【受験生応援企画! ~第2回・経済学部~】
こんばんは!
第2回となる今回は、経済学部に通う部員へのインタビューです。
新4年・外野手・桑野裕伸/修猷館高校(現役)
新3年・投手・森内俊天/旭川東高校(一浪)
新3年・内野手・水上海斗/山手学院高校(現役)
新3年・外野手・坂倉優太/國學院久我山高校(現役)
新2年・投手・笠井建吾/明和高校(一浪)
慶應義塾大学を受験しようと思った理由は?
桑野:高校の野球部を引退してから、もっと上のレベルで野球がやりたいと思ったことがきっかけです。
森内:色々な大学を見て回って、一番良いと感じたのが慶應大学だったからです。
水上:以前から慶應野球部に対する憧れがありましたが、志望し始めたのは高校2年の頃からです。また、大学では経済学を学びたいと考えていて、私立大学では慶應大学の経済学部が最高峰のレベルだったからです。
坂倉:早慶戦に出たいという思いが強かったからです。また、高校受験の時に早慶全落ちをし、そこからリベンジしてやろうとさらに思いました。
笠井:ナゴヤドームで行われたオール早慶戦を中学校の友達と見に行った時からなんとなく憧れみたいなものは抱いていました。その後、慶應野球部のOBの方々から話を聞いていくうちに、野球人生の集大成として慶應野球部に魅力を感じたので、受験することを決めました。
<経済学部に通う新3年生(左から、森内俊天・水上海斗・坂倉優太)>
A方式(A:英語・数学・小論文)とB方式(B:英語・地歴・小論文)どっち?
桑野:B方式
地歴の方が数学よりも得意だったからです。
森内:A方式
日本史、世界史を習っていなかったからです。
水上:B方式
坂倉:A方式
もともと理工学部志望で英語、数学、物理、化学を極めていたからです。
笠井: B方式
もともと数学が好きで得意だったのですが、世界史の方が勉強すれば安定して得点できるかなと思い、B方式にしました。どちらが受かりやすいとかよく議論されますが、気にせず、自分の好きな方を選べばいいと思います。
特に力を入れた科目は?
桑野・森内・水上:英語
坂倉:数学
自分が受験した学部に全て数学があり、得意科目にすることで受験において有利になると思ったからです。
笠井:世界史
勉強していくなかで、英語の伸びには限界があるなと感じ、世界史で受かることができるよう徹底的に世界史は勉強しました。慶應は受験科目が少ないので、何か一つ絶対的に得点できる教科をもっておくと受験で有利になると思います。よく慶應の受験は英語がほぼ全てみたいな言い方をされて、社会科目はやれば必ず取れる教科なので、他の受験生に差をつけるには社会を徹底的に勉強することがオススメです。
高校の部活を引退してからの過ごし方は?
桑野:9月の頭までは学校行事に取り組んで、その後は朝から晩まで勉強していました。
森内:勉強とランニングを繰り返していました。
水上:午前中は睡眠、午後は勉強。
坂倉:とにかく勉強に重きを置いて基礎を作りながらも応用問題に積極的に取り組んでいました。
笠井:現役の時はイマイチ勉強に集中できずほぼ勉強することなく受験してしまいました。現役の時にどんな勉強をしていたのか全く思い出せないくらいです。
オススメの勉強法は?
桑野:「英語の長文」
単語や文法等学び取れる部分を全部学び取った後に何度も音読することです。
森内:「英語の音読」
読むスピードが速くなるからです。
水上:「志望校の過去問を解いてみる」
受験勉強を本格的に始める前から始めることがポイントです。各教科なにが足りないのかを考えて、試験日から日数を逆算して、受験勉強の指針を立てられます。試験まで時間がある時期でも、現状が合格までのプランに対して遅れているかどうかを把握することができるからです。
坂倉:「基礎をしっかりやる」
難しい問題を解けるようになりたくて、難しい参考書に手を出そうとしたがる受験生がいますが、基礎の部分ができてないと絶対に解けないし、逆に基礎ができていれば、ある程度難しい問題も戦えるようになります。まずは学校とかで配られる簡単な問題集にしっかりと取り組んで土台を作ることが一番大切だと思います。
笠井:「とにかく声に出す」
英単語や長文の音読はもちろん、世界史の資料集も声に出して読んでいました。特に、資料集はただ書いてあるものを読むだけでなく、自分で物語を思い出しながら、時には歴史の小話を自分で挟みながら読むと記憶に残りやすいです。
息抜き方法は?
桑野:「ストレッチ」
勉強でずっと座って硬くなった体をほぐせて気分転換になっていました。
森内:「ランニング」
単純にスッキリするからです。
水上:「自分より勉強していない(と思う)友達とおしゃべりする」
自分は頑張っていると思えるからです笑。
坂倉:「好きなテレビ番組やYouTubeを見る」
笠井:「音楽を聴きながら散歩する」
2曲聴き終わったら勉強を再開するなど、メリハリをつけることでダラダラ休憩することを防ぐことができ、勉強にリズムも生まれるのでなかなかにいい休憩方法だと思います。
オススメの曲は?
桑野:“サンボマスター”「可能性」
映画『ビリギャル』の主題歌だから笑。
森内:“THE BLUE HEARTS”「人にやさしく」
水上:“Mr.Children”「Tomorrow never knows」
楽観的な歌詞が張り詰めた気持ちを楽にしてくれるからです。
坂倉:“ONE OK ROCK”「The Beginning」
練習前や勉強する前に聞くとすごくやる気が出るからです。
笠井:“WANIMA”や“サンボマスター”の曲
モチベーションが上がるからです。
勉強へのモチベーションは?
桑野:野球部に入ることと、周りの下馬評を覆すことです。
森内:慶應大学で野球をすることです。
水上:志望する大学に入ってからの理想の学生生活を想像していました。
坂倉:とにかく早慶戦に出たいという気持ちから絶対慶應に受かってやると思って勉強していました。
笠井:最初はきつくあまりやる気も起きなかったのですが、ある程度基礎が固まってくると勉強自体が楽しいと感じていました。やった分点数で返ってくるのでやりがいはあります。
座右の銘は?
桑野:「為せば成る」
勉強はやった分だけ点数が伸び、結果は自分の取り組み次第だと考えていたからです。
森内:「一日一歩」
水上:「無くせない夢ならば、無くすほどの覚悟で(どうしても達成したい夢ができた時に掴めなくても納得できるほど行動できるか)」
後悔したくないからです。
坂倉:「死ぬこと以外かすり傷」
そのくらいの覚悟で生きていれば今悩んでいることもものすごく小さなことに感じることができるからです。
笠井:「意志あるところに道は開ける」
以前見たドラマに出てきて、なんかいい言葉だなぁ〜と思っただけです笑。
勝負飯は?
桑野:うどん。すぐにおなかを壊してしまうので、体調を崩さないように気を付けるためです。
森内:試験当日の東横インの朝食バイキング。
水上:鰻丼。野球の大会前日も験担ぎで食べていたからです。
坂倉:カツ丼。理由はシンプルに“受験に勝つ”という意味を込めて食べていました。
笠井:あまり食べ物でゲンは担をしていなかったので、特にありません。
浪人生活の過ごし方は?
森内:朝ランニングして、後は勉強。
笠井:普段は12時までに起きて、13時くらいから夜中1時くらいまで勉強していました。土日は、高校時代のチームメイトと軽く体を動かしたりしてリフレッシュしていました。
<笠井建吾>
受験生活中の印象に残っていることは?
桑野:最初慶應を受けると言った時は周りに笑われていたが、成績が上がるにつれて笑われなくなったことです。
森内:予備校のクラスメイトがいなくなっていったことです。
水上:合格した時に担当してくれたチューターさんが泣いて喜んでくれたことです。
坂倉:とにかく受験期間は本当に短く感じました。
笠井:僕は仮面浪人生で、半年だけ地元の大学に通っていました。そこで、勉強だけでなく起業や法人の設立などを視野に入れた様々な考えを持つ友人に出会い、自分ではとてもできない発想をしていて、刺激的でした。勉強のサポートもよくしてもらったり、彼らと出会えたことは浪人中の大きな財産となりました。
試験当日のエピソード
桑野:商学部の英語の試験で初めてマークミスをしてそのまま不合格になった笑。
森内:待ち時間でちょうど小説を読み終わって、清々しい気持ちで試験を受けられました。
水上:経済学部の試験の開始5分ほどで、緊張していたのか、前の席の人が意識を失って、搬送された。
坂倉:受験の時に一浪している先輩に会って長話をしてしまい、次の科目の準備ができずに落ちてしまった。
笠井:特に変わったことはありませんでしたが、電車やトイレはとても混むので早く会場に入ることをお勧めします。
<桑野裕伸>
慶應義塾体育会野球部の魅力は?
桑野:一般入試の部員でも試合に出場できるチャンスがあること。
森内:練習環境が良く、家族のようなチームメイト。
水上:全国から様々な実績をもった選手が集まるなかで、経歴に関係なく全ての選手にチャンスがあり、すべての選手がそれぞれの役割を担ってチームの勝利に貢献していること。
坂倉:みんなで本気でチームの目標に向かって闘志を燃やして、部員一丸となって熱くなれるところ。
笠井:“FAMILY”のような一体感をもって野球に取り組めるところ。
今、野球部に在籍していてどう思う?
桑野:風通しが良く、野球に打ち込める環境が整っていると思います。
森内:毎日楽しいです。
水上:受験を応援してくれた人、野球を応援してくれている人に感謝しています。
坂倉:辛いことや苦しいことも色々あるけど、目標に向かって純粋に熱くなれる機会はもうこの先ないと思うので、人生で一番大切な時間を送っていると実感しています。
笠井:野球部には色々な人がいますが、野球に対しては全員が本気であり、高いレベルで取りんでいます。また、練習は自由度が高く、自分と向き合う時間を多く取ることができ、成長するチャンスがいくらでもあると感じています。これだけ恵まれた環境は他にはなかなかないと思います。
印象に残っている試合は?
桑野:2018年度秋季リーグ戦・法大3回戦
激闘の末の勝利に感動したからです。
森内:2018年度秋季リーグ戦・早大3回戦
負けて悔しいからです。
水上:2018年度秋季リーグ戦・法大3回戦
一般入試で入学した選手の活躍に勇気をもらったからです。
坂倉:2018年度秋季リーグ戦・早大3回戦
最終回まで1点リードで試合を進めるも、最後の最後で逆転を許し、三連覇を逃した試合です。野球の難しさと、同時に面白さというものも改めて感じることができた試合でした。
笠井:2018年度秋季リーグ戦・早大戦
特に2.3回戦では、アウト1つを取り難しさ、勝ち切ることの難しさをスタンドからではありますが改めて感じました。
最後に塾野球部を目指す受験生にメッセージをお願いします
桑野:今が踏ん張りどころだと思うので、一喜一憂せず頑張ってください!
森内:簡単ではないですが、最後まで諦めないでください。
水上:最後の最後まで諦めずに頑張ってください。
坂倉:今こうして僕が塾野球部で野球ができているのは高校の時にちゃんと受験勉強を頑張ったからだなとすごく感じていますし、受験生の皆さんもこの気持ちをこの野球部に入部して感じることができればなと思っております。諦めず、ぜひ受験で慶應大学合格を勝ち取ってください!
笠井:勉強をしている時は辛いと感じますが、あとあと受験の方がよっぽど楽だったと感じる時が必ず訪れます。後悔のないよう精一杯顔晴ってください。グラウンドで待ってます!