用があって尋ねたときなどに「天国〜〜」と叫んでいます。
に:東大球場では学年ごとに部屋が割り振られ、そこで着替えなどをしますが、新入生が入部して1~4年の4学年が活動している時期には部屋が足りず、2年生は部屋なしの民となります。
ぬ:ぬしたく(塗師内野手/新2年/時習館)は入部以来増量に励んでおり、自身の体重増加の経過を部員のみが閲覧可能なSNSで共有しています。昨年5月には当時48kg代だった体重を50kgになるまで1日100g増やすとの目標を掲げ、毎日のように体重計の写真を投稿し、部員の密かな楽しみとなっていました。最近は少々投稿をサボりがちですが、努力の甲斐あって増量には成功している模様🔥
ね:「ち」の札で説明した通り、ネットに当たった打球がネットフライか、はたまたファールかは球審の判断に任されます。球審は責任重大です。
の:読んでくださっている皆さんにそろそろバレているかもしれないのですが、まだ「な」行なのに早くもネタがなくなってきて、「鶴いがち」などあるあるとすら言っていいのかわからないつまらんあるあるしか思いつかなくなってきました。そこで同期の選手に助けを求め、けいと(荒井慶斗内野手/新2年/宇都宮)が出してくれた案を採用しました。ありがとう、、、。
「は」行
は:リーグ戦時には試合前に補食としてバナナを準備します。暑い時期にバナナが腐らないように、冷房の効いたマネ部屋で保存しています。
ひ:屋外球場なので当たり前ですが、夏の暑い日差しは練習に励む選手を苦しめます。それに比べればなんてことないですが、マネージャーがカメラを撮る場所やアナウンスする場所にも強い日差しが差し込みます。日焼け止めと帽子がないと生きていけません。
ふ:東大球場のフェンスの高さが分かりそうな写真を探してみたつもりなのですがどうでしょうか。写真は堀端外野手(新2年/向陽)、身長179cmです。
へ:東大球場の目の前にある門は基本的に平日しか開いていません。球場と寮の行き来に便利な門です。
ほ:先日OBの方にポインセチアをいただき、マネ部屋に飾っています。年末年始オフで一時元気をなくしてしまいましたが、マネ部屋に行くたびに水やりをしていたら最近は元気になりました。
「ま」行
ま:東大ではMacBookを持っている学生の割合が多いです。最近マネ部屋には多くのマネージャー・アナリストがいるので、机がMacBookで飽和してしまいます。
み:冬に球場の水道で手を洗うと激痛が走ります。それくらい冷たいです。しかし、お湯が出るまでに時間を要するので、せっかちな私は痛みとの格闘を選びます。
む:東大野球部の選手のお父様、お母様は本当に息子思いで応援熱心な方が多い印象です。部に対してもEngateでのギフティングやグッズの寄付返礼などを通してたくさんご寄付・ご支援をいただいています。いつもありがとうございます。
め:これもけいと(荒井慶斗内野手)が出してくれたあるあるです。部員は個人差はあれどそれなりの勉強をして東大に入ってきたので、その分視力は悪い人が多いです。
も:「も」のネタが本当に思いつかず、「も」から始まる持永投手(新3年/駒場東邦)のあるあるはないかひかりさん(奥畑主務)にお聞きして書かせていただきました。
余談①:「も」は山本明良外野手(新2年/私立武蔵)が出してくれた案「もも裏肉離れしがち」とどちらを採用するか迷いました。確かに一時期もも裏の肉離れが相次いだときがありましたが、肉離れがあるあるになってほしくない!怪我をしないで練習も試合も頑張ってほしい!という思いで却下しました。
余談②:荒井慶斗内野手、山本明良外野手のふたりは内輪ネタに走りすぎず、過激すぎない、ブログに書くのにいい塩梅のあるあるネタを提供してくれて大変助かりました。なお、ネタ出しに関して、その他数名は私のブラックリストに入りました。
「や」行
や:東大野球部には、「東大野球部」に入りたくて東大に入ったという部員がたくさんいます。そうした野球へのこだわりは選手に限った話ではありません。例えばひかりさん(奥畑主務)は野球が強いからという理由で中学・高校(智辯和歌山)への進学を決め、東大へ受かった当日に東大野球部に電話をかけ入部を決めるなど、野球への情熱が凄まじいです。そんなひかりさんがこの前、自分にとって野球は人生の指針だとお話ししていたのがかっこよかったのであるあるに使わせていただきました。
ゆ:ユニフォームは部が所有しており、選手に貸す形を取っているのですが、リーグ戦やOP戦が終わってもなかなか返してくれない選手がいます。写真はちょうどこの投稿を作成しているときに、溜め込んでいた5枚ものユニフォームを抱えて返却しにやってきた竹山外野手(新3年/修道)です。「か」の札に続き、またもや投稿作成中にあるあるを実証してしまいました。
よ:マネ部屋と4年生選手が使用する4年部屋とは壁1枚を隔てて隣接しており、4年部屋で騒いでいる大きな声は結構筒抜けです。
「ら」行
ら:東大野球部ではアナリストが主導して、ラプソードという機器を用いてピッチング・バッティングのデータを測定し、分析を行なっています。あるあるを考えるのが難しい「ら」行ですが、ラプソードがあって良かった〜〜!
り:選手の多くが東大野球部のロゴが入った黒いリュックをキャンパス内でも持ち歩いているのでよく目立っています。今はもう春休みに入ってしまい、リュックを持った選手をキャンパスで捕まえて撮影したりできないので、昨年の春に撮られたキャンパスでのお昼寝写真を拝借しました。リュックがなくても目立っていますね。
る:OBの方やファンの方などから寄付していただいた野球道具などは、ルーレットアプリを使った抽選で欲しい選手に分配し、個々の選手の活動に活かされています。
れ:マネ部屋にある冷蔵庫には、選手が脱水症状を起こさないための経口補水液から、OP戦の相手チームの方からいただくゼリーなどのお菓子、マネージャーが個人的に入れた食べ物まで色々なものが入っています。年末に大掃除をしていたら、冷蔵庫から角能マネージャー(R7卒)が入れっぱなしにしていたと思われるたくあんが発掘され、カピカピだったので迷いなく捨てました。
ろ:選手は球場の廊下も使ってトレーニングをしており、球場に一歩入ればその努力の様子を観察できます。
さて、ついに終盤、残り3札です!
「わ」行
わ:東大野球部は100人を超える大所帯なので、毎日球場で忘れ物が出て、全体にその写真が共有されます。忘れ物がない日は心の中で「おおっ」と思っています。
を:東大球場でのトレーニング中にはBGMとして音楽を流していて、選手たちは時々歌いながらノリノリでトレーニングに取り組んでいます。また、TEAM2025になってからはアップ中にも音楽を流すようになりました♩
そして、最後の1枚!
ん:やり切りました。途中本当にくだらない、明らかにネタ切れを思わせるあるあるもあったと思います。ここまで読んでくださった方の東大野球部愛は計り知れません。ありがとうございました!!
東大野球部生活あるあるかるた、いつかグッズ化したいな〜〜。
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次回ブログはバレンタインについて♡
番匠マネージャー(新4年/富山中部)が担当いたします。お楽しみに。