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主将 藤田 峻也
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2024秋・対慶應義塾大学戦

TOKYOROCKSをご覧の皆様、こんにちは!

1年マネージャーの山口です。

最近はも深まり、暑い日も少なくなってまいりました。になると日が短くなったり、プロ野球のレギュラーシーズンが終わってしまったりと、憂鬱な気分になりがちです。

そしてその憂鬱さに輪をかけるのがキャンパスに立ち込めるギンナンの悪臭です!

東京大学はロゴマークにもイチョウの葉が使われているくらいですし、キャンパスに銀杏並木があるのは仕方がないのですが……。

紅葉が綺麗なのでギリギリ許しています。清掃してくださる方には本当に頭が下がります。

 

しかし、秋季リーグ戦対慶應義塾大学戦での勝利がその憂鬱さを吹き飛ばしてくれました!

じっくりプレイバックしていきましょう!

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【10/5(土) vs慶應義塾大学1回戦●3-5】

試合は午前中から冷たいが絶え間なく降り続く中で行われました。そんな過酷な状況の中でも応援部の皆さんをはじめとして、客席からはいつもと変わらぬ声援を送っていただきました。
応援ありがとうございます!

 

1回表、1番の酒井捷外野手(3年/仙台二)が一二塁間をきれいに破るヒットを放ち、いきなりの先頭打者出塁となります!

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(ヒットを放ち出塁した酒井外野手)

 

チャンスを広げたい場面、続く2番打者の山口真之介副将(4年/小山台)が相手先発・渡辺和大投手(慶應義塾大学/2年)の球をセンターへ弾き返し、ノーアウトランナー一二塁となります!

R61005vsK①canon (59)

(チャンスを拡大させた山口真之介副将)

 

チャンスで迎えた打者は中山外野手(3年/宇都宮)パワーが魅力の打者です。

5球目の球を完璧に捉え、ライトスタンドに放り込みました!!

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(初回3ランホームランを放ち東大スタンドにガッツポーズを見せる中山外野手)

 

1回裏、初回に3点の援護点をもらい、マウンドに上がったのは先発・渡辺投手(3年/海城)

前回対明治大学戦で先発した際には8回無失点の好投を見せており、今回も期待がかかります。

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(アンダースローのピッチングフォームが映える渡辺投手)

 

吉野内野手(慶應義塾大学/2年)にソロホームランを浴びますが、後続はピシャリと抑え、1失点に抑えます。

降り続くでマウンドの状態も悪い中、続く2回も安定したピッチングで得点を許しません。

R61005vsK①canon (100)

(笑顔でベンチに戻る渡辺投手(右)。左に映るのは小村内野手(2年/私立武蔵))

 

しかし3回裏、慶應打線に打者一巡の猛攻に遭い逆転を許します。渡辺投手は3回4失点でマウンドを降りました。

反撃をしたい4回表、1アウトランナーなしで迎えた大原外野手(3年/県立浦和)の打席、鋭い打球はライトに抜け、出塁します。

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(4回にライト前ヒットを放った大原内野手)

 

しかし、続く打者はランナーを前に進めることが出来ず、得点には至りません。

 

4回裏、マウンドに上がったのはエースの平田投手(4年/都立西)

6回まで相手打者に得点圏を踏ませない危なげのない投球を見せます!

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(途中からマウンドに上がった平田投手)

平田投手は7回に横地外野手(慶應義塾大学/2年)にタイムリー3ベースヒットを浴びますが、続くバッターは打ち取り、最小失点に抑えました。

 

8回には佐伯投手(2年/渋谷幕張)がマウンドに上がります。

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(今季2度目のリリーフ登板となった佐伯投手)

 

先頭打者に四球を与えますが、無失点に切り抜けます。

 

後がない9回表の東京大学の攻撃、第一打席でホームランを放っている3番中山外野手から始まる好打順でしたが、三者凡退に終わり、試合終了となりました。

 

35で敗戦しましたが、リリーフの好投やホームランなど、ところどころ勝利への希望が見える試合でした!雨が降る中、選手たちは懸命に戦い抜きました。

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【10/6(日) vs慶應義塾大学2回戦○4-1】

いよいよ2回戦です。もう一度試合をまるまる思い出したい方のため、この試合は全イニングを振り返ってまいります!

 

1回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

今日も好打者が並ぶ慶應打線に受けて立つのは先発・鈴木太陽投手(4年/国立)

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(先発としてマウンドに上がった鈴木太陽投手)

 

左打者が続く慶應の1,2,3番を軽く打ち取ります。幸先の良い三者凡退でのスタートとなります。

 

1回裏〈東京大学の攻撃〉

相手先発は広池投手(2年/慶應義塾大学)。

酒井捷外野手は初球を打ってファーストゴロ、続く山口真之介副将も空振り三振に倒れます。

ここで迎えたのは前日にホームランを放っている好調の中山外野手。初球を捉え、打ち返した打球はセンターに抜けます。

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(初回センター前ヒットを放った中山外野手)

 

しかし内田開智内野手(4年/開成)が空振り三振に倒れ残塁となります。

 

2回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

2回の慶應打線は4番清原内野手(慶應義塾大学/4年)から始まる打順。

好調の鈴木太陽投手、自信のある投球で清原内野手から空振り三振を奪います!

5,6番の打者も難なく打ち取り、攻撃に繋げます。

 

2回裏〈東京大学の攻撃〉

先頭打者の大原外野手がサードゴロで1アウト。

続く杉浦捕手(3年/湘南)が打った打球は高く跳ね、セカンドへの内野安打となります!

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(一塁ベースへ走り抜き内野安打となった杉浦捕手)

 

7番門田内野手(2年/松山東)の打席、2球目に1塁ランナー杉浦捕手がスタートを切りますが盗塁失敗。

門田内野手も三振に倒れ、チャンス創出とはなりません。

序盤は1回2回と続けてランナーを出すも、前に進められない歯がゆい攻撃となりました。

 

3回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

さらに鈴木太陽投手が会心のピッチングを披露します!

1,2回に続いて3回も三者凡退に抑え、慶應打線の一巡目に出塁を許しませんでした!

 

3回裏〈東京大学の攻撃〉

この回の攻撃は8番鈴木太陽投手から始まる下位打線。相手先発・広池投手に対し、なかなか攻略の糸口を見出せないまま三者凡退で3回を終えます。

 

4回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

慶應打線は二巡目に入りますが、鈴木太陽投手の勢いは止まりません。相手は1番から始まる好打順にもかかわらず、テンポ良く三者凡退に抑えます!

 

4回裏〈東京大学の攻撃〉

この回の先頭打者は2番山口真之介副将。デッドボールで出塁します。

3番中山外野手の高く上がった打球は、打球を追うセカンドとライトの間にポトリと落ちます。この試合で初めてランナーを得点圏に進めます。

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(ヒットで好機に導いた中山外野手)

 

次の打者は内田開智内野手、ここでまさかのバントのサインが出ます。

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(バント構えの内田開智内野手)

 

絶妙なバントでランナーを進めることに成功し、内田開智内野手はベンチに向けガッツポーズを見せました。

 

1アウトランナー二三塁のチャンスで迎えたバッターは5番大原外野手。

打った打球は惜しくもショート正面!ショートゴロに終わりますが、その間1点が入ります!

 

次のバッターは6番杉浦捕手。

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(先制タイムリーヒットを放った杉浦捕手)

 

三遊間を抜けるヒットを放ちランナーを1人返します!

この回更なる得点とはならず、5回に入ります。

 

5回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

攻撃の良い流れを活かしたい鈴木太陽投手。

まずは、先頭打者の清原内野手から2打席連続となる三振を奪います!

続く打者2人も打ち取り、なんと5回までパーフェクト投球!!

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(相手打線を完全に封じ込める鈴木太陽投手)

 

5回裏〈東京大学の攻撃〉

8番9番が打ち取られ、2アウトとなります。

ここで打順は1番に返り、迎えた酒井捷外野手の打席。ライト前に打球を飛ばし、出塁します!

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(ライト前ヒットで出塁した酒井捷外野手)

 

続く山口真之介副将の打席の2球目、1塁ランナーの酒井捷外野手がスタートを切ります。

すると相手ピッチャーのワイルドピッチ、キャッチャーの送球エラーも重なり、なんと一気に本塁まで帰還しました!!

前回慶應義塾大学に勝利した2022秋季リーグ戦の試合での阿久津外野手(R4卒)の走塁を想起した方も多いはずです。

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(本塁ベースに滑り込む酒井捷外野手)

 

山口真之介副将もセンターに抜けるかといった当たりを放ち、内野安打となりますが、この回はこれ以上の得点とはなりませんでした。

 

6回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

ここまでパーフェクトピッチングの鈴木太陽投手。

先頭打者を抑えた後、代打の丸田外野手(1年/慶應義塾大学)に対して四球を与えこの試合初の出塁を許してしまいます。

しかし、後続はすんなりと打ち取り、6回までノーヒットを継続します!

 

6回裏〈東京大学の攻撃〉

先頭打者は倒れ、1アウトで迎えた大原外野手が粘って四球で出塁します。

続く杉浦捕手が三振し、2アウト一塁の場面、門田内野手が綺麗に三遊間を破り、自身リーグ戦初となるヒットでランナーを進めます!

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(嬉しい初ヒットを放った門田内野手)

 

ランナーは2人出ましたが、得点とはなりませんでした。

 

7回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

鈴木太陽投手は、1アウトで迎えた水鳥内野手(4年/慶應義塾大学)にこの試合初のヒットを浴びてしまいました。

さらに続く清原内野手にも粘られた挙句ヒットを打たれ1アウト一三塁となり、この試合で一番のピンチを迎えます。

対するバッターは5番の横地外野手。

浅いレフトフライでしたが3塁ランナーはスタートを切り、1点を失います。

しかし続く打者はしっかり打ち取り、最小失点でこの回を終えます。

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(7回のピンチを脱し両手を突き上げる鈴木太陽投手)

 

7回裏〈東京大学の攻撃〉

1アウトで1番酒井捷外野手に打席が回ります。捉えた当たりはライトの横を抜け、2ベースヒットとなります。

 

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(チャンスに繋がる2ベースヒットを放った酒井捷外野手)

 

山口真之介副将もヒットで続きます!

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(この試合2本目のヒットでチャンスをつくる山口真之介副将)

 

三塁にランナーを置いて迎えた打席、好調の中山外野手がここはしっかり犠牲フライでダメ押しの1点を奪い取ります!!

 

ここまで4-1のスコア、守備を固めて8回に入ります。

 

8回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

鈴木太陽投手がマウンドに上がり続けます。

代打攻勢で挑む慶應打線に対して、1つの四球を与えますが、安定感のあるピッチングで抑えます。

 

8回裏〈東京大学の攻撃〉

5番から始まる打順、ここは前田投手(3年/慶應義塾大学)に三者凡退に打ち取られます。

3点リードでいよいよ最終回に突入します。

 

9回表〈慶應義塾大学の攻撃〉

マウンドに上がったのはもちろん鈴木太陽投手。ここまで123球を投げています。

2,3番を簡単に打ち取り、27個目のアウトまで残り1つとなります。

ここで清原内野手にヒットを浴び、5番横地外野手の打席。

皆、緊張しながら見守ります。

 

 

 

 

 

上がった打球は平凡なライトフライ。ライトの橋元外野手(4年/修猷館)がしっかりと捕球し、待ち望んだ今シーズンの初勝利を掴みました!!

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(勝利し、喜びを噛み締め合う選手たち)

 

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(スタンドから全力で応援する部員たち)

 

最終スコアは41。鈴木太陽投手の素晴らしいピッチングに打線も応えて掴み取った勝利でした。

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【10/7(月) vs慶應義塾大学3回戦●0-3】

前日の試合に勝利して迎えた第3戦、平日ながらいつも以上のファンの方、学生さん、OBの皆さんに足を運んでいただきました。

目指すは勝ち点獲得。なんとしても勝ちたい試合です。

 

1回表、2番の山口真之介副将が打ち返した打球はぐんぐん伸びてセンターの頭を越える3ベースヒットとなり、いきなりチャンスをつくります!

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真之介さん変なポーズ

(初回先制のチャンスをつくり、喜びを表現する山口真之介副将)

 

続くバッターは好調を維持しており期待がかかる3番中山外野手でした。

しかし、サード正面へのゴロとなり、サードランナー本塁タッチアウトのため得点とはなりませんでした。

 

1回裏、先発マウンドに上がったのは1日ぶりの先発となる渡辺投手です。

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(先発を務める渡辺投手)

 

2番打者に死球を与えますが、続くバッターからきっちりアウトを取り、この回は無失点に抑えます!

 

2,3回は両先発投手が好投を見せ、試合は動きません。

 

試合が動き出したのは4回裏です。

甘く入ったカーブを清原内野手に捉えられ、レフトへのソロホームランを被弾します。

さらにランナーをサードまで出しながらも打者を抑えきり、なんとか1失点でこの回を終えます。

 

しかし続く5回にも慶應打線に連打を浴びて1失点し、5回までの時点で2-0となります。

 

打撃の方では相手先発の渡辺和大投手を捉えきれず、なかなか連打が生まれません。

6回表、山口真之介副将がこの試合2本目となるヒットを放ちますが、やはり得点に繋がりません

 

6回裏、慶應義塾大学の連打で2アウト一三塁のピンチとなり、渡辺投手はここでマウンドを降ります。

続いてマウンドに上がるのは平田投手。

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(ピンチで救援登板となった平田投手)

 

この試合に勝つためにはこれ以上の失点は避けたいところです。

迎えるバッター、渡辺和大投手の一二塁間を抜けるかという当たりにセカンドを守る山口真之介副将がなんとか追いつきますが、惜しくも内野安打。追加点を献上してしまいます。

 

打線の方は自身でタイムリーヒットも放って勢いづいた渡辺和大投手を前に手も足も出ません。

8回表は代打攻勢で挑みますが、三者三振に切って取られます。

 

8回裏、マウンドは前日の試合で134球を投げ完投勝利している鈴木太陽投手に託されます。

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(2連投となった鈴木太陽投手)

 

途中ランナーは出しますが、最後は空振り三振を取り、無失点に抑えます!

 

ついに最終回逆転を狙う東京大学の攻撃。

先頭打者、1番酒井捷外野手が三振に倒れますが、この試合マルチヒットを放っている2番山口真之介副将がフォアボールを選びます!

3番中山外野手の内野ゴロでランナーが入れ替わり、2アウトとなります。

残り1アウトで敗戦が決まる絶体絶命の場面、4番内田開智内野手が土壇場でレフト前に打球を飛ばします。

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(勝利への望みを繋いだ内田開智内野手)

 

ホームランが出れば同点の場面、5番大原外野手が打席に入ります。

息を飲んで見守るスタンド

 

 

結果は悔しい空振り三振でした。

 

3回戦は03で敗戦となり、勝ち点奪取は叶いませんでした。

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【おまけ】

試合に勝った日の寮の食堂の様子です。

寮の食堂の様子

綺麗なV!美味しそう!

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対慶應義塾大学戦で勝利を掴み取り、いつも東大野球部を暖かく見守ってくださっているたくさんの方にお祝いの言葉をいただきました。

部員それぞれが改めて周りの方々への感謝の気持ちを思い出すきっかけとなったに違いありません。

応援してくれている方々のために、残り2カードも全力で戦いぬき、なんとしても勝ち点をあげ、1つでも高い順位を目指します。

 

今週末 10/12(土)・10/13(日)は対法政大学戦です。

引き続き温かいご声援のほど、よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

山口莉奈子(1年/マネージャー/桜蔭)