鹿児島合宿2024
TOKYOROCKSをご覧の皆さん、こんにちは。
新2年マネージャーの中村です。
ちょうど執筆途中に成績発表が行われ、東大からの攻撃を受けることなく無事に進学できたので安堵しております。
しかし、スローペースで授業をとっていたため、2Sセメスター(東大の春学期のことです)もまあまあな頻度で大学に行かねばならぬ事実を突きつけられ、苦しんでいるところでもあります🥲
家から大学は遠いので流石にちょっと通うのが嫌になってきたっていうのは誰にも言えないです、、、
さて、今回のブログではそんな東京の喧騒から離れた鹿児島の地での合宿の様子についてご紹介します!
東大野球部の鹿児島合宿は鹿児島県の日置市を拠点として2/20~29の10日間にわたって行われました。
全体的な振り返りとしては多少雨がちらつく日もありましたが、さすが緯度が低いだけあって少しでも陽が出るとポカポカしたので、この年になってやっと身をもってプロ野球のキャンプが九州・沖縄地方で行われる理由を実感できました。
では、ここからは具体的な合宿の1日を振り返っていこうと思います!
【Day1 移動日 天気☔️】
初日は移動日です。羽田空港に集合し、みんなで1時間半ほどの空の旅を楽しみました。
自分は千葉県の成田市在住なので成田空港から羽田空港まで移動するというなんとも屈辱的な気分でした笑
寮生になった明石くん(新2年/捕手/渋谷幕張)が羨ましいですが、羽田空港到着後に新2年の寮生たちとお昼ご飯を一緒に食べられたのでよかったです!
【出発前、羽田空港で腹ごしらえをする前の新2年寮生+2】
鹿児島空港到着後は今回宿泊した宿の方にバスを出していただいて宿へ向かい、夜ご飯や自由時間など皆思い思いに過ごしていました。
【Day2 練習日 天気☔️】
この日は雨が強く、野球場での練習は困難と判断し、近くのドーム型練習施設と遠くにあるもう一つのドーム型練習施設を併用するトレーニング型の1日となりました。
【ストレッチに勤しむ選手たち 手前から順に青島内野手(新4年/学芸大附)、府川副将(新4年/捕手/西大和)、内田開智内野手(新4年/開成)】
その日はバスが出ないため、レンタカーで少しずつ選手をドームへ送り迎えするマネージャーとしてはかなりハードな1日だったと思います。
自分は最初球場残り担当だったのですが岩瀬主務(新4年/開成)が暇そうだからという理由で自分にも運転をさせてくださりました。
【せっかくなので擦られた岩瀬主務と酒井捷外野手(新3年/仙台二)の謎ショットをどうぞ】
免許を取得して2週間しか経っていませんでしたが、鹿児島の道は直進が多かったこともありなんのアクシデントもなく運転できてよかったです☺️
【Day3 練習日 天気☁️】
雨も弱く、気にならないほどの量であったため野球場を使って練習ができました!
今回使用した鹿児島のグラウンド全般に言えるのですが、とても水捌けがよく、前日に大量に雨が降っても翌日ちょっと整備をすれば問題なく使えるグラウンドだったので助かりました!
これは桜島の火山灰土に由来する特性なのか、キャンプを奨励する鹿児島という土地の戦略なのか、、
地理っぽい考察はここでさておくことにします笑
【グラウンドを使える喜びに思わず笑みが溢れてしまう左から臼井内野手(新3年/静岡)、工藤内野手(新3年/市川)】
この日は主にシートバッティングが行われました。
打線がつながって大量得点するチームもあれば、圧倒的なピッチングを披露した選手もおり、見ていた自分としてはリーグ戦の開幕が楽しみになるような練習日となりました。
また、この日は日置市ならびに日置市観光協会の方々に歓迎会を開いていただき、激励のお言葉やお茶、イチゴ、お菓子などをいただきました!
【お茶を持っている府川副将にイチゴを持っている西前副将(新4年/内野手/彦根東)、マエダケというお菓子をもっている藤田主将(新4年/内野手/岡山大安寺)、食べ忘れてしまったのですが次は食べたいです】
【Day4 オフ日 天気☔️】
気持ち早めに訪れたオフ日ですが、皆思い思いのオフを過ごしていました。
温泉に行く人もいれば宿から出ずに近場で楽しむ人もいるなど実に多種多様なオフとなりました。
自分は新2年生ズとオフを過ごしましたのでその1日を軽ーく紹介しようと思います。
宿の方に鹿児島の天文館(行くまではプラネタリウムでも見れる施設なのかなぁと思ってました笑)付近までバスを出してもらい鹿児島中央駅まで歩いて向かったのですが、あいにくほとんどみんな傘をもっておらず、びしょびしょになりました笑
道中で堀部内野手(新2年/県立船橋)にベビーカステラを買ってもらい幸先のいいスタートを切れていたので濡れていてもいい気分だったと思います()
【水も滴るいい男、堀部のベビーカステラ購入後】
鹿児島中央駅に到着後はしろくま発祥のお店でしろくまを食べ、体の内外が完璧に冷えてしまったところで(しろくまは美味しかったです!)、路面電車に乗り、あてもなく天文館方面へ戻りましたが案の定やることがなく、明石の提案で桜島へ。
【思っていたよりも大きくてびっくりした本家しろくま 左から竹山(新2年/外野手/修道)、明石】
お腹が空いていた一同はフェリー乗り場で見つけた昔ながらのラーメン屋で黒豚ラーメンなどを食し、フェリーで桜島へ移動しました。
【桜島をバックにみんなで記念撮影! 前列左から小村内野手(新2年/私立武蔵)、明石、中井アナリスト(新2年/金沢大附) 後列左から堀部、竹山、中村】
あまり時間がなかったのですが、桜島では軽い火傷になりながら足湯に入ったり(誰が一番くっきり跡が残るかを競ったりもしました笑)、猫と戯れたりなど楽しむことができ、帰りのフェリーではたまたま合宿出発1週間前ほどにケンミンSHOWで特集されていたうどんを食べることができたので幸せでした。
他の新2年生はといえば投手陣は海鮮を食べに、門田内野手(新2年/松山東)と伊藤滉一郎外野手(新2年/県立千葉)は温泉に行っていたようです。
【美味しそうな海鮮を前にした二人 左から近藤(新2年/投手/筑波大附)、佐伯(新2年/投手/渋谷幕張)】
【こちらも美味しそうな海鮮を前に思わず笑みがこぼれてしまう前田(新2年/投手/熊本)】
【温泉を前に浮き足立つ一同 左から門田、大原さん(新3年/内野手/県立浦和)、伊藤滉、榎本さん(新3年/外野手/渋谷幕張)、青貝さん(新3年/内野手/攻玉社)】
最初は何も決まっていなかったためみんな不安でしたが、行き当たりばったりでもとても楽しむことができ、合宿中のいいリフレッシュになりました!
【Day5 練習日 天気☀️】
待ちに待った晴れの日。晴れるとしっかり暖かくてやっと鹿児島らしさを享受できました笑
写真があまりなかったので合宿日記にも登場したこの一枚でもどうぞ、、
【原始人のトレーニング方法と揶揄されていた双木投手(新4年/都立西)と山崎投手(新3年/渋谷幕張)】
【Day6 練習日 天気☔️】
いよいよおいどんカップの試合前の最後の練習。朝向かう時は雨が降っており、グラウンド状況が危ぶまれたもののさすが鹿児島、午前中に軽く整備したところ午後には問題なくグラウンドを使うことができ、試合前の良い調整となりました!
【写真がないので合宿中のなんか和む大原内野手(画面中央)のワンショットです! 右前酒井捷外野手 右後杉浦捕手(新3年/湘南)】
いよいよDay7からは合宿の集大成、おいどんカップに参戦します!
【Day7 おいどんカップ vsJR東日本 9-2⚫︎ 天気☀️】
おいどんカップの初戦は社会人の強豪、JR東日本です。
先発投手は今年エースとしての活躍が期待される平田投手(新4年/都立西)、初回は先頭打者にスリーベースヒットを打たれるなど、いきなり3連打を浴び3点を失ってしまいますが、その後はヒットを許さず3イニングをなんとかまとめます。
【先発の平田投手】
二番手は中村薫平投手(新4年/堀川)、昨季は怪我の影響で投げられないことが多かったですが今シーズンは無事復活!
強力打線を2回被安打1無失点と完璧な継投を見せます。
【復活の中村投手 今季に期待です!】
打つ方ではその中村投手が持ってきた流れに乗り、4回、山口真之介副将(新4年/内野手/小山台)がライトへのヒットで出塁すると、この日5番・指名打者として出場していた鈴木太陽投手(新4年/国立)のバットからレフトスタンドに飛び込む特大のホームランが生まれ、2点を返します。
【打席に向かう西前副将とグータッチを交わすホームラン後の鈴木投手 後ろは生還した笑顔の山口副将】
しかしながらその後打線は相手投手の前に沈黙し、相手打線には8回に3ランホームランを打たれてしまうなど6点を失い、9-2で敗戦しました。
【Day8 おいどんカップ vs神戸学院大学 5-0⚫︎ 天気☀️】
この日の先発は前日強烈な2ランホームランを放った鈴木投手、二刀流としての活躍が期待されます。
その鈴木投手は初回にヒットで出たランナーを返されてしまいますが結果として3イニングを被安打1で失点1と先発投手としての役割を果たし、試合を作ります。
【二刀流の鈴木投手】
その後の6イニングは新2年の佐伯投手、近藤投手、前田投手の3人が2イニングずつ投げました。
打たれてしまった投手もいましたが、3人とも将来のリーグ戦が実に楽しみな投手です!
【宿舎での1枚で3人まとめて紹介 左から近藤、前田、佐伯】
試合の方は5-0で敗戦しました。
打つ方は散発の3安打に終わり、前日の試合と合わせて打撃には課題を残した結果となってしまいます。
この日の小話なのですが伊藤外野手が試合用スパイクを無くしてしまったそうで、自分に試合をした球場まで送って欲しいと頼まれ往復1時間のドライブをしたのですがなんと帰ってきて宿舎の近くの球場であっけなく発見されました、、笑
【Day9 おいどんカップ vs延世大学(연세대학교) 6-4⚫︎ 天気☀️ 】
さて、おいどんカップの最終戦は韓国の延世大学です!
自分は1年時の第二外国語に韓国語を選択していたので言葉がいくらか聞き取ることができて、試合の楽しみだけでなく言語を実践的に活用することも楽しかったです笑
この日のスタメンは新3年生以下の選手が多く起用された、来年を意識したかのようなオーダーでした。今年のチームもものすごく楽しみですが早くも来年のチームも楽しみになってきてしまいました、、笑
先発投手は左の双木投手、慣れない韓国の選手相手の登板となりましたが、3イニングを投げ被安打2で無失点と完璧な投球を見せました。
【完璧な投球を見せた双木投手】
この試合で光ったのは7回から登板した渡辺投手(新3年/海城)。
2イニングを投げ、被安打0と圧巻のピッチングでしたが、とったアウトが全てフライアウトと三振であり、完璧に相手打線を翻弄していました!
合宿中に少しキャッチボールをさせていただいたのですが変化球がギュンって感じで曲がっててすごかったです!(語彙力なくてすみません笑)
【こちらも完璧な投球を見せた渡辺投手】
打線は2回に新2年の堀部内野手と竹山外野手の二人に連打が生まれたり、6回には榎本外野手にスリーベースが生まれるなど、得点まであと一歩のところまで行きましたが、相手投手を責めあぐね、肝心の一発は飛び出さず8回まで無得点に終わっていました。
【頼れる渋幕の先輩 榎本外野手】
9回のマウンドにはJR東日本戦で先発した平田投手が上がり、三者凡退で流れを引き寄せます。
先頭打者の代打には山口副将が入りヒットで出塁すると、続いて代打で入った藤田主将にもヒットが生まれ無死1,2塁のチャンスを作ります。やはり新4年生は頼りになりますね😀
【頼れる新4年生① 山口副将】
【頼れる新4年生② 藤田主将(打席時の写真ありませんでした😭)】
続く新2年の明石捕手、堀部内野手、竹山外野手もヒットで続き怒涛の5連打となります!
この3人はこの試合マルチヒットを記録しました。若い力にも期待ですね!
【若い力① 明石捕手】
【若い力② 堀部内野手】
【若い力③ 竹山外野手】
この回4点を返しますが、反撃も及ばず6-4で敗戦しました。
おいどんカップの成績としては全敗となってしまいましたが、試合での収穫は多く、春季リーグ戦に向けていい経験となったと思います。
これにて合宿の予定は全て消化され、残すは帰るのみとなりました。
【Day10 移動日 天気☔️】
雨に始まったこの合宿でしたが雨で終わることに、、笑
試合日に雨が降らなかったことを幸運に思います。
さて、10日間の合宿となりましたが流石に終盤はみんな東京が恋しくなったようで帰りは浮き足立っていたかのように思います。
飛行機で鹿児島空港から羽田空港へ移動し、この合宿は終了しました。
鹿児島での温暖な気候下で密に練習をしたり、上には書きませんでしたが毎夜19時半から21時でナイターを使って自主練をしたりと普段とは違った環境で野球に打ち込むことができ、非常に有意義な10日間となったことと思います。
最後にはなりますが、この鹿児島合宿は宿泊場所を提供してくださった吹上砂丘荘の方々や練習場所を提供してくださった各市町村のみなさん、おいどんカップ実行委員会のみなさん、熱いご声援や差し入れをくださった保護者の方々など非常に多くの方々のご協力がありまして無事に終了いたしました。
この場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
ここからは個人の感想になりますが、今回の合宿では選手たちと普段よりも近い距離で接していたのですが、近くで接してみないとわからないこともあるのだなあと実感しました。
選手の野球にかける思いはとても強かったです。
マネージャーとしてしっかりサポートしたいと言う気持ちが強くなりました。
さて、この辺りで今回のブログを終わろうかと思います。
今日は合格発表でしたね。
一年前の自分は合格発表までの時間を長く感じすぎて家の中をずっと歩き回っていたのを思い出しました笑
無事合格した受験生の皆さんの東大野球部への入部を心よりお待ちしております!