歓喜の秋フレッシュ
TOKYOROCKSをご覧の皆さま、こんにちは!
1年マネージャーの番匠です。
前回の德田マネージャー(2年/学芸大附)のブログでフレッシュ練の様子が綴られていましたが、先日はついに本番、3日間にわたり秋季フレッシュトーナメントが行われました!
もちろん4年生の先輩方が主体であったリーグ戦も緊張して臨んでいましたが、今回はより近しい1,2年生が主体ということで私としても特別な緊張感を感じずにはいられませんでした。
それでは、ワクワクと感動が詰まった3日間を振り返っていきましょう!
【11/8(火) vs慶應義塾大学 〇16-6(7回コールド)】
初回、先頭打者を務めるのは酒井捷外野手(1年/仙台二)。サイレンが鳴り響く中、初球をセンター前にはじき返します!初戦の緊張感を一気に打破し、流れを生み出す一打でした。その後盗塁を決め0アウト2塁のチャンスを作ると、続くバッターの進塁打によって生還し、1点を先制します!
【初球から積極的に狙う酒井捷外野手】
1点リードで迎えた1回裏、今秋リーグ戦初登板を果たした平田投手(2年/都立西)が先発を務めます。高身長を生かし、140kmを超える速球を投げ込んでいきます。エラーも絡み2点を奪われますが、続く三人の打者を打ちとります。
【投球前の姿勢がかっこいい平田投手】
3回表、先頭の山口内野手(2年/小山台)がまたもや初球をとらえ、左中間にツーベースヒットを放ちます!さすがフレッシュキャプテンです!
【走り出す瞬間の山口内野手】
続く杉浦捕手(1年/湘南)もタイムリーツーベースヒットを放ち、すぐに試合を振り出しに戻します。この回は計7本のヒット、打者一巡の猛攻で一挙6点を奪います。
【打球の行方を見つめる杉浦捕手】
北陸旅行に行きたいと言ってくださった優しい橋元外野手(2年/修猷館)にもタイムリーヒットが生まれました!嬉しいです。
【鋭い視線でバットを構える橋元外野手】
4回表、先頭の酒井捷外野手のヒット、盗塁でチャンスを作ると、西前内野手(2年/彦根東)のツーベースヒットでさらに1点を追加します!
【一球を逃さず狙う西前内野手】
5回表、この日神宮デビューを果たした青貝内野手(1年/攻玉社)が打席に立ちます。大きな声でチームを盛り上げ、常に楽しんで野球をプレーする彼の姿はとてもかっこいいです。そんな青貝内野手は、三打席目にして念願の神宮初ヒットを放ちます!ここから脅威の四連続安打でさらに2点を追加します。
【Instagramの表紙でも話題となった青貝内野手の喜び溢れるガッツポーズ】
7回表、この日好調の杉浦捕手がライト前ヒットで出塁すると、ここから再び打者一巡の猛攻が始まります。今秋リーグ戦でもスタメンを張っていた藤田内野手(2年/岡山大安寺中等)の2点タイムリースリーベースヒットもあり、一挙5点を追加します!この回だけでヒット8本、慶應を突き放します!
【バットを振りぬき走り出す藤田内野手】
7回裏、好投を見せた平田投手からバトンを引き継いだのは、中村投手(2年/堀川)です。長身から繰り出される速球を投げ込んでいきます。
【高身長が際立つフォームの中村投手】
安打と四球が絡み3点を返されますが、最後のバッターをセンターフライに打ち取り試合終了。16ー6で慶應義塾大学に勝利いたしました!!
ここまでさらっと試合を振り返ってみましたが、実際はここに書ききれないほど熱い試合が繰り広げられていました。先発の平田投手は6回自責点1の好投、打席に立った選手は全員ヒットを放つなど、全員にMVPをあげたくなるような試合でした。また、春にコールド負けを喫した相手に快勝し、チームの成長を強く感じました。
この日は442年振りに皆既月食と天王星食が見られるという歴史的な日でしたが、それ以上に私たちにとって記憶に残る1日となりました。
【全員で喜びを分かち合うベンチの様子。この日は選手の活躍シーンが多かったため写真を撮りすぎて奥畑マネージャー(1年/智辯和歌山)にドン引かれましたが、その中でも私のお気に入りの1枚です。】
【11/9(水) vs明治大学 ●6-13(8回コールド)】
前日の勢いをそのままに、優勝決定戦への出場をかけていざ明治大学戦へ。
先頭は同じく酒井捷外野手。持ち前の足を生かし、内野安打で出塁します!続く西前内野手がレフトオーバーツーベースヒットを放つと、そのすきに2塁走者が生還し、先制を果たします。続く内田捕手(2年/開成)もレフト前ヒットを放ちチャンスを広げると、山口内野手の内野ゴロの間にさらに1点を追加します!
【打った後のフォームが美しい内田捕手】
1回裏、本日の先発は鈴木太陽投手(2年/国立)です。前日はレフトとしてスタメン出場していた鈴木投手ですが、本日は先発投手を務め、まさに二刀流で活躍しています。味方の活躍でリードを奪った後の守備、0アウト1,2塁のピンチを招くもなんとかしのぎ、スコアボードに0を刻みます。
【力強い球を投げ込む鈴木太陽投手】
2回表、二者が凡退し、迎えるバッターは松原外野手(2年/土佐)。3球目、捉えた当たりは高く上がってレフト方向へ――。全員が固唾を飲んで見守る中、そのまま打球はレフトスタンドへ飛び込み、松原外野手の神宮初ホームラン!! 少し照れたような笑顔でダイヤモンドを回る姿が松原外野手らしくて印象的でした。
【笑顔でダイヤモンドを1周する松原外野手】
2回、3回に1点ずつを返され、迎えた4回表。2アウト1,2塁のチャンスで打席に立ったのは西前内野手です。前日に続きチャンスの場面で打席が回ってきます。フルカウントで迎えた6球目、鋭い当たりはレフト前へ!2塁走者が生還して1点を追加し、4-2と2点のリードを奪います。
【バットを振りぬいた後すらかっこいい西前内野手】
しかし4回裏、四死球も絡んで一挙4点を奪われます。
5回裏、リリーフを任されたのは山崎投手(1年/渋谷幕張)。普段は朗らかで面白いことばかり言っている山崎投手ですが、初めての神宮の舞台では真剣な眼差しでバッターと対峙します。最初のバッターを得意の変化球で見事見逃し三振に抑えます!
【真剣な表情の山崎投手】
しかし、その後エラーも絡んで得点を許し、長谷川大智投手(2年/駒場東邦)にバトンを託します。角能マネージャー(2年/攻玉社)と学科が同じで日々仲睦まじい姿を見せていますが、マウンド上ではいつものDさん(長谷川投手の愛称)ではありません。ヒットを許しますが最少失点に抑えます!
【躍動感のある長谷川大智投手】
6回表、代打を任されたのは工藤外野手(1年/市川)。私の中で勝手にお兄ちゃん的な存在だと思っています。最近投手の練習もスタートさせ、投打で活躍する選手を目指しています!
【落ち着いた表情の工藤外野手】
7回表、先頭の酒井捷外野手が四球で出塁、盗塁を決めて0アウト2塁のチャンスを作ると、またもや西前内野手に打順が回ってきます。捉えた当たりは右中間を破るタイムリーツーベースヒット!1点を追加し、その後ワイルドピッチの間にもランナーが生還して1点を追加します!(2人は活躍しすぎているのでお写真は割愛させてください…。)
ここで、黒武者外野手(1年/渋谷幕張)が代打として神宮初打席に立ちます。私はこのとき明治側のスタンドでカメラを構えていましたが、その名前の珍しさにスタンドではどよめきが起こります。初球を思い切ってスイングするなど、堂々としたデビューを果たしました!
【どっしりと構える黒武者外野手】
7回裏、代打した黒武者外野手に代わり、井之口内野手(1年/ラ・サール)がセカンドの守備に入ります。彼もまた初神宮でしたが、セカンドフライをしっかりとグラブに収めるなど、安定した守備を見せます。
【守備につく前はしゃがむルーティンがある井之口内野手】
8回表、2アウトランナーなしで打席に立ったのは、神宮初打席の榎本外野手(1年/渋谷幕張)です。春にひかりん(奥畑マネージャーの愛称)のブログで「彼女にしたい同期No.1」に選ばれた際はまだその可愛さに気づいていませんでしたが、最近彼の存在自体が可愛いなと思い始めています。
【可愛さとは打って変わりかっこいい表情でボールを待つ榎本外野手】
8回裏、代打に代わってサードの守備についたのは臼井内野手(1年/静岡)です。最近私は彼にカープファンにされかけました(なっていませんと断言しておきます)。彼もこの日初めての神宮の舞台、緊張した面持ちながらも大きな声を出してチームを引っ張ります。
【高い集中力で守備につく臼井内野手】
この回マウンドに上がったのは、双木投手(2年/都立西)です。落ち着いた表情で一球一球投じていきます。
【鋭い眼差しの双木投手】
この日は多くの選手が神宮デビューを果たしました!たくさんの活躍が見られましたが、6-13で8回コールド負けとなりました。
【11/10(木) 3-4位決定戦 vs法政大学 ●1-7(8回打ち切り)】
3日間にわたるフレッシュトーナメントも最終戦。この試合でも多くの選手が初めて神宮の舞台に立ちました!
この日の先発は渡辺投手(1年/海城)です。普段からとってもキュートな彼ですが、ここでもかわいらしい表情は健在です。
【帽子をかぶり直す仕草が映える渡辺投手】
この日ショートでスタメンを張る間島内野手(2年/八王子東)です!落ち着いてゴロをさばき、着実にアウトをとります。
【真剣な表情で構える間島内野手】
2回表、最近坊主にした大原内野手(1年/県立浦和)に、念願の神宮初ヒットが生まれます!私は坊主を愛する人間なので触らせてもらおうと思ったのですが、もう伸び始めてしまったようです。私はタイミングを逃しましたが、彼はうまくタイミングを合わせてヒットを放ちました!
【春のリベンジを果たした大原内野手】
2回裏、アクシデントで渡辺投手が降板し、急遽森岡投手(2年/渋谷幕張)がマウンドへ向かいます。緊急登板となりましたが、着実に3つ目のアウトをとります。
【選手交代を告げる前にマウンドに走り出したお茶目な森岡投手】
この回、ライト線の当たりを返球する見坂外野手(2年/水戸一)です。かっこよく撮れました。私が入部したての頃話しかけてくださり、嬉しかったのをよく覚えています。
【神宮初スタメンを飾った見坂外野手】
3回裏に1点を取られた後の4回表、府川捕手(2年/西大和学園)が、センターの頭上を越えるツーベースヒットを放ちます!
【神宮初ヒットを放つ府川捕手】
4回に2点、5回に3点を奪われてリードを広げられる中、6回表、先ほどの回からサードの守備についていた臼井内野手が神宮初打席に立ちます。赤いバッティング用手袋とリストバンドが映えます。(そういえばカープファンでした。)うまく当てた打球はセンター前へ!記念すべき初ヒットです!
【カープカラーが似合う臼井内野手】
その後バッテリーエラーが重なりついに1点を返します。続いて打席に立った黒武者外野手にも神宮初ヒットが生まれ、府川捕手の二打席連続安打でチャンスを作ります!
【バットを振りぬく黒武者外野手】
続く青山内野手(2年/川和)が四球を選びチャンスを広げますが、惜しくも追加点とはなりません。
【鋭い眼差しがかっこいい青山内野手】
6回裏、この回初めて神宮のマウンドを踏んだのは吉田晃輝投手(1年/明善)です。彼はいつもニコニコしていますが、緊張するであろう神宮の舞台でもその笑顔を見せ、私を始めとするファンを魅了します。やわらかフェイスながら3人で明治の攻撃を終わらせます!
【安定したピッチングを見せた吉田晃輝投手】
7回表、5回からレフトの守備についていた大巻外野手(2年/花巻東)が神宮初打席に立ちます。私と田舎話で盛り上がってくださるなど、とてもお話しやすい優しい先輩です。
【一球を狙う大巻外野手】
7回裏のマウンドを任されたのは新城投手(2年/開邦)です。凛々しい表情で次々と球を投げ込んでいきます。
【凛とした表情がかっこいい新城投手】
最初のバッターを打ちとった当たりはレフトへ。芳野外野手(2年/西大和学園)がしっかりとフライを掴みます。
【面白さを封印して真剣な表情を見せる芳野外野手】
途中ピンチを招きますが、二遊間を組む青山内野手と石井優成内野手(1年/仙台二)の華麗なダブルプレーで0点に抑えます!
【初めて神宮で守備についた石井優成内野手】
2時間の時間制限があるこの試合において、次の回がおそらく最後の攻撃。総力戦で最後まで戦います。
最初に打席に立ったのは江口内野手(2年/海城)。爽やかな笑顔で、いつも声を出してチームを盛り上げておられます!
【打席でも爽やかな江口内野手】
続いて駒井内野手(1年/金沢大附)が神宮初打席に立ちます!彼は私と同じ北陸会の一員で、上京してから唯一「さらえる」の意味(鍋やお皿に入っている食べ物を食べきって空にする)を理解してくれた心の友です。持ち前の度胸を生かし、この場面でも落ち着いた表情で四球を選びます。
【石川県出身なのに方言を話してくれない駒井内野手】
続いて打席に立った武外野手(2年/戸山)も四球を選び、チャンスを広げます!
【神宮初打席に立つ武外野手】
ここで代打を任されたのは岡田捕手(1年/岡崎)です。彼に「ゆめち」と呼ばれるとなんだか幸せな気分になれます。いつもにこやかな表情をしていますが、打席に立つときりっとした真剣な眼差しでバットを構えます。
【積極的にバットを振っていった岡田捕手】
その後惜しくも得点とはならず、時間制限のため8回打ち切り、1-7で敗戦となりました。
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3日間のトーナメント戦を終えて、結果は4位となりました!大健闘です✨
試合の結果のみならず、新たな選手の活躍や1つ1つのプレーがどれも印象的で、とても思い出に残る3日間となりました。濃密すぎて文字に起こすのも一苦労でしたが、このブログを書きながらあの時の歓喜を思い出すことができました。何度も言いますが最高の3日間でした!!
これからもフレッシュな選手たちの活躍に期待したいです!皆さまも温かいご声援をよろしくお願いいたします。
次回のブログは今大会で明治戦にベンチ入りし声を枯らした岩瀬マネージャー(2年/開成)です。お楽しみに!