夏季キャンプ2022 in陸前高田市
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
3年目にして初投稿になります、3年マネージャーの玉井です。
全国的に厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は8月2日~12日まで、爽涼で心地よい環境の中で活動しておりました。
その場所とは…… 岩手県陸前高田市です!
なぜ陸前高田市にいたかというと…
弊部は岩手県陸前高田市と埼玉県新座市の2ヵ所に分かれ、3年ぶりに夏季キャンプを行っておりました!新型コロナウイルスの影響でなかなか実施できなかったために、皆待ちに待ったキャンプでした!
陸前高田組では1軍、新座組では2~4軍が中心となり、開幕1ヶ月を切った秋季リーグ戦に向けて各々がレベルアップに励みました。
今回は、私が帯同した『陸前高田キャンプ』の様子をお届けします!
『秋季リーグ戦で優勝する力をつけること』を目標に掲げ、ネガティブ発言禁止のルールを設けてスタートした陸前高田キャンプ。
キャンプ前半は最高気温25℃以下という涼しい環境の中、選手たちは皆生き生きと練習していました!
早出練習に出る選手たちの様子をお届けします!
※早出練習:全体の開始時間より1時間早くスタートする早朝練習
【ティー打撃を行う松田(4年・外野手・利府)】
【溝口監督に指導を受ける安藤碧(3年・外野手・明石商業)】
【手前:ネットを運ぶ畑(3年・捕手・浦和学院)、奧:北田峻(1年・外野手・報徳学園)】
練習日初日から、シート打撃など実践的な練習を行いました!
「勝負強さ」を意識して得点圏にランナーを置いた状況からスタートするなど、勝つための執念を徹底的に鍛え上げます!
2日目はあいにくの雨模様☔️
球場近くにある体育交流施設『夢アリーナたかた』の体育館をお借りしてトレーニングに励みました。
こちらには温水プールがあり、投手陣は水泳部かと疑うくらい毎日のように通っていました(笑)
【キツそうな表情を見せるもネガティブ発言はしない!左から黒岩(4年・捕手・静岡)、道原(4年・外野手・駒大苫小牧)】
【左から、トレーニングに励む小畠(1年・投手・智辯学園)、野口(3年・投手・東海大相模)】
【チラッとカメラ目線の沖(2年・投手・磐城)】
【選手転向!?素振りをする大河原(4年・主務・湘南白百合学園)】
【練習の指揮を執る山添(4年・学生コーチ・広島新庄)】
4日目には、現地に来て初のオープン戦!
※オープン戦の詳細はこちらをご覧ください。
【リリーフ登板した宮(4年・投手・國學院栃木)】
【こちらを向き笑顔を見せる鬼頭(2年・内野手・横浜)】
【手前から、得点板とBSOを操作する安藤颯(4年・学生コーチ・立教新座)、山田(4年・内野手・大阪桐蔭)】
【グラウンド整備をする鈴木博(3年・学生コーチ・芝浦工大柏)】
試合後には、それぞれが発見した課題に取り組みます。
【走塁の練習をする井上剛(4年・内野手・佐久長聖)】
【ロングティーをする岩本(3年・内野手・報徳学園)】
【バッティングピッチャーをする二角(3年・学生コーチ・広島新庄)】
その夜、大船渡市防災観光交流センター『おおふなぽーと』にて震災学習を行いました。
大学職員の方、陸前高田地域振興部の方による講話を聴き、本学の復興支援の取り組みや当時の被災状況、復興活動について理解を深めました。
5日目は午前に現地の中学生を対象とした『野球教室』を行いました!
※野球教室の様子はこちらをご覧ください。
午後は切り替えて再び練習!
【左から、泥だらけになりながら練習に取り組む柴田恭(2年・内野手・東明館)、西川晋(3年・内野手・智辯和歌山)】
【ひっそり山田とのツーショットを狙う吉岡(4年・外野手・広陵)】
【投手トレーニングの計測をする林(4年・学生コーチ・東筑)】
そしてこの日の夜は…『三陸・大船渡夏まつり』がありました!
宿泊していた旅館のすぐ近くで打ち上げられる8000発の花火の迫力と海上を照らす光景にとても感動しました👘
7日目には『高田松原津波復興記念公園パークガイド』として、タピック45(旧道の駅)・奇跡の一本松・陸前高田ユースホステル・旧気仙中学校の4ヵ所の震災遺構を訪れました。
津波の脅威を目の当たりにして、言葉を失いました。一瞬にして何万人もの命を奪った未曽有の大災害は、11年経った現在でも深く爪痕を残していることを肌で感じました。
被災された現地ガイドの方のお話では、地震・津波の恐ろしさと避難行動や日頃から防災意識を高めることの重要性を学びました。
【奇跡の一本松と陸前高田ユースホステルを見ながらガイドの話を聴く部員たち】
災害は決して他人事ではないということを再認識でき、とても充実した時間になりました。
7日目を境にだんだんと暑さを感じるようになりました🥵
そうは言っても、30℃前後です(笑)涼しさに体が慣れてしまっているのでしょうか…
【最高の笑顔を見せる戸丸(2年・捕手・健大高崎)】
【左から、力強い拳を見せる佐藤(4年・内野手・福岡大大濠)、森村(4年・外野手・國學院久我山)と間に写り込む田中祥(2年・内野手・仙台育英)】
いきなりですが、ここで『おはよう声出し』をご紹介します!
毎朝の練習前集合の際、選手1名がユーモアを交えて「その日の目標」と「全体への声かけ」を声出しするというものです。
この日の担当は田中祥。
夏まつりの花火に影響を受けたのか、「花火のように存在感を出すことが目標です!」と言い放つと、次の瞬間、「ヒューーー…バンッ!花火~!」と渾身のアピール!一同大爆笑でした😂
8日目の担当は前野(1年・投手・佼成学園)。
実は、キャンプ途中で怪我をした選手に代わって緊急追加招集を受け、急遽新座からやってきました!
この時は楽しそうだったのですが、陸前高田キャンプ参加初日のシート打撃でまさかの負傷交代。ついてないですね。
キャンプ中のオープン戦ではバントのミスが目立ち、試合後には全員でバント練習。
27人連続ノーミスバントを成功できるまで終われない緊張感の中、最後の1人が決めて見事達成✨
※成功の瞬間(動画)はこちらをご覧ください!
オープン戦も最後の2試合となり、さらに気合いが入ります。
【粘りのピッチングを見せた荘司(4年・投手・新潟明訓)】
【好リリーフした石元(3年・投手・佼成学園)】
陸前高田キャンプ期間でのオープン戦全日程が終了した残りの2日間は、悔いを残すことなく最後の追い込みをかけました!
【バッティング練習を行う柴田颯(4年・内野手・札幌一)】
【ウエイトトレーニングをする渡部大(3年・外野手・山形中央)】
最終日の練習後には溝口監督からの表彰がありました✨
MVP:鈴木唯(1年・外野手・東邦)
MIP:佐藤
敢闘賞:池田(3年・投手・智辯和歌山)・吉野(1年・投手・仙台育英)
元気賞:西川晋
ナイスサポート賞:小野田(4年・捕手・浜松市立)・蒲生(4年・内野手・岩手県立高田)
そして、サポーターとして参加し、キャンプの完走に欠かせなかったこの2人にはナイスサポート賞が贈られました!
出発の朝。
お世話になった旅館の方々への挨拶と記念品を贈呈し、キャンプ地にお別れです。
2週間にわたって行われた陸前高田キャンプ⚾
3年生以下は初、4年生にとっては最後のキャンプとなりました。
それぞれが自分の役割を考え、部員全員が毎日全力を尽くして練習しました。このキャンプを経て進化した姿を「リーグ戦優勝」という形で皆さまにお届けできるよう頑張ってまいります!
最後になりますが、お世話になった陸前高田市・大船渡市の皆さま、キャンプを開催するにあたりご尽力いただいた関係者の皆さま、球場へ足を運んでくださった皆さまに厚く御礼申し上げます。
〈参加部員の感想〉
主将としてチームを率いた・山田
「陸前高田で野球ができ、とても充実した期間を過ごすことができました。技術の向上は勿論、野球を当たり前にできる嬉しさも強く感じさせられる期間でした。また、このチームで優勝したい、できると改めて思いました。そのために練習は勿論、日常生活においても4年生を中心に”For The Team”の精神で取り組むことが必要だと感じました。野球は1人ではできない。チームで戦わなければ頂点にはいけない。立教大学が一つになり、秋のリーグ戦ではこの2週間で積み上げたものを存分に活かし優勝を目指して戦います。」
地元出身の人気者・蒲生
「今回のキャンプは私の地元、陸前高田市で開催されました。沢山の人が球場に足を運んでくださり、パワーをもらった充実の毎日でした。また、3年ぶりに陸前高田市の中学生を相手に野球教室を開くことができました。私自身、この野球教室をきっかけに立教大学の野球部を目指しました。大学野球のラストシーズンにこのような野球教室ができたことは、とても光栄に思います。」
初キャンプでMVPを受賞・鈴木唯
「初めてキャンプに参加して陸前高田の涼しい環境で一日中野球に打ち込むことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。キャンプMVPに選出していただき、とても嬉しいです。1年生らしくフレッシュなバッティングを体現することを意識しました。その結果、今までより打球の質が向上したと思います。このキャンプで満足するのではなく、リーグ戦の優勝へ貢献できるように新座に帰っても頑張りたいと思います。」
キャンプ完走の立役者・大河原
「私にとって初めての宿泊を伴う遠征でしたが、日頃とは異なる様々な所に気を配らなければならず想像以上にうまくいかないことの方が多かったです。しかし、キャンプに来たことで自分の力不足を痛感するとともに新たな課題も見つかり、自身の成長のきっかけとなるとても充実した期間だったと思います。また、全員が一日中野球に打ち込む姿は互いに良い刺激となりました。秋の優勝に向けて主務としてよりチームのために頑張りたい、このみんなと優勝したいと改めて強く思えた時間となりました。」
〈あとがき〉
私自身にとって初のブログですが、いかがでしたでしょうか?
長いようであっという間だった陸前高田キャンプ。そんなキャンプをありのままにお伝えしてきました。
全力で野球に打ち込んでいる部員の様子がお届けできていれば幸いです。
今こうして野球ができることに感謝し、これからも優勝に向けて突き進んでまいります!
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました🙇♂️
【3年・マネージャー・玉井一騎・都昭和】