七大戦レポート2017
皆さんこんにちは。
4年マネージャーの奥山です。
七大戦に帯同して愛知県に滞在した5泊6日で選手と同じような食生活を送っていたら体重が3キロ弱増えた気がします。
体重が増えず食事に苦しんでいる選手がいる中、こんなに簡単に望んでもいない増量をしてしまい申し訳ないぐらいです。
余談はさておき、今回はその七大戦のレポートをします。
七大戦とは、北海道大学、東北大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、そして東京大学の旧帝大と呼ばれる7校で1年に一度行われるトーナメント形式の大会のことです。
昨年は東京大学が主管校となり、東大球場で試合をしていたことは記憶に新しいかもしれません。
今回の主管校は名古屋大学ということで、チームは合宿を行っていた室蘭から愛知県刈谷に移動しました。
【写真】東京から追加招集で七大戦に参加することになったため一足早く到着した藤井捕手(2年/時習館)
前回の中川副務のブログにもありましたように、室蘭では連日20℃前後を記録していたためそこから打って変わって蒸し暑い気候にまず一苦労です。
初日の8/9(水)は川出外野手(1年/刈谷)の出身高校、刈谷高校のグラウンドをお借りして練習を行いました。
【写真】青空が広がる刈谷高校グラウンド
【写真】母校で練習する川出外野手
【写真】トスする磯野内野手(3年/時習館)とベースカバーに入る山下大志投手(2年/豊田西)
【写真】真剣な表情でバッティング練習をする山本外野手(3年/岡崎)
【写真】内野ノックを受ける山下朋大内野手(2年/東海)
【写真】出身地に帰ってきたおかげか、心なしか生き生きと整備をする上田学生コーチ(4年/南山)
ここまで写真でご紹介した選手の出身高校を見ても明らかなように、東大野球部には今大会の会場、愛知県出身者が大勢います。
今後の試合で、故郷に錦を飾る活躍を期待しましょう。
それにしても本当に気温も湿度も高く、とても暑いです……。
この暑さに負けないように明日からの試合に臨みます。
【写真】レモン味のかき氷を持つ辻居外野手(2年/栄光学園)と微笑みをたたえる青山内野手(2年/広島学院高校)
一夜明けて8/10(木)の朝、刈谷球場にて北海道大学との初戦です。
初回、森田捕手(4年/学芸大附)のタイムリーで幸先良く先制し、先発の宮台投手(4年/副将/湘南)を援護します。
【写真】初回、先制の適時打を放つ森田捕手
【写真】先発した宮台投手
この後2点を返されますが、この日猛打賞の山下朋大内野手のヒットを皮切りに内野ゴロの間に1点を返し同点とします。
【写真】山下朋大内野手の打席
しかし直後に暴投で再度逆転され、2-4での敗戦を喫しました。
初戦敗退という大変悔しい結果となりましたが、気持ちを切り替え、明日からの順位決定戦を戦い抜きます。
試合後は夕方からまた刈谷高校のグラウンドをお借りしての練習です。
【写真】守備練習をする山田内野手(4年/主将/桐朋)
【写真】ノックを打つ加藤学生コーチ(4年/筑波大駒場)
【写真】カメラを向けられての練習は緊張すると初々しいことを言う梅山外野手(1年/四日市)。奥は福井捕手(3年/駒場東邦)
【写真】練習後のミーティング。向かいに座っているのは左から、新堀内野手(2年/麻布)、山下大志投手、帽子で顔が見えない藤井捕手、水島内野手(4年/洛星)、杉本外野手(3年/金沢泉丘)、岩田内野手(3年/国立)、三鍋捕手(3年/川和)、少し離れて宇佐美舜也外野手(3年/桐朋)
翌8/11(金)も朝から刈谷高校に移動し、試合前のバッティングを行います。
【写真】7時過ぎに出発して刈谷高校まで歩く一同
【写真】バッティング練習をする田口内野手(4年/西大和学園)
準備を整え、7位決定戦、対大阪大学戦に向かいます。
しかし昼から天候が大荒れ。
第2試合の東北大vs九州大が荒天により一時中断となりました。
【写真】豪雨を浴びるパロマ瑞穂球場
試合再開に向けてドロドロになってしまったアンツーカを球場に居た選手総出で整備します。
【写真】スポンジで水を吸い取る田口内野手と上田学生コーチ
【写真】苦笑いの田宮学生コーチ(4年/東農大一)とブラシを持ってどこかに行く楠田外野手(4年/副将/桐朋)
何とか第2試合は試合再開まで持ち込めたものの、第3試合の東大対阪大の試合前にまた雨が強まるとの情報が。
試合前のシートノックの後でしたが、シートをかけ、雨が過ぎるのを待つことになりました。
【写真】左から田口内野手、シートを運ぶ森田捕手、宇佐美舜也外野手、杉本外野手
【写真】ベンチで天候の回復を待つ前列加藤学生コーチ、後列手前から濵﨑投手(2年/鶴丸)、楠田外野手
結局天候は回復せず、第3試合の東大対阪大は試合開始されることなく翌日に持ち越されました。
文字通り土砂降りの中何とかホテルまで戻り、明日に備えます。
【写真】降り止まない大雨と水没していく地面を見つめる青山内野手と新堀内野手
気を取り直して翌8/12(土)の第1試合に振替となった負けられない試合に臨みます。
【写真】曇り空の下、円陣を組む選手たち。中央は山田主将
初回、楠田外野手の適時打で先制し、続く青山内野手も適時二塁打を放ちます。
【写真】この日適時打2本を含む3安打猛打賞の楠田外野手
【写真】先発し相手打線を無失点に抑えた濵﨑投手
しかし試合序盤、またも雨が激しくなり中断を余儀なくされます。
【写真】二塁打を放った水島内野手に降りつける激しい雨
その後、1時間の中断を経て試合再開。
【写真】再開後に好投を見せ勝ち投手となった山下大志投手
【写真】打球を軽快にさばく新堀内野手
【写真】終盤を抑えた柴田投手(4年/洛星)
相手チームの失策なども絡み、9-0での勝利を収めました。
この日は決勝戦まで行われ、主管校である名古屋大学が優勝を手にし、残すは翌日の予備日に行われる東大、京大による5位決定戦のみとなりました。
そしてこの日の夜には、各大学との交流を深めるレセプションが行われました。
【写真】レセプションの始まりを待つ下級生たち。左から辻居外野手、青山内野手、山下朋大内野手、宮本投手(2年/土浦一)、土井外野手(1年/國學院久我山)、新堀内野手、藤井捕手、廣納内野手(2年/茨木)、山下大志投手、松田投手(1年/開成)、濵﨑投手
【写真】田口内野手が撮影した絶妙なポーズの同級生たち。左から水島内野手、楠田外野手、黒田主務(4年/西大和学園)、加藤学生コーチ
【写真】筑波大附属高校の同級生で東北大学の好リリーフの田村投手に再会した上屋マネージャー(4年/筑波大附)
【写真】壇上に上がった、左から横山投手(1年/四日市)と川出外野手
それぞれ他の大学との交流を深め、最後は主管校名古屋大学の監督からの全日本で会いましょう、という挨拶で締めくくられました。
そしていよいよ七大戦最終日となった8/13(日)。
京都大学との試合を行うために名古屋大学のグラウンドへ向かいました。
双青戦では敗戦していることもあり、必ずリベンジを果たしたい一戦です。
この日の先発はその双青戦にも先発した宮台投手。
【写真】適時打と本塁打で4打点を叩き出した青山内野手
この試合も序盤のリードを守り抜いて4-0で勝利し何とか意地を見せることができました。
これによって本大会の最終結果は5位ということになりました。
4連覇をかけて臨んだ今年の七大戦だけに悔しい結果ではありますが、この経験を糧に今後のオープン戦、練習で課題を克服し秋に勝利をお見せできるよう、チーム一同励んでまいります。
TOKYOROCKS史上、六大学全体でも最長のブログになってしまった気がしますが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
室蘭合宿から引き続いて長丁場となった今年の夏の遠征もこれで一区切りです。
チームは今日東京に戻り、明日のオフを挟んで明後日からはまたオープン戦を戦い抜いていきます。
今後とも温かい応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
次回のブログは黒田です。お楽しみに。