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主将 本間 颯太朗
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明治神宮大会 東海大札幌キャンパス戦振り返り

こんにちは。

4年学⽣スタッフの岡林です。

 

⽴冬が過ぎ、寒さが⼀層と増してくる中、⾝も⼼も締まる思いですね。

 

優勝を決めた11⽉2⽇からはや⼆週間、各地⽅で激戦をくぐり抜けてきた猛者たちが神宮の地に集う明治神宮⼤会が15⽇に開幕されました。

 

明治神宮⼤会。この⼤会の始まりは1970年に遡ります。その年は明治神宮鎮座50 年にあたり、それを記念した奉納野球がこの始まりでした。全国各地の⼤学野球リーグの秋季⼤会の優勝チームなどの中から11チームが参加して⾏われるトーナメントで、今⼤会は50回⽬の記念⼤会であります。

 

ちょうど半世紀の節⽬の年。チーム⽬標の⼀つである“⽇本⼀”を必ず達成して、有終の美を飾りたいと思います。

 

さて、昨⽇⾏われた慶應の初戦の模様を早速振り返ってまいります。

(安⼼してください。今回は短いです。前回は⻑⽂失礼しました。)

 

 

【対東海⼤学札幌キャンパス K 9–0 T】

 

慶應の初陣。迎えるは⼀回戦、プロ指名を受けた2⼈を擁する⼤阪商業⼤学(関⻄五連盟第二代表)を2-0で下した、東海⼤学札幌キャンパス(北海道⼆連盟代表)。慶應は初回から⼀挙6点の猛攻を⾒せ、三回にも3点を追加し、⼀⽅で投げては先発・髙橋佑樹増居津留﨑の無失点リレーで快勝。コールド勝利で白星発進を飾りました。

 

初回の攻撃。先頭の中村健人は四球、下⼭は内野安打で無死からチャンスを作ると、3 番・柳町の5球⽬、⾼めに浮いた変化球を振り抜いた打球は左中間を破る適時⼆塁打となり、2点を先制します。その後の郡司は四球、なおも続くチャンスで5 番・正⽊が逆⽅向、右中間を破る適時⼆塁打を放ち、1点を追加します。

次の⼩原は三振、迎えるはリーグ戦出場はないながらもスタメンに抜擢された2年・綿引。しかし、⾛者が⼊れ替わる⼀ゴロに倒れ⼆死⼆塁、三塁となります。続く瀬⼾⻄の打球はふらふらっとショートとレフトの間に上がりますが、これをショートが取れず、適時⼆塁打となり、2点を追加します。

なおも、スコアリングボジションに⾛者を置いて、9番・髙橋佑樹の打球は右中間を破る適時⼆塁打、さらに1点を追加します。その後は、中村健人が四球で出塁するも下⼭が倒れスリーアウト。初回の攻撃は、打者⼀巡、4つの⼆塁打で⼀挙6点を獲得する猛攻を⾒せました。

 

慶應の先発はエースの髙橋佑樹。こちらは対照的に、抜群の制球と⼤きく曲がる変化球できっちり3⼈に抑え、⾒事な⽴ち上がりを⾒せました。

 

⼆回表、先頭の柳町は四球、郡司への初球が暴投となり、柳町は二塁に到達します。その郡司は7球⽬を逆⽅向へうまく弾き返し、無死⼀、三塁とします。続く正⽊は三ゴロ。この打球で三塁⾛者の柳町が三本間で挟まれタッチアウト。⼀死⼀、⼆塁となります。その後は、後続の⼩原、綿引が倒れ、得点することはできませんでした。

 

その裏の守り、髙橋佑樹の安定した投球で先頭からの2⼈を抑えますが、⼆死から連打を浴び、ピンチを背負います。しかし、慌てる素ぶりを⼀切⾒せないのがエースの⾵格。次の打者をしっかりと三ゴロに打ち取り、この回を終えます。

 

三回表、先頭の瀬⼾⻄のライトへの打球は応援席の部員を総⽴ちにさせる⼤⾶球でしたが、ボールはスタンドへは届かず、ライトのグラブに収まります。そして9 番・髙橋佑樹が倒れた後、⼆死から1番・中村健人は痛烈な中前で出塁、下⼭はまたも内野安打、柳町は四球、満塁で4番・郡司を迎えます。その郡司の鋭く捉えた打球はレフトフェンス直撃の適時⼆塁打で⾛者を⼀掃、3点を追加します。この時点で時計は18時を回り、ブラスバンドから打楽器系が封ぜられます。⾳の静まりに呼応したわけでありませんが、続く正⽊は三振に倒れ、攻撃を終えます。

 

得点した後の守り、先頭から2つの四球を与えてしまいます。続く打者を中⾶に抑えますが、その間に⼆塁⾛者はタッチアップ。⼀死⼀、三塁とされます。しかし、ここから髙橋佑樹のギアが⼀段階上がります。続く打者を三振に抑え、最後はファーストファールネットすれすれに上がったフライを綿引が⾒事掴み、この回も無失点で終えます。

 

四回の攻防は両者三者凡退に倒れる内容で中盤の5回を迎えます。(規定により、5回からコールドゲームが成⽴します。コールド成⽴は5回10点差、7回以降7点差)

 

その五回表、先頭の髙橋佑樹が中前で出塁します。ここで、⼀塁⾛者渡部遼人が代⾛に送られます。打順は1番に帰り、中村健人はしっかりバントで⾛者を進め、⼀死⼆塁で秋季リーグ戦のベストナインに選ばれた下⼭を迎えます。その下⼭はフルカウントから⼀、⼆塁間を破る右安打。⼀死⼀、三塁でドラフト指名コンビを迎えます。3番・柳町は浅い左⾶、これでは俊⾜の三塁⾛者渡部遼人も帰れません。そして続く郡司、捉えた打球はショート正⾯のゴロ。無得点で攻撃を終えます。

 

先発の髙橋佑樹が代⾛で代わった為、この回から増居がマウンドに登ります。その増居の投球は巧みなコントロールとキレのある変化球で三者三振。テンポよく五回を終えます。

 

グラウンド整備を挟んでの六回の攻撃は、⼆死から嶋⽥が代打で打席に⽴つも、あえなく三振。3⼈で攻撃を終えます。

 

裏の守り、この回も増居がマウンドに登ります。先頭を打ち取った後、⼀死から四球を与えますが、落ち着いた投球で後続⼆⼈を三振に取り、六回を終えます。増居はこの回でマウンドを降りますが、打者7⼈に対して5つの三振を奪う投球で中継ぎとしての役⽬を⼗⼆分に果たします。

 

七回表、⼆死から1番・中村健人が三塁打でチャンスを作り、続く下⼭は四球、3番・増居のところに植⽥響介が代打に⼊りますが、あえなく三振。この回も無得点で攻撃を終えます。

 

その裏、抑えればコールドゲーム成⽴となる場⾯で、マウンドに登るのはドラフト指名を受けた津留﨑。その津留﨑はMAX148キロの直球で先頭から2⼈を抑えます。続く打者に中越えの三塁打を浴び、次の打者にも四球を与えてしまいますが、最後は直球で⾒三振を奪いゲームセット。

 

慶應の初戦は序盤の猛攻で試合を有利に進め、コールドゲーム。⾮常に良い滑り出しを⾒せました。次は準決勝。相⼿は城⻄国際⼤学。50年の節⽬を迎える記念⼤会の頂に⽴つべく、塾野球部は邁進して参りますので、引き続き、温かいご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

(4年・学生スタッフ・岡林嵩介/土佐高校出身)