新幹部挨拶 主将・本間颯太朗
こんにちは。
新チームより主将を務めさせていただきます、本間颯太朗です。
まずはじめに、日頃より塾野球部へのご支援、ご声援、誠にありがとうございます。
昨年は春季リーグ戦3位、秋季リーグ戦優勝、第54回明治神宮野球大会優勝という結果でシーズンを終えました。
春季リーグ戦では、法政大学と明治大学の2カードで勝ち点を落とし、苦しいスタートとなりました。特に、初戦の対法政大学1回戦は0-10と大敗を喫し、前年度まで主力として出ていた選手が少ないという経験値の無さがチームとして現れてしまいました。しかし、続く東京大学戦と立教大学戦では、連続で勝ち点を奪取し、チームとして徐々に手応えを掴み始めました。しかし、第6週時点で明治大学が早稲田大学から勝ち点を取ったことにより、明治大学の3季連続優勝が決定しました。ここで弊部の優勝の可能性は無くなってしまいましたが、2019年以来4年ぶりに応援席が復活して盛り上がりを見せた伝統の一戦・早稲田大学戦では2勝1敗で勝ち点を奪取し、秋季リーグに向けて良い流れで終えることができました。
そして秋季リーグ戦が開幕するまでの約3ヶ月間、前学生チーフコーチの関展里さんを中心に「やることをやろう」という意識をチーム全体に染み渡らせ、どんな相手でもどんな場所でも、自分たちが勝つためにできることを100%やり切る野球を目指してきました。その結果、夏季オープン戦を経て、勝敗の結果はコントロールできなくても、自分たちがコントロールできる部分を完全にコントロールできれば、良い結果が自然と転がり込んでくるという感覚がチームの中で芽生えてきました。また、夏季キャンプ中に前チーフアナリストの佐々木勇哉さんから、他の五大学についての分析のミーティングがあり、春季リーグ戦では叶わなかった法政大学や明治大学も数値で見ると対等に勝負できることが分かり、チーム全体にいつも通りにプレーをすれば勝てるのではないかという自信が湧いてきました。
そして迎えた秋季リーグ戦では、立教大学に2連勝で勝ち点を奪い、幸先の良いスタートとなりました。対法政大学戦では、第3戦で延長戦12回、0-0で引き分けというまさに死闘を繰り広げましたが、第4戦では5-4と逆転勝利を収め、優勝に向け大きく前進しました。その後の対東京大学戦でも勝ち点を奪い、勝ち点3同士で迎えた天王山・対明治大学戦では、第3戦までもつれこむも、チーム一丸となって勝ち切り、対早稲田大学戦が完全優勝をかけた戦いとなることが決定しました。そして、迎えた早稲田大学戦。第1戦で敗北し、後がない状況に追い込まれてしまいましたが、夏からチームの中に浸透していた「やることをやろう」という意識のおかげで選手たちに焦りはなく、自分達がやってきたことを100%やり切れば必ず良い結果が転がり込んでくるという気持ちを持つことができました。すると第2戦では勝利を収め、第3戦に優勝の望みを繋げました。第3戦では、これまで自分たちがやってきたことを100%出し切り、4季ぶり40回目のリーグ戦優勝を果たすことができました。そして、迎えた明治神宮大会でも3連勝で優勝し、4年ぶり5度目の日本一を達成することができました。
昨年のチームは、4年生の先輩方が率先してチームを引っ張ってくださいました。選手・学生コーチ・マネージャー・データ班など、全ての部員が各々の立場で常に自分ができることは何かを考え、与えられた役割を全うする姿を私達は見ていました。自分自身も含め、いずれは先輩方のような4年生になりたいと思った下級生も沢山いたと思います。本当に多くの事を学ばせていただき、4年生の先輩方と野球ができたことを誇りに思います。
そして新チームが始動した今年度のチームにも「リーグ戦で優勝し、日本一になる」という強固な想いが確かにあります。しかし、東京六大学野球、全国を相手に勝つことは決して容易ではないことを新4年生以下は知っています。偉大な先輩方の真似をするだけでは絶対に勝てないと思っています。さらに、新チームの始動は他の五大学より遅かったため、1日1日を大切に、全く新しいチームを0から作っていく覚悟で日々精進してまいります。また、前チームはメンバーの大半が4年生だったため、今年度はリーグ戦経験の少ない選手が主体のチームとなります。リーグ戦の経験値がないというハンデを無くせるよう、冬季の練習を部員全員で励んでいきます。そして、来年も熱く応援してくださる皆様と喜びを共有できることを楽しみにしております。
最後になりましたが、これからも塾野球部への温かいご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。