【日本一へのカウントダウン】一栁大地
日本一へのカウントダウン 9人目は、
一栁大地(投手・星槎国際高湘南) です。
私が法政大学野球部で過ごした4年間は多くの試練と困難の連続でした。
「リーグ戦で活躍し、プロに行く」という目標を持ち、自分が活躍する姿ばかりを思い描いていました。
しかし、現実は甘くなく、周りは甲子園経験者や、名の通った有名選手ばかりで、入部してすぐに自分の力のなさを実感しました。
4年間ずっと試合に出ることができないのではないかという不安や自分の不甲斐なさに何度も挫けそうになりました。
このままでは終わりたくないという強い想いから毎日必死に練習しました。
自分の理想とのギャップやなかなか結果が出ないことに対して辛い日々が続きましたがそんな時には、家族や友人など多くの方が自分を応援してくれ、支えてくれました。
そんな中、やっとの想いで入れたリーグ戦では自分だけ投げられない試合が続き、ブルペンの小屋で1人涙を流した時もありました。
チームが勝ちバスの中で盛り上がってる中、イヤホンを着け、音楽を大音量にして下を向いてた時もありました。
スタンドから仲間の野球をしている姿を見るのが辛くて途中で帰ったこともありました。
色んな想いが込み上げ、とてもとても悔しかったです。
しかしこの悔しい経験があったからこそ今の自分があります。
順風満帆な4年間ではなかったけれど、どん底も最高な想いも経験し、人としての幅が広がり、沢山回り道をしたからこそ誰よりも貴重な経験ができたと思います。
この様に、辛いことや嬉しいことなど多くの経験を味わうことのできた野球人生は私にとって全てをかけた青春でした。
そして最後に、やはりこのままでは終われないので、どんな時も1番に応援してくれた家族、すぐ落ち込むけどその度に励ましてくれた友人、何も無い自分を気にかけ、支えてくれた方々に、神宮のマウンドで躍動している姿を見せたいと思います。
みんなへ
色々あるけれど、日本一になってパレードして最後は全員が笑顔で終えられるようにラストスパート頑張りましょう!
是非、秋のリーグ戦も法政大学への熱いご声援の程、よろしくお願い致します。
「人間万事塞翁が馬」
意味は分かりません。
ですが自分の一番好きな言葉です。