2019秋 立大戦振り返り
こんにちは。
4年学生スタッフの岡林です。
暦では9月のページをめくり、いよいよ10月に入ってまいりました。
休みの日の早朝に轟く号砲や赤い羽根を胸につけた人々、店頭にずらりと並ぶかぼちゃの顔を見るにつけては、10月の訪れを感じます。
依然として最高気温は夏日どころか真夏日を上回る日が続く一方で、夕方からは秋の涼風が感じられ、体調の管理に気を遣うのではないかと思われます。
さて、慶應の初戦は東京大学を相手に2連勝を飾り、順調なスタートを見せました。
そして、先週末に行われた2カード目の立教戦。振り返ってまいります。
1回戦は2点リードから中盤、立教の集中打で逆転されるも、中軸の長打で再び逆転に成功し、そのまま逃げ切る形で勝ち星を挙げることができました。
相手の先発は好投手の田中誠也選手。初回の攻撃は三者凡退に仕留められます。
慶應の先発はエースの髙橋佑樹。二死から四球でランナーを背負うも郡司が盗塁を阻止して打者3人で切り抜けます。
2回表、先頭の郡司がヒットで出塁すると、続く正木の死球、中村のヒットで満塁となります。その後の嶋田は三振に倒れるも、瀬戸西のゲッツー崩れとエラーの間に2点を先制します。
しかし4回裏、先頭の宮﨑仁斗選手、太田選手からレフトへのソロホームランを浴び同点とされます。流れを切りたいところでしたが、続く山田選手に二塁打を打たれ、暴投で三進を許すと江藤選手にセンターへのタイムリーを打たれ、逆転を許します。
なおも、続く宮慎太朗選手にヒットを許しピンチは続くも、次の打者を変化球で三振に仕留めたところで、マウンドを津留﨑に託します。
リリーフを託された津留﨑が二死一、二塁で迎えるは主将の藤野選手。1球でショートゴロに打ち取り、見事な救援を果たします。
慶應の反撃は6回。先頭の柳町が3球目の変化球を鋭く弾き返した打球はセンターとライトを破る二塁打となります。続く郡司の打席、またも3球目の変化球を振り抜くと、三塁線を抜ける適時二塁打で同点に追いつきます。
続く2人は打ち取られ、二死二塁となるも、迎える嶋田の打席は、甘く入った変化球を逃さず、ライトフェンス直撃の二塁打で勝ち越しに成功します。
この回、相手の変化球をしっかり捉えて逆転に成功すると、その後は増居、髙橋亮吾で繋ぎ、最後は石井がきっちり抑えて1勝を勝ち取ることができました。
<4打数3安打で打線を牽引した郡司>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
<6回に勝ち越しの適時打を放った嶋田>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
2回戦は、正木、中村健人の本塁打と先発・森田晃介の相手打線を1安打完封に抑える快投で勝利し、2つ目の勝ち点を獲得できました。
この日の先発は前回の東大戦で好投を見せた2年生の森田晃介。この日はMAX148km/hの直球と冴え渡る変化球、小気味良いテンポで相手打線を翻弄します。
先制したのは、2回。先頭の正木が初球の甘く入った変化球をライナーでレフトスタンドに突き刺します。
その後も8回には、先頭の中村健人が大きなアーチを描くレフトへのホームランで追加点を挙げます。
森田晃介は9回もマウンドに上がり、きっちり三者凡退でリーグ戦初完投初完封勝利を挙げました。
この日は、森田の快投はもちろん正木の先制弾と2年生の二人が活躍しました。
<2回に今季初本塁打を放ち打線を勢いづけた正木>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
<相手打線を1安打に抑えて初完封勝利を挙げた森田晃介>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
これで勝ち点が2つ。
次に控えるのは同じく勝ち点2の法政大学です。
空き週を挟んでリーグ戦5週目となる法政戦は天下分け目の天王山になるのではないかと予想されます。
勝ち点5の完全優勝を目指す我々にとっては、相手がどこであれ、目の前の一戦をしっかりと勝ち抜く。
そのために鍛錬しております。試合まで少し時間が空きますが、今年のスローガン「鍛勝(鍛えて勝つ)」を実践しえるように、練習に励んでまいります。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
今後とも、温かいご声援のほど、何卒よろしくお願いいたします。