UBC×KEIO
こんにちは!
2年マネージャーの池田です。
弊部では、8月15日~18日の間、カナダのブリティッシュコロンビア大学野球部と交流を行いました。
カナダの8月の平均最高気温は23℃前後であり、日本の暑さに耐えられるかどうか心配でしたが、前週までのうだるような暑さが去り、野球日和の3日間となりました。
それでは、選手たちの感想も交えながら3日間を振り返っていきます!
【8月16日(木)】
前日の夜にUBC野球部が来日し、午前中は合同練習を行いました。2時間という短い時間でしたが、両校の選手たちはすぐに打ち解け、共にバッティングや守備練習を行い、野球について意見交換をしていました。
<UBCの選手たちとともにティーバッティングをする嶋田>
嶋田「UBCの選手たちと言語が違い、伝わらない部分も多かったですが、野球を通して国際交流ができたことはとても良かったです。野球のプレースタイルは日本とは違いましたが、勉強になりました。最後に今回の親善試合を企画してくださった方々に感謝したいです。」
午後は、鎌倉と横浜を観光しました。鎌倉の高徳院では、塾体育会の大下主事のお力添えで、普段は入ることのできない場所にも案内していただき、大変貴重な経験をすることができました。鎌倉大仏についての説明では、私自身も初めて知ったことが多く、面白かったです!
<高徳院の方にお話を伺うUBC野球部員>
【8月17日(金)】
この日は午前中に国際親善試合を行い、試合前にはブリティッシュコロンビア大学Ono学長と慶應義塾長谷山塾長に始球式をしていただきました。Ono学長がピッチャー、長谷山塾長がバッターを務められた後、役割を入れ替えてもう一度対戦するなど、和やかな雰囲気の中で試合が始まりました。
<始球式の様子>
<試合の様子>
試合は両校無得点のまま迎えた4回表、一死一塁から適時二塁打を放たれ、1点を先制されます。しかし、6回裏に5本の安打を放つなど一気に3点を奪い、3-1で勝利致しました。
午後からは、東京オリンピックに向けて組織されたKEIO 2020 projectの皆さんと弊部プロジェクトチームで企画した国際交流プログラムを行いました。試合後のスイカ割りやグループに分かれてのクイズ大会、書道など、日本の文化を知ってもらえるように心掛けました。書道では、KEIO 2020 projectの皆さんが事前にUBCの選手たちの名前に当て字を考えてきてくださり、UBCの選手たちは、半紙の下に見本を敷いてなぞったり、書き順を教わったり、悪戦苦闘しながら自分の名前を書いていました。
<スイカ割りの様子>
<書道の様子(左は橋本昂樹)>
<KEIO 2020 projectの皆さん>
弊部のプロジェクトメンバーである、西山と田口巧から、国際交流プログラムについてコメントをもらいました!
西山「今回のUBC野球部の遠征を実現するために動いてくれた方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。
国際交流プログラムではUBCの選手に日本文化を体験してもらう中で、UBCと慶應の選手達が言葉が伝わらなくても、身振り手振りでコミュニケーションを取って笑い合っている姿が、とても印象的でした!
僕もUBCの選手と仲良くなることができて嬉しかったです!個人的には英語のことわざで、伝言ゲームをしたことが1番面白かったです!」
田口巧「海外の選手と一緒に練習、試合をするという普通ではなかなか経験できないことをさせていただきました。また、KEIO 2020 projectの方々と一緒に準備した交流プロジェクトも盛り上がり、選手同士の仲も深まったのではないかと思います。海外のベースボールから学んだことを活かして三連覇へと繋げていきます!ありがとうございました!」
プログラムの後は、慶應義塾・三田倶楽部・慶應義塾体育会野球部主催のレセプションパーティーを開きました。選手たちは料理を食べながら、様々な話に花を咲かせ、とても楽しんでいる様子でした。
また、今回全日程で帯同した弊部の森田雄也が急遽、両校監督挨拶の通訳を任されることになりましたが、流暢な英語を披露し、大活躍でした!
<レセプションパーティーの様子(左から若林、嶋田、渡部遼人、正木、橋本典之、福井)>
<両校監督の通訳をする森田雄也>
【8月17日(金)】
UBCの慶應滞在最終日となるこの日も、親善試合を行いました。
乱打戦となった今試合は、初回に先制するも、その裏に5点を奪われ、あっさりと逆転を許します。しかし中盤、本塁打などで逆転に成功すると、そのまま逃げ切り、7-6で勝利致しました。
試合後には、グラウンドにいた選手たちで握手をしました。
<試合の様子>
<試合後の握手の様子>
今回の交流プログラムで、通訳として、プロジェクトチームのメンバーとして、大車輪の働きを見せた森田雄也からのコメントです!
「今回のUBCとの国際交流では、野球の技術向上のみではなく、様々なことを学ぶことができました。
僕は、3日間帯同し、通訳などをさせて頂くなかで大変なこともありましたが、日本の文化に触れて興味を持ち、それを取りそれを取り入れてくれようとするUBC野球部員の姿を見て感銘を受けたと同時に、とてもやりがいを感じました。
今回の経験をどこかで活かすことができたら幸いです。来年は僕たちがカナダで沢山のことを吸収したいと思います!」
最後になりますが、ブリティッシュコロンビア大学の皆様、慶應義塾の皆様、大下主事をはじめとする体育会の皆様、宿泊施設・食事会場を提供してくださった協生館・ファカルティラウンジ・HUBの皆様、体育研究所・KEIO 2020 projectの皆様、三田倶楽部の皆様など、今回の国際交流プログラムのために尽力していただいたすべての皆様、本当にありがとうございました。おかげ様で、素晴らしいプログラムを実現させることができ、大変貴重な経験をすることが出来ました。
そして何よりも、今回の交際交流のきっかけを作ってくださった、Ono学長、長谷山塾長に厚く御礼申し上げます。
この経験を活かし、野球だけでなく、国際社会の一員としての自覚を持ち、精進してまいります。
今回の国際交流が、弊部部員だけでなく、UBC野球部の皆さんにとりましても、有意義な時間になっていれば幸いです!
<集合写真>