【Weekly MGR】vol.51
ブログをご覧の皆さんこんにちは。
新3年マネージャーの中原由信です。
徐々に気温は上がってきましたが、吹く風は依然冷たく、上着を手放せない毎日が続いています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
弊部では、入部を決めた来年度の1年生が既に練習に参加し、競争に加わっています。一足早く安部球場に吹く新たな風に乗って、チームは春季リーグ戦優勝に向け日々上昇しています。
今回は、そんなチームを身体面からサポートする学生トレーナーに話を聞きました。
弊部の学生トレーナーは現在 鈴木玲央(新4年・鹿児島玉龍・スポーツ科学部)一人となっており、選手時代の経験も生かしながら一人でチームのトレーニングを管理、指導しています。普段は選手を取り上げることが多いですが、スタッフとして活躍する部員にも注目していただければと思います。それではどうぞ。
(好きな言葉『耐雪梅花麗』と一緒にカメラに写っていただきました。)
Q1 学生トレーナーになった経緯を教えてください。
この野球部には選手として入部してきましたが、チームとして日本一を目指す上で選手とは違った貢献の仕方もあると考えたからです。大学2年の冬に肩を故障してしまったので、その時に自分と向き合い、学生トレーナーとしての活動というものを考えました。もちろん選手として神宮でプレーする憧れもあったので葛藤はありましたが、大学3年の夏に転身を決断しました。
Q2普段の練習中、主にどのような仕事をしていますか?
土日などに行われる全体練習での1日のスケジュールとしては
9:00 Aチームのウォーミングアップを取り仕切る
12:30 Bチームのウォーミングアップを取り仕切る
13:00 Aチーム野手のトレーニングの指示
17:00 Bチーム野手のトレーニング指示
が大まかな動きです。その他にも投手が行うトレーニングの指示、ブルペンに入る前の投手とのキャッチボール、野手に対してのノック、捕手の練習補助など日によってさまざまな役割を担っています。
(走り込みトレーニングのフォームを修正する鈴木。負荷がかかるトレーニングの時は特に、腰の角度には注意するそうです。)
(瞬発力を鍛えるトレーニングを指導する鈴木。指の数を足して偶数であれば走り出すメニューなのですが、足して6であるにもかかわらず画角に残り続けている選手が心配です。)
Q3 学生トレーナーになって初めて知ったことや驚いたことがあれば教えてください
社会人トレーナーの方から多くのことを御指導いただいているのですが、プロ野球選手も見ていらっしゃる方で多くの学びがあります。昨年秋に肩関節学会に参加させていただいた際も、トレーナーを務めていく上で必要な知識を吸収できました。様々な場面で、選手として過ごしていたら触れられていなかったであろう知識や経験を多く得ることが出来ているなと感じています。
また、選手時代は野手として練習に参加していたので、投手陣の練習も新鮮に感じました。トレーナーになってから投手、野手のA,Bチームの合計4つの練習すべてに関与させてもらっているので、それぞれの違いや共通の課題を見つけるように努力しています。
Q4 学生トレーナーとして活動している中で、一番うれしい瞬間はどんな時ですか?
故障してしまった選手がリハビリや治療に取り組み、普段の練習に復帰、さらには実戦復帰した時が最も嬉しいです。一緒にリハビリや、練習に取り組んだ選手なので、故障以前のようにプレーしている姿を見ると、あまり良くないことなのかもしれませんが他の選手よりも応援したくなってしまいます。
Q5 学生トレーナーとしての入部に興味を持っている学生もいると思います。そのような方々に、最後に一言お願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。現在、早稲田大学野球部における学生トレーナーは私1人となっております。100名超の選手の管理をひとりで行うことは大変なこともありますが、多くのやりがいを感じることもあります。また、スポーツ科学部での勉強や研究室との連携、大学のベースボール科学研究所への実験協力と他大学では経験することのできない貴重な経験が多いです。歴史と伝統ある早稲田大学野球部で私と共に学生トレーナーとして活動できることを楽しみにしております!入部をお待ちしております!
以上になります。
上に書いたように、早稲田大学野球部では現在、学生トレーナーとしての入部を認めています。私たちと同じように、早稲田大学野球部の部員として、チームの日本一に貢献したいという志を持つ方は、是非弊部の門を叩いていただければと思います。
詳細の書かれた弊部HPのリンクを以下に記載いたします。
興味のある方は是非ご覧ください。
http://www.wasedabbc.org/news/2022/04/02/6127/
選手のトレーニングメニューや身体的疲労を管理し、最高の状態で神宮に向かわせることは、非常に大切な仕事です。
また、それは決して“縁の下”などではなく、チームの勝利を作り上げるために必要不可欠な一つのピースです。
学生トレーナーだけでなく、部員一人一人が自分の役割を確実に果たし、チーム一丸となって日本一に向かって進んでいきますので、これからも応援よろしくお願い致します。
次回のWeekly MGR担当は新2年マネージャーの成瀬です。下級生が徐々に入ってきた中で、先輩としての投稿を期待しています。お楽しみに。