法政大学戦
TOKYOROCKSをご覧の皆さま、こんにちは!
1年マネージャーの石田です。
東京はこの頃寒い日が続き、半袖の季節も終わりを迎えようとしてます。道民が持たれがちなイメージとして「寒さに強い」がありますが、自分に関しては全く当てはまりません。「暑さに弱く、寒さにも弱い(ついでに朝にも弱い)」のが自分です。弱点だらけですね。
先日の山本マネージャー(2年/海城)のリーグ戦ブログの最後に「彼の面白いブログを楽しみにしていてください!」と書かれましたが、自分はそもそも文章を書くのが苦手なので面白い文章など書けません。ほとんどいないとは思いますが、今回のブログに期待していた人には申し訳ないです。
さて、今回は10/7(土)、10/8(日)、10/10(火)に行われた秋季リーグ戦vs法政大学の模様をお届けします!
————————————————————————–
この日先攻の東大は、一死から2番の中山外野手(2年/宇都宮)がセンター前ヒットで出塁します。その後二死となりますが、相手投手の制球が定まらぬ間に三者連続で四球を選び、押し出しで1点をもぎ取ります。
先週の慶應義塾大学戦に続き2戦連続の先制点です。
【安打を放ち、先制のホームを踏んだ中山外野手】
一回戦の先発マウンドを託されたのは、今季この試合まででリーグ戦防御率3位と好調の平田投手(3年/都立西)でした。
【今季好投を続ける平田投手】
しかし、流石は今春2位の法政打線です。四球で出した走者をきっちりと返され同点に追い付かれます。
勝ち越し点が欲しい東大は、2回表一死から平田投手が相手のエラーで出塁すると、1番の酒井捷外野手(2年/仙台二)が今季4本目となる二塁打でチャンスを広げます。
【この試合終了時点で二塁打数1位となった酒井捷外野手】
一死二、三塁で1打席目ヒットを放った中山外野手の打席を迎え、応援のボルテージも一段と上がります。
しかし、1ボール2ストライクからの4球目。
打球はサード正面に転がり、三塁走者は三本間で挟まれタッチアウト。飛び出していた打者走者の中山外野手も一塁でアウトとなり、東大はチャンスを逸します。
平田投手は3回裏に勝ち越し点を献上するものの、5回を投げて2失点と先発としての役割を果たしますが、6回裏平田投手は一死から四球とヒットで2点を失います。
ここで平田投手はマウンドを三田村投手(4年/奈良学園登美ヶ丘)に譲ります。
今季5登板目の三田村投手は後続をパーフェクトに抑え、リリーフピッチャーとしての役割を全うします。
【リリーフピッチャーとして存在感を見せる三田村投手】
7回裏からは鈴木健投手(4年/仙台一)が登板しますが、味方のエラーも絡み2失点、さらなるリードを許してしまいます。
なんとか反撃したい東大打線でしたが、ヒットは出るもホームが遠く、一回戦は敗戦となりました。
【マルチヒットを記録した別府外野手(4年/東筑)】
————————————————————————–
2回戦の先発は、ここまで3カード全てで1回戦の先発を任されていた松岡投手(4年/駒場東邦)でした。
2回表二死から連打で失点するも、その裏、6番の内田内野手(3年/開成)が一死から四球を選び、7番の山口真之介内野手(3年/小山台)のライト前ヒットで一、二塁のチャンスを作ります。
その後二死となり、9番の松岡投手が打席に立ちます。
1ボール1ストライクからの3球目ライト前に抜けるかという当たりをセカンドが好捕しますが、送球が間に合わずタイムリー内野安打。
東大が同点に追い付きました。
【今季2打点目となるタイムリーヒットを放った松岡投手】
追いついた直後の3回表、松岡投手はヒットと四球でピンチを背負い、センター前ヒットを打たれます。二人目のランナーは別府外野手の好返球により生還を阻止しましたが、勝ち越しを許してしまいます。
しかしこの日の東大はここでは終わりませんでした。
4回裏、内田内野手がレフト前ヒットでまたもや出塁すると、続く山口真之介内野手が堅実に送りバントを成功させ、一死二塁のチャンスを作ります。
ここで、一回戦も安打を放った中山外野手が代打に送られます。
初球を見逃したその後の2球目、捉えた打球はぐんぐんと伸びていき左中間を真っ二つに割る二塁打となります。
内田内野手が生還し、東大は再び同点に追いつきます。
【同点のタイムリー二塁打を放った中山外野手】
続く5回裏、先頭の別府外野手がセカンドへの内野安打で出塁すると、4番・大井内野手(4年/小松)が四球を選び、無死一、二塁のチャンスを作ります。
相手ピッチャーが代わったところで、5番・和田捕手(4年/海城)が初球で送りバントを決め、一死二、三塁とチャンスを拡大します。
ここで、この試合全得点に絡んでいた6番・内田内野手が打席に立ちます。
その4球目でした。ライト前に執念のタイムリーヒットを放ち、ついに東大がリードを奪います。
【決勝のタイムリーを放った内田内野手】
そして7番の山口真之介内野手のサードゴロの間に三塁走者が生還し、リードをさらに広げました。
【永田学生コーチ(4年/開成)の代役として三塁コーチャーを務めた名畑学生コーチ(4年/並木中等教育)】
2点のリードを貰った松岡投手の投球にさらに力がこもっていきます。
6回からの松岡投手は、10者連続アウトを含む4奪三振無安打無失点の圧巻の投球を披露し、リーグ戦初勝利を142球の完投勝利で挙げました。
東大としても、約1年ぶりの勝利となりました。
【勝利の瞬間、拳を握り吼えた松岡投手】
【8回表から一塁の守備に就きチームを鼓舞した梅林主将(4年/静岡)】
【抱き合う別府外野手と酒井捷外野手】
【この日の夜、寮の食堂では嬉しいサプライズがありました!】
————————————————————————–
天候不良により10/9(月・祝)の試合が中止となり、火曜日に3回戦が開催となりました。
最下位「奪出」に向けて、勝ち点獲得をかけたこの試合の先発は1回戦と同じく平田投手です。
しかし初回、エラーも絡み3失点すると、続く2回裏も一死をとった後から連打を浴び2失点。マウンドを三田村投手に託しますが、三田村投手も連打を許し東大はこの回5失点を喫します。
【3回以降は持ち直し、3回2/3を1失点に抑えた三田村投手】
【6回から登板し、2回無失点の好投を見せた鈴木健投手】
8点のビハインドが重くのしかかる中、なんとか反撃に出たい東大でしたが、相手先発の前に6回を終えて散発2安打に抑え込まれます。
7回表相手ピッチャーが代わったところで、別府外野手がこの試合初めての長打を放ちチャンスを作ります。
【今季初の長打を放った別府外野手】
内野ゴロで一死三塁となった後、和田捕手がタイムリー内野安打を放ち、遂に1点を返します。さらに二死から山口真之介内野手がライト前にしぶとくヒットを放つと、二者連続死球の押し出しでもう1点返します。
【タイムリー内野安打を放った和田捕手】
しかし、東大の反撃もここまで。序盤の大量失点が響く形となり、3回戦は敗戦という結果になりました。
【8回に登板し完璧な投球を見せた青木投手(4年/筑波大駒場)】
【8回にリーグ戦初ヒットを放った府川捕手(3年/西大和学園)】
————————————————————————–
遂にTEAM2023としてリーグ戦初勝利を挙げた法政大学戦、勝利の喜びを味わうと共に、2勝して勝ち点を獲得することの難しさを痛感したカードだったかと思います。
来週は空き週となり、10/21(土)、10/22(日)に東大と同じく勝ち点0で最終カードを迎える立教大学と対戦します。このカードで2勝し勝ち点を獲得すれば、悲願である最下位「奪出」となります。
泣いても笑っても4年生にとっては最後のリーグ戦、自分は4年生の方々と半年ほどしか過ごしていないですがそれでも寂しさを感じてしまいます。このブログを書き終えて、4年生の方々と共に過ごす残り少ない日々をもっと大切にしていきたいと強く思いました。
来週のブログは堂埜マネージャー(1年/湘南)が担当します。
空き週のブログは面白いものばかりなので、彼女のブログもきっととても面白く、楽しく読むことができるブログのはずです。
お楽しみに。
ここまで読んで頂きありがとうございました!