【日本一へのカウントダウン】秋丸大成
日本一へのカウントダウン 3人目は、
5年前の夏、高校野球の神奈川県大会2回戦で敗退しました。
この瞬間に、東京六大学野球で活躍するという幼い頃からの夢のためには、勉強をして一般受験で野球部の門を叩く以外の手段が無くなりました。
そこから1年半の間は慣れない勉強漬けの日々を悪戦苦闘しながらも、明確な目標があったからこそモチベーションが落ちることなく勉学に励むことが出来ました。
そして無事に法政大学に合格することができ、様々な方のご尽力もあって、法政大学野球部に入部することが叶いました。
しかし、待ち受けていたのは圧倒的な実力差でした。
高校時代の時に感じていたそれとは比べ物にならないほど体や技術の差を痛感し、不安に苛まれることも少なくありませんでした。
一方で、だからこそここを選んだのだから這いつくばってでも何かを得るための挑戦と努力は怠るなと自分に言い聞かせられるメンタリティは持ち合わせていたこともあって、今も尚バットを振り続けられています。
ただ、それは自分一人では決して続けることは出来なかったと思います。
自分がどれだけ不甲斐ない結果しか出なくても常に応援し続けてくれた家族。
野球から私生活まであらゆる指導をして頂いた監督や助監督をはじめとする指導者の方々。
上手くいかない時はすぐに癇癪を起こして暗くなってしまうような自分と一緒に練習したり明るく接してくれたりする同期のみんな。
生意気だけど自分を照らしてくれるような明るさを持った後輩達。
自分の未熟なプレーを動画に収めてくれて、アドバイスまでしてくれる学生コーチやアナリストのみんな。
身の回りの様々なことをサポートしてくれたマネージャーのみんな、、、。
挙げていけば切りが無いほどの多くの方々のおかげで今、自分は野球ができていて、夢を全力で追えているのだと心から思います。
だからこそ、あと少しの大学野球に全力で向き合い、神宮の地に何か一つでも痕跡を残せるよう、臥薪嘗胆の心で最後まで精進していきます。
是非、秋のリーグ戦も法政大学野球部への温かいご声援の程、よろしくお願い致します。
最後に、法政大学野球部が10年、20年、100年先も野球人の夢の在処であり続けることを心から願っております。