【Weekly MGR】vol.108
皆さんこんにちは!3年マネージャーの北嶋晴輝(スポ・早稲田佐賀)です。
関東甲信・東海は梅雨明けが発表され、夏本番が近づいてきました。連日の猛暑にも負けず、選手たちは日本一になることだけを目標に日々練習に励んでおります。
最近は、2年マネージャー千葉海翔(教育・盛岡一)が1年生紹介をしてくれています!以下よりご覧ください。
http://tokyo6s.com/blog/waseda/category/%E9%83%A8%E5%93%A1%E7%B4%B9%E4%BB%8B/
さて、弊部は先週の7/12(金)―7/14(日)の期間で部員4名が台湾へ渡航し、現地で3回の野球教室に参加しました!本日はその様子をお届けしようと思います。私が現地で撮影した写真もたくさん投稿しましたので、併せてご覧ください!
訪台メンバー
・黃鼎仁(4年・投・国教・ 新竹)
・文珠玄基(4年・外・スポ・桐蔭学園)
・尾瀬雄大(3年・外・スポ・帝京)
・北嶋晴輝
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7/12(金)
この日は、羽田空港を7時55分に出発する飛行機に乗り、台北松山空港に到着しました。朝は4時に起きたため、部員も少し疲れておりましたが、台湾に降り立った瞬間、強い日差しと蒸し暑い気候に驚き一瞬で目が覚めました(笑)
その後、彰化縣立永靖國民中学校に移動し、第一回目の野球教室に参加しました。対象は、彰化縣立永靖國民中学校野球部の皆さん約30名に参加していただきした。
始めに打撃練習を行いました。最初に生徒たちがバッティングを披露してくれました。部員は、じっくりと観察し修正すべき点などを見つけます。その後、実際に指導しました。打撃練習は、主に今春のリーグ戦で首位打者(台湾での名称:打撃王)のタイトルを獲得した尾瀬が担当しました!
尾瀬は生徒達に下半身の使い方を熱心に教えており、生徒たちも目を輝かせながら聞いている姿が印象的でした。また、自分が指導したことを生徒たちが体現したときは、尾瀬は自分のことのように嬉しがっており笑顔でハイタッチをしておりました。
その後、投球練習を行いました。投球練習は黃が担当しました!黃は台湾の新竹出身ということもあり、今回の台湾での野球教室をとても楽しみにしておりました。久しぶりに母国語を使用して嬉しかったのか、黃は終始笑顔で野球を教えているのが印象的でした。途中から小宮山監督も参加し、黃が通訳をしながら技術指導を行っておりました。
最後は全体で集合し、小宮山監督からの激励の言葉で野球教室は幕を閉じました。
以下、投球指導を熱心に行っていた黃の感想を紹介します!
中学生は元気よく早稲田大学の部員に野球の技術や早稲田大学野球部の練習内容などを質問してくれました。また、ピッチャーのコントロールは非常に良く、とても驚きました。選手たちは少しアドバイスで上達し、吸収力の高さに感心しました。
野球教室が終わると、中学生の選手たちは元気よく大声で「ありがとうございました」と日本語で感謝の言葉を伝えてくれ、感動しました。私にとって、これは素晴らしい思い出となりました。
7/13(土)
二日目の今日は2つの野球教室に参加いたしました。
午前中は、彰化縣永靖鄉簡易野球場に移動し、その地域で活動する2つの少年野球チームにお越しいただきました。本日は小学校低学年から高学年まで約50名が参加し大いに盛り上がりました。気温はなんと38度!じっとしていても滝のように汗が流れる暑さでした。
今回の野球教室は、内野手、外野手、投手に分かれて行いました。
内野手は打撃練習を行いました。昨日に引き続き尾瀬が担当しました!2回目の野球教室だからか、尾瀬は慣れた手つきで進行しており、ジェスチャーを交えながら熱心に教えているところが印象的でした。
一方、マウンドに目をやると黃が熱心に教えておりました。黃はとても人気者で、黃が動くと一緒に大勢の小学生も移動し、なんだか心が安らぐ光景でした。
外野では文珠がフライの捕り方を教えておりました。外野には、黃も通訳さんも不在でしたので、全く言語が通じません。それでも、文珠はリーグ戦中に一塁ランナーコーチで鍛えたジェスチャー活かして、小学生の心を掴んでいたのでとても驚きました。
最後は、小学生の皆さんからのリクエストで走塁練習をしました。
2塁から速くホームまで走る方法を文珠が伝授しました。少し難しいスキルも伝えましたが、小学生は自分なりに考えて実践し、だんだんと上手くなっていたので非常に嬉しかったです!
以下、野球教室を終えた文珠の感想になります。
教室では、基本的なキャッチボール、バッティング、走塁について、ジェスチャーや簡単な中国語を交えながら指導を行いました。言葉の壁は想像以上に高く、意思疎通に苦労する場面も多かったです。特に、人数の関係で通訳が足らず、ジェスチャーのみで指導せざるを得ない状況もありました。しかし、そんな状況でも、台湾の小学生たちは驚くほど前向きにコミュニケーションを取ろうとしてくれたことが印象的でした。私の拙いジェスチャーを一生懸命理解しようと努力し、分からないことがあれば積極的に質問をしてくれました。前向きに学ぼうとする姿勢に非常に感心しました。この姿勢は、私も見習いたいと思います。
今回の経験は、私にとってかけがえのない財産となりました。貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。
午後は、國立中興大學附屬臺中高級農業學校に移動し、最後の野球教室に参加しました。
グラウンドでは、文珠と尾瀬が外野手の捕球から送球までスムーズに行うためのコツを伝授しておりました。初めは手ごろで基本を練習した後に、ノックを行いました。高校生は、徐々に上達していき、最終的にはスムーズにプレーできておりました。ノック後は、バッティング練習を行い、汗を流しました。
マウンドに目をやると、黃が投手を教えておりました。3回目の野球教室ということもあり、黃の指導にはどこからか自信が感じられ、野球教室を通して黃自身も成長しているなと感じました。
最後は全体写真を撮影し、野球教室を終えました。
以下、尾瀬の感想です。
今回の野球教室では、自分は外野手の守備練習とバッティングの指導をしました。高校生ということでレベルも高く、教え甲斐がありました。台湾の子どもたちは飲み込みが早く、特に、バッティングでは子どもたちが成長していくのが見て取れ、とても楽しかったです。言葉が通じない中、ジェスチャーを交え、上手く伝えることができたと思います。何より、台湾の子どもたちが自分のバッティングに興味を示してくれて、上手くなろうとする意欲があったため、非常に濃い時間を過ごすことができました。言葉は違っても、野球を通じて、コミュニケーションを取れたことは、自分の人生において貴重な経験になりました。そして、野球の素晴らしさを再認識することができました。また、木製バットを6本もプレゼントしていただきました。このバットを使って自分ももっと成長していきたいと思います。
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以上になります。台湾での野球教室を通して、現地の子どもたちとの触れ合いや異文化交流を通して、たくさんのことを学びました。この経験を今後の大学生活に活かしていきたいと思います!また、今回の訪台に際し大学関係者や現地の方々に大変お世話になりました。ありがとうございました!
来週もお楽しみに!