Monthly Letter 6月号
Monthly Letter 6月号
皆さま、こんにちは。
梅雨の訪れを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
弊部は先月、春季リーグ戦の全日程を終えました。最終的に勝ち点を挙げることはできませんでしたが、あと一歩まで迫る接戦も多く、チームとしての成長を実感するシーズンとなりました。
春の悔しさを糧に、秋に向けてさらにレベルアップできるよう、日々の練習に全力で取り組んでまいります。
今後とも変わらぬご声援のほど、よろしくお願いいたします。

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今月の予定を公開いたします!

『今回の特集』
「僕のふるさと」
〜僕だけの最強地元自慢〜
林 拓海(4年/学生コーチ/西大和学園)
【帰省のたび遠のく縁日の記憶】
大阪市生野区の下町で育った。金曜の夕暮れ、商店街には射的や金魚すくいの屋台が肩を寄せ合い、母に「三回までやで」と釘を刺されながら小銭を握り締めた。甘じょっぱいフライ饅頭の湯気が裸電球のオレンジに揺れ、蝉時雨まで甘く思えた――あの頃。
今となっては、路地にはベトナム語やミャンマー語が交差し、香菜と唐辛子の風が吹く。異国の賑わいも嫌いじゃない。それでも閉じたシャッターと消えた饅頭屋を前に立つと、胸の奥で縁日の太鼓が遠く鳴り、あの匂いと笑い声はどこへ行ったのかと切なさが沁みる。変わっていく景色を愛おしく思えるうちは、ここが私の故郷だ。

藤原 快(3年/外野手/県立福島)
【私と福島市】
新幹線で郡山駅を出発し10分もせずに少し長いトンネルを抜けると、左側に雪を被った吾妻山が見える。新幹線は進み、視線を右に移すと何度も通った伏拝の丘陵や南福島の街並み、その手前には工場見学に行ったヤクルト工場、奥には毎年春に綺麗な桜を咲かせる花見山や弁天山が見えてくる。そして徐々に福島市の市街地が近づいてきて視線を再び左に移すと、中学の3年間を過ごした母校やそのすぐ近くのラウンドワンが目に入る。新幹線は速度を落とし、建物に年季を感じるイトーヨーカドーと中合に挟まれた駅のホームに停車する。産まれたときから繰り返し見てきた風景たち。正直福島市がどんなすごいところなのかを聞かれても「桃が美味しい」「自然が豊か」などとしか答えられないが、目に映る一つ一つの風景に思い出がついてくる、そんな福島市が私は好きである。

大山 寛人(2年/捕手/ラ・サール)
【我が誇らしき地元、北九州】
私の地元は福岡県北九州市だ。門司港レトロには明治・大正時代の建物が残り、歴史を感じることができる。また小倉には江戸時代に建てられた小倉城があり、北九州市のシンボルとも言える存在となっている。小倉南区にある平尾台は日本有数のカルスト台地として知られる自然豊かな場所である。私も幼稚園生の時、何度も登ったことがある思い出の場所だ。他にも八幡東区の皿倉山からの眺望は新日本三大夜景に選ばれるほど美しいものである。イベントとしても、戸畑区の戸畑祇園大山笠行事が有名で、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。こうした名所やイベントだけでなく、人の温かさも北九州の大きな特徴だと思う。私は高校から地元を離れたが、帰省し、近所の方々とすれ違うたびにいつも温かい声をかけてくれる。そういった声はいつも自分に頑張ろうと思わせてくれる。このように場所も人も素晴らしい北九州が私は大好きだ。

宮澤 夏(1年/投手/浜松北)
【僕のふるさと、浜松】
僕の地元・静岡県浜松市は、自然や歴史、文化、産業が詰まった街だ。徳川家康が若い頃に過ごした「出世城」浜松城、浜名湖の雄大な景色など、見どころは多い。5月の浜松まつりでは大凧揚げや御殿屋台の引き回しが行われ、街は祭り一色になる。うなぎや餃子など、ご当地グルメも豊富で、ヤマハやスズキ、ホンダなどが支える音楽・自動車産業も強みだ。2020年には日本最高気温41.1度を記録し、自然、歴史、文化、産業の全てがアツい、自慢の故郷である。

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『編集後記』
今回の特集はいかがでしたでしょうか。次回の特集は「七夕の願いごと」です。お楽しみに。
今後とも東大野球部をよろしくお願いいたします。
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