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主将 藤田 峻也
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【受験生応援企画 夏編】Vol.4

TOKYO ROCKSをご覧の皆さま、こんにちは!

今回は「夏の学習法〜部活との両立〜」と題し、高校時代、部活と勉強をどのように両立させていたのかについて以下のメンバーに聞きました!

岡  俊希 外野手 (文科Ⅰ類→法学部4年/小倉)
梅林 浩大 内野手 (理科Ⅰ類1年/静岡)

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[(左から)岡副将、梅林外野手]

――東大野球部を目指したきっかけは何ですか?

岡「高3の夏までに、漠然と東大に行けたらいいなと思っていました。その中で、夏の甲子園に繋がる県大会で準決勝まで行って強豪校に負けたときに、彼らのような野球エリートにリベンジしたいという思いが芽生えました。そのような機会を得つつ学業もぬかりなく行える場所は私にとっては東大しかなかったため、以降東大野球部を明確に志望するようになりました。」

梅林「高校時代の野球部の監督から勧められたことがきっかけです。」

――普段から、部活と学校の勉強との両立をどのように図っていましたか?

岡「部活が忙しく帰宅も遅かったので、正直大した勉強はできていないというのが実情です。その中でも勉強で欠かさず行っていたことは、英単語の暗記と日々の課題をこなすことのみで、基本的には授業でやることを授業中に理解するようにしていました。試験期間は基本的に1週間の休みが設けられていたので、授業中だけでは理解できなかったところを短期集中で補う形で勉強を進めて、なるべく既習の範囲に関しては後れを取らないようにはしていました。」

梅林「部活中心にはなってしまっていましたが、部活から帰ってきたらその日の授業課題などに1〜2時間取り組むようにしていました。」

――受験勉強を意識しだした時期、また本格的に受験勉強を始めた時期はいつでしたか?

岡「受験勉強を意識しだした時期、本格的に受験勉強を始めた時期はともに、高3の夏の大会が終わってからです。それまでは部活優先で悔いの残らないように野球に取り組んでいました。」

梅林「高2の1月、センター試験まで残り1年を切った時でした。」

――高3春の、部活と受験勉強のバランスを教えてください。

岡「勉強を受験に向けたものと意識する段階にはなく、部活優先の毎日を過ごしていました。その中でも、上記で述べたような日々の勉強は欠かさず行っていたことと、定期考査ではできる限り高得点をとれるように、高順位をとれるように野球で培った集中力を活かしてできるだけの努力をするようにしていたことは、今振り返ってみると受験勉強の土台となっていたのかなと思います。」

梅林「ほとんどの時間を部活に費やしていました。限られた勉強の中で、授業内での理解を深めようと先生の話をよく聞くようにしたり、賢い友達に質問したりしていました。」

――高3夏の、部活と受験勉強のバランスを教えてください。

岡「春と変わりません。」

梅林「部活もラストスパートだったので、気持ちは常に部活でした。ただ、毎日帰宅後の1〜2時間の勉強はするようにしていました。単語など短時間でできる勉強は引退前からやっておくべきだと思います。」

――部活引退後はどのように気持ちを切り替えましたか?

岡「県大会で負けて引退した翌日から、東大野球部主催の勉強合宿に参加したのですが、翌日から気持ちを切り替えられるはずもなく、最初は勉強に身が入らない状態で高校野球のテレビ中継をぼんやりと眺めたりしていました。しかしながら、勉強合宿ということで周りには東大野球部を目指す仲間でありライバルが常にいる状況であったため、自然と東大で野球をするためには勉強しなくちゃいけないなという気持ちになっていった気がします。また、甲子園に行くという目標・モチベーションがあったからこそ野球に全力投球したように、『東大野球部に入っていわゆる野球エリートに勝ちたい』であったり『東大野球部に入れば母校初である』などの自分なりのモチベーションを見つけられれば、勉強にも真摯に取り組めるようになると思います。」

梅林「スタートが肝心だと思っていたので、夏の大会で負けた夜、部員との打ち上げが終わった後から勉強をはじめ勉強モードに切り替えました。負けてしまった分勉強で頑張ろうと思っていました。」

――部活を最後までやり切って良かったと思ったのはどんな時でしたか?

岡「最後まで部活をやり切って思うことは、悔いが残らない高校野球人生を送れてよかったなということです。当時は甲子園に行くことが最大の目標だったので、途中で部活をやめることや中途半端に部活に取り組むことは選択肢にすらありませんでしたが、それは間違っていなかったと思いますし、本気で何かに打ち込むという経験は必ずどこかで活きてくると思います。それは受験勉強の時もそうですし、六大学野球で戦う時にもそうだと感じています。」

梅林「高3秋、成績が伸びず悩んでいた時です。野球部の同期が強豪大学に合格していき、彼らと大学で試合をするために頑張ろうと思えました。」

――最後に受験生への応援メッセージをお願いします。

岡「個人的には、最後まで部活をやり切ってから受験勉強に取り組むのでも遅くはないと思いますし、いくらでも巻き返せる底力がそんな人には秘められている気がします。そして引退前の限りある時間をいかに有効活用できるかと、引退後の切り替えの早さが、部活をやり通した上で現役で東大に合格する秘訣かなと思います(なお私は現役ではありませんが…)(1浪も悪くはないですよ)。このようなご時世で大変なこともたくさんあるかとは思いますが、自分の中の信念を大切にして最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています。」

梅林「『勝負は準備で8割決まる』これは高校時代の野球部の監督がよく口にしていた言葉です。最後に最高の結果を出せるかどうかは、どれだけ準備(勉強)してきたかによって決まります!強い意志を持ってがんばってください!」

 

今回のインタビューはいかがでしたか?
次回は7月30日に「夏の学習法~地方出身~」というテーマで、地方出身の以下の部員に夏の学習法を聞いていきます。

島袋 祐奨 内野手 (文科Ⅱ類2年/那覇国際)
鈴木 健  投手  (理科Ⅱ類1年/仙台一)

お楽しみに!