〜vs WASEDA〜 vol.2
【対 早稲田大学戦】
《春季リーグ戦》
6/1(土) 13:00試合開始 後攻三塁側
6/2(日) 13:00試合開始 先攻三塁側
《フレッシュリーグ》
6/2(日) 9:00試合開始 三塁側
※先攻・後攻は当日決定
こんにちは。
4年学年スタッフの岡林です。
いよいよ、早慶戦前日となりました。
早慶戦。野球の原点。
先日、監督による全部員集合の下、早慶戦の歴史について再確認しました。
始まりは1903年、当時の早稲田大学の橋戸主将が慶應に挑戦状を送り、慶應がそれを受け取って日本で初めてとなる野球の大学対抗戦が起こりました。
それが第一回早慶戦。
いまや夏の風物詩である甲子園ですら、その始まりは1915年です。
早慶戦は日本の野球の嚆矢なのです。
そして、早慶戦を見に来てくださる観客の方(優勝がかかっていない場合でも)は2万〜2万5千人にも及ぶそうです。
そんな恵まれた舞台で野球をできる喜びを再確認し、また、本来慶應の使命である早稲田を倒すことを胸にこの一週間練習してきました。
さて、今日は昨日のブログで予告していた通り、野球部の中でのいろいろな役割を統括するリーダーたちに早慶戦について話を聞いていきます。
ラインナップとしては、
内野チーフの小原
外野チーフの中村
投手チーフの津留﨑
投手スタッフの藤井
チーフスタッフの後藤
主将の郡司
です。
このように、今年のチームでは内野、外野、投手とそれぞれまとめ役を作り、彼らが選手たちを引っ張っております。
まずは、内野チーフの小原選手。いつも明るく、SMILYでチームのムードメーカー。対法政大学一回戦でも試合を決めるホームランを放ちました。堅実な守備で幾度もチームを救ってきました。
<小原>
-早慶戦の面白いところはどこですか
何かが起こるたんびに大歓声が起こること。
-では、自分にとっての早慶戦とはなんですか
日本の野球の始まりでもあり、憧れの舞台です。
-そんな憧れの舞台の日までに個人として、何を意識して練習してきましたか
守備では相手打者の足の速さや打球傾向を意識したアウトの取り方、打撃ではフルスイングすることですね。
-チームとしてはどうでしたか
投げる一球、捕る一球、全力で走ることも、そのコンマ何秒が試合の勝敗を左右することを常に意識してやってきました。
-試合ではどんな役割を果たしますか
守備ではブサイクでもいいから泥臭くアウトを確実にとることで、打撃では出る・送る・返すなど、どんな場面が回ってくるかわからないですが、目の前の事に全力を注ぎチームの勝利に貢献します。
-早慶戦で注目してほしいところはどこですか
出てる選手、ベンチにいる選手、スタンドにいる選手みんなに注目して欲しいです!
-最後に一言お願いします!
やっちゃいましょう! ©橋本典之
続きまして、外野チーフの中村選手。打撃に対して熱心な研究や努力が結実し、今季では3番の主軸を担っております。開幕前の社会人対抗戦では二打席連続のホームランを放ちました。守りでも強肩、広大な守備範囲で相手の進塁を許しません。
<中村>
-早慶戦の面白いところを教えてください
早慶の意地と意地のぶつかり合い。いかに勝つか、1球ごとに争い、熱い勝負が繰り広げられるところです。
-自分にとっての早慶戦とは
早慶戦とそれまでの4カードは全く違うと言っても過言ではない程の認識で、雰囲気はもちろんの事ながら、データが通用しないような場面がいくつもあるのが、早慶戦だと強く感じています。
-そんな中村選手にとって特別な早慶戦に向けて、個人として何を意識して練習してきましたか
リーグトップレベルの早稲田投手陣に対して、僕が1人の打者として工夫出来る事は何か、どうすれば相手を上回れるか。これを考え続けた早慶戦までの期間でした。
-チームとしてはどうでしたか
去年のリベンジです。最後の最後に早稲田と闘い、勝つ事が宿命である為、全員が一人一人少しでもチームにとってプラスな要素を生み出せるかを考えながら練習してきました。
-試合ではどんな役割を果たしますか
打撃では早稲田の3番福岡選手に、守備では同ポジションであり主将の加藤選手に、勝る活躍を必ずします。
-早慶戦で注目してほしいところはどこですか
全力疾走、ダイビングキャッチ、ヘッドスライディング、フルスイング。1球に懸ける思いに注目してください。
-最後に一言お願いします!
早稲田に連勝。チーム目標を必ず達成すべく、一戦必勝、一所懸命に死に物狂いで獲りに行きます!皆さんの応援がとてつもなく大きな力になります。応援のほどよろしくお願いします!!
次は、投手チーフの津留﨑選手。今季は中継ぎとしての起用が多い選手です。150km/hカルテットの一人。完成された肉体美から速球と鋭い変化球で打者を翻弄します。その証拠に、今季は14人の打者に対し許した安打はなんと0。7つの三振を奪っております。
<津留﨑>
-早慶戦の面白いところを教えてください
多くの観客が集まって、早稲田を倒すために選手、学生、OBが一体となり戦うところです。
-津留﨑選手にとっての早慶戦とは
慶應に入って良かったなと改めて実感できる瞬間です。
-そんな早慶戦に向けて個人としてどのように練習してきましたか
早稲田打線をイメージして練習してきました。
-チームとしてはどうでしたか
優勝は無くなりましたが、早稲田に連勝する為に気持ちを切り替えて気合を入れてやってきました。
-試合ではどんな役割を果たしますか
どんな場面で起用されても、落ち着いて1つ1つアウトを取っていきたいです。
-早慶戦で注目して欲しいところはどこですか
上腕二頭筋!
-みなさんぜひ、津留﨑選手の上腕二頭筋(力こぶ)に注目しましょう!では最後に一言お願いします。
去年は早稲田から勝ち点を取れず悔しい思いをしました。グランド、スタンド一体となり早稲田を倒しましょう!!!
津留﨑選手をはじめ、慶應の投手陣を指揮するのは投手スタッフの藤井です。常に真剣、何事にも熱い彼は、投手陣から信頼され、愛されるスタッフです。
<藤井>
-そんな藤井投手スタッフ、今日までどんなことを意識して投手陣をまとめてきましたか
メニュー1つ、ラン二ング1本を全力で取り組む姿勢や、当たり前の事を徹底する大切さを竹内助監督と共に、選手に伝えて来ました。
-試合中はファールボールでピッチングの護衛をしていますが、スタンドにいた時と何か違うところはありますか
緊張感という意味ではスタンドでもド緊張していたので変わらないです。しかし、マウンドに行く投手に一番近くで「頑張れ」と伝えられる事は幸せな特権だと思うので、ありったけの気持ちを込めて伝えています。(笑)
あと、応援の凄さをとても感じます。本当に幸せ者だと改めて思いました。
-早慶戦に向けて熱い一言をお願いします!
優勝の可能性は無くなってしまいましたが、目の前の敵に全力で立ち向かうことが大事だと思います。「早稲田を全力で倒す」ただそれだけです。僕は打球監視員として、ブルペンの安全を全力で守り抜きます!
続きまして、そんな学生スタッフを統括し、練習からチームを指揮するのがチーフスタッフ・後藤。時に熱く、時に厳しく、選手を先導し、チームを良い方向に導いてきました。その信頼は誰よりも熱く、頼りになる存在です。試合中は三塁コーチャーとして、走塁の信号機となります。
<後藤>
-早慶戦の面白いところを教えてください
球場全体が異様な雰囲気に包まれるところです。野球部vs野球部の戦いではなく学校vs学校の戦いということを感じるところです。
-自分にとっての早慶戦とはなんですか
中学生の頃からの憧れで、この早慶戦で活躍したいと思って慶應に入学しました。少し立場は違うけどベンチに入って迎える初めての早慶戦です。必ず勝ちたいと思います。
-チーフスタッフとして今日まで何を意識して練習してきましたか
練習では、ノックを打つことやバッティングピッチャーを主にやっています。投内連係やケースノックでは基本的なプレーはもちろん想定しにくいようなプレーが起こるようなノック、ピンチを想定したようなノックも心がけました。バッティングピッチャーでは個人個人の課題克服をしながらも調子を崩さないようにバランスを見て投げるようにしていました。
また、昨年、早稲田に負けてから、鍛勝というスローガンの下いかに最後まで戦い抜けるタフなチームになれるかを考えて練習してきました。一球の重み、1つのアウトの大切さを感じながら1つ1つのプレーを大切にするなど、量だけでなく質も落とさず練習を行いました。
-試合ではどんな役割を果たしますか
試合ではゲーム前ノックとサードコーチャーを努めます。基本的にはサードコーチャーが主な役割になるので、いかにランナーを生還させるかということ状況と合わせを常に考えています。
-早慶戦で注目してほしいところはどこですか
昨年負けて悔しい思いをした選手達がその借りを返すために死にものぐるいで戦います。その熱いプレーや姿勢に注目してほしいです。攻撃では4年生の活躍に期待しています。守備面では瀬戸西がいいプレーを見せてくれると期待しています。
-最後に一言お願いします!
昨年の春秋と勝ち点を落とし、1年間早稲田から勝ち点を取れていません。今年は早稲田に5連勝(春季2戦、全早慶戦、秋季2戦)というチーム目標を掲げ、半年間鍛えてきました。早稲田大学は手強いので、簡単に勝てるような試合には絶対なりませんが粘って粘って最後に勝ちを必ず手繰り寄せます。熱い応援よろしくお願いします!
最後は主将の郡司選手に聞いてみましょう。
<郡司>
-早慶戦の面白いところを教えてください
お互いに絶対に負けたくないという意地のぶつかり合いです。
-郡司選手にとっての早慶戦とはなんですか
最高の空間です。
-個人としては今日まで何を意識して練習してきましたか
守備では捕手スキル全般に磨きをかけることです。攻撃では長打力を向上させることを意識してきました。
-チームとしてはどうでしたか
負けない野球です。
-試合ではどんな役割を果たしますか
チームの精神的支柱となることです。
-早慶戦で注目してほしいところはどこですか
慶應の底力に注目してください!
-最後に一言お願いします!
絶対に、絶対に勝ちます!!
以上、それぞれリーダーたちの声を届けさせていただきました。
また、こんなリーダーもいます。
試合前に行われるフリーバッティングを盛り上げる細川選手。
<細川>
試合の準備を支える1年生たちのエース(神宮エース)青木選手。
<青木>
ボールボーイで声を枯らす3年山本賢太選手。
<山本賢太>
早慶戦に向けて、彼らの声もいただきました。
細川:勝負は試合前から始まっています。少しだけ早く球場へ来て、試合前の慶應の熱い姿に注目してください!
青木:1年生が試合メンバーを全力でサポートして、絶対早稲田に勝ちます!
山本:声出し元気印として慶應のユニフォームをもらっているので、ボールボーイの仕事は元木さんに任せて、僕は声をひたすら出します!
このように、我々部員は一人一人がどのようにすればチームの力になれるか考え、行動しています。取り上げた部員の他にもあらゆるアプローチでチームに関わってきました。部員152人、誰一人も欠くことができません。部員全員の力で昨年の雪辱を果たします。
また、個人的に、早慶戦は学校の威信を懸けて戦うから面白いと思います。
部員だけでなく、塾生、OB・OGの方、ファンの方々全員で早稲田に向かっていければ、向かうところ敵なしです。
そういった意味でも全員野球で早稲田を倒しましょう!!
<「稲」を刈るにかけてお米を食べる選手たち>
左から若林、増居、植田将太、郡司、瀬戸西、髙橋佑樹
早慶戦前日ということで、少し長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
明日はぜひ、応援に来てください!
温かい声援のほど、どうぞ宜しくおねがいします。