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主将 印出 太一
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【Weekly MGR】vol.124

ブログをご覧の皆さんこんにちは。

早稲田大学野球部主務の中原由信(4年・政経・早稲田実)です。

最近、なぜかフルーツ系のアイスを見ても惹かれないなあと思っていたら、冬でした。

今年もあと54日となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

54日と聞くと意外と長く感じますが、リーグ戦開幕から昨日までが54日と聞くと、いかにあっという間に今年が終わってしまうかが分かります。

 

本当にあっという間です。今季の東京六大学リーグも遂に、今週末の早慶戦を残すのみとなりました。弊部は現在勝ち点4、勝率.889の単独1位。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、早慶戦で1勝でもすれば優勝が決定します。

勿論まずはリーグ優勝に向けての1勝ですが、その先に目指すは勝ち点を取っての完全優勝。土、日と2連勝をし、10勝1敗の勝ち点5を狙います。

 

そこで今回は、早慶戦で活躍を見せてくれるであろう選手たちの紹介をしようと思います。昨年も早慶戦前に執筆し、望外に好評だったこのコーナー。

(http://tokyo6s.com/blog/waseda/2023/10/23/weekly-mgr-vol-81/)

ラストシーズンのラストカード前に、もう一度この機会に巡り合えてうれしい思いです。なお、昨年と同じく、紹介選手の人選や順番は中原の独断と偏見で決定しております(今季出場を果たしている選手に限っています)。これから紹介できる人間は、リーグ連覇に向けて汗を流す部員のたった2割ほどにすぎませんが、ご容赦ください。

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掲載順 (守備位置) 氏名(学年=出身校・学部) 背番号

 

  1. (外) 尾瀬雄大(3年=帝京・スポ) 24

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首位打者を獲得した春に続き今季も好調を維持する早稲田不動の切り込み隊長。再現性を極限まで高めたスイングに、寸分の狂いもない選球眼。彼に限って、「打撃は水物である」という定説は通用しない。早慶戦初戦、早稲田は先攻。サイレンが鳴り響く中彼が出塁すれば、早稲田の先制、勝利は約束される。

 

  1. (遊) 山縣秀(4年=早大学院・商) 2

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言わずと知れた日本屈指の守備職人。ハンドリング・スローイング・ポジショニングどれをとっても一級品である彼の遊撃守備は、敵味方関係なく見る者を魅了する。優れた選手はワンプレーで試合の流れを変えるが、彼の守備は試合を「決める」ことが出来る。これまで何度も早稲田を救ってきた球界最高のショートが、早慶戦で文字通り有終の美を飾る。

 

  1. (右) 吉納翼(4年=東邦・スポ) 1

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早稲田打線の千両役者。正真正銘のホームランバッターが放つ放物線は、常に我々を感動させてきた。勝負所で打ちすぎた結果、彼についた異名は「ミスター3ラン」。今春早慶戦の1試合2ホーマー、今秋現時点での4ホーマーに続き、この秋の最終カードも主役の大暴れに期待したい。ライト定位置から捕手まで届くミサイルの様な送球も彼の魅力。まさに抑止力として慶應走者の生還を阻む。

 

  1. (捕) 印出太一(4年=中京大中京・スポ) 10

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早稲田大学野球部第114代主将。2年春から正捕手、3年春から4番を務め、天性のキャプテンシーと磨き上げた野球センスで常にこの野球部を引っ張ってきた。日本代表の主将として世界一も経験し迎えたラストシーズン。唯一取り逃した「日本一」の称号を手にする場に再び戻るため、まずはリーグ戦最終カード、そのバットで、そのマスクで、早稲田を率いる。

 

  1. (一) 前田健伸(3年=大阪桐蔭・商) 3

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今年から打線の中核を担う3年生スラッガー。恵まれた体格から繰り出される鋭く柔らかなスイングは、豪速球もキレのある変化球も確実に捉えて弾き返す。ファーストとしての捕球能力も非常に高く、極上の安心感を誇る早稲田内野陣は彼の巧みなハンドリングによって完成しているといってよいだろう。今夏覚醒を果たした次世代の主砲が、がっぷり四つで慶應投手陣に立ちはだかる。

 

  1. (三) 小澤周平(3年=健大高崎・スポ) 4

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センスが光る3年生サード。ロマンと打率を兼ね備えた豪快なバッティング、ホットコーナーを守り抜く球際の強さと送球の安定感、高校時代から培った高い走塁意識を持つ、早稲田のゲームメイクには欠かせない5ツールプレイヤー。ここまで安定した成績を残してきたが、昨秋のサヨナラタイムリー、今春のホームランなど、慶應キラーとしての印象も強い彼の爆発に期待したい。

 

  1. (二) 梅村大和(4年=早稲田実・教育) 7

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高いユーティリティ性と、堅実かつ美しい所作が魅力のいぶし銀。誰もが真似すべき打撃・守備・走塁を、彼は誰も真似できないクオリティで見せてくれる。「7番梅村・8番石郷岡」の早実コンビに、「セカンド梅村・ショート山縣」の4年生コンビ。攻守にわたって相手の脅威となり続けてきた早稲田の仕事人が、早慶戦でも大車輪の活躍を見せる。

 

  1. (左) 石郷岡大成(3年=早稲田実・社会) 29

8

歴代最恐レベルの8番打者。今季の早稲田は下位打線での得点もよく見られるが、彼の貢献は計り知れないほど大きい。甘い球は必ず1球で仕留め、きわどい球にも食らいつく。5割を超える出塁率と自慢の俊足は相手バッテリーにとって最大のストレッサーとなっており、「早くピッチャーに投げたい」と油断したが最後、あっという間にダイヤモンドを1周して帰ってくる。

 

  1. (投) 伊藤樹(3年=仙台育英・スポ) 11

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3年生ながら11番を背負う絶対的エース。最速151km/hの直球と、キレ・変化量ともに申し分ない変化球。そしてそれらを四隅に投げ切る圧倒的なコマンドとスタミナを併せ持つ、まさに早稲田の第一先発にふさわしい投手。今年負けなしのパーフェクトピッチャーが、1戦目、その右腕で早稲田の優勝を決定づける。

 

  1. (投) 宮城誇南(2年=浦和学院・スポ) 18

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今年から第2先発を任されている2年生左腕。「2戦目をどう勝つか」と言われた春からひと夏を乗り越え、球威・コントロール共に大きな成長を遂げて帰ってきた。出所の見にくいフォームから球威充分のストレートと鋭い落ち玉を投げ分けるピッチングで、早明戦をはじめこの秋は目覚ましい活躍を見せている。この秋進化した琉球サウスポーが、早慶戦でもわがままに0を積み重ねる。

 

  1. (投) 鹿田泰生(4年=早稲田実・商) 15

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長身から力強い直球と直球に似せたカットボールを投げおろす4年生右腕。春の早慶2回戦では雨中に途中登板し勝ち投手となった。また、全日本大学野球選手権大会決勝では5回2失点の好投を見せるなど、相手や場面、気候によって揺らがないピッチングも彼の魅力。今秋の早明2回戦では登板初球で反撃の本塁打を許してしまい、唇を強く噛んだ。が、彼に流れるスターの血は強く疼いている。3万人に及ぶ観衆の中で必ずや快刀乱麻のピッチングを見せてくれるはずだ。

 

  1. (投) 黃仁鼎(4年=新竹・国教) 49

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台湾からやってきた技巧派右腕。直球の球速こそ先発投手陣に及ばないものの、回転量の多い変化球を上手く織り交ぜることで打者を手玉に取ってきた。地道な努力で初めてたどり着いた神宮のマウンドでは、1イニングを打者3人で抑える完璧なリリーフを果たした。日本で投げられるチャンスもあとわずかだが、宿敵慶應をやっつけてこそ早稲田の投手。台湾の星が、ラストカードでひときわ強い輝きを見せる。

 

  1. (投) 田和廉(3年=早稲田実・教育) 19

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プロも注目するサイドスロー右腕。手元で吹き上がる直球も脅威だが、最大の武器は蛇のように曲がるスライダーとシンカー。左右の打者に腰を引かせて奪う見逃し三振は、もはや漫画やゲームの類である。今季はこれまで主に抑えとして登板し、その役目を着実に果たしてきた。昨春の怪我から手術を経て復活した剛腕サイドハンドが、最終盤の反撃に勇む慶應打線を毒牙にかける。

 

  1. (投) 香西一希(2年=九州国際大付・スポ) 14

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常にチームのピンチを救ってくれる鉄腕サウスポー。130km/h後半でも空振りが取れる直球のキレは凄まじく、特に右打者の膝元に投げ込むクロスファイヤーは強烈。低いアングルから一本の糸のように伸びてくる球筋に、バッターは自分のスイングすら許されない。独特の間合いから繰り出される牽制も彼の持ち味。彼を前に奇跡的に出塁できたランナーも、二塁には到達できない。

 

  1. (投) 越井颯一郎(2年=木更津総合・スポ) 16

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気持ちを前面に押し出す熱き2年生右腕。浮き上がるような独特のストレートと、強烈なブレーキが利いたカーブ・チェンジアップを操る。緩急で打者を圧倒するスタイルはなかなか相手打線に的を絞られず、早慶戦では長いイニングを投げ抜くことも期待される。大観衆に埋もれない雄叫びにも注目。是非神宮で彼の闘志を直接感じ取ってほしい。

 

  1. (投) 髙橋煌稀(1年=仙台育英・スポ)41

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新人らしからぬ球威とキレで打者を制圧する本格派右腕。チームトップレベルの球速を誇るストレートと、回転数の多い変化球を軸に三振を重ねるその姿は、既に次世代エースの風格を漂わせている。早慶戦では未登板だが、慶應の応援曲を右耳に受けながらの投球は甲子園で履修済み。自分らしいピッチングで再び大観衆を沸かせてくれるはずだ。

 

  1. (投) 安田虎汰郎(1年=日大三・スポ) 42

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入部後未だ防御率0.00を継続するスーパー1年生。絶対に来るとわかっているのに打てない、当たらない。誰もが少年の頃夢見た”魔球”そのものと言える彼のチェンジアップは、今春から早くも全国のアマチュア野球オタクを熱狂させた。春から直球の質も上がり、「初見殺し」の域はとうに脱出。どちらを狙っても前に飛ばない”あたり無しのくじ引き”を慶應打線に押し付ける。

 

  1. (捕) 栗田勇雅(4年=山梨学院・スポ) 6

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高校時代4度の甲子園出場を経験するエリートキャッチャー。捕手としての基本能力が軒並み高いことも彼の魅力だが、矢のような二塁送球は無二の持ち味。シートノックだけでも球場を沸かせることが出来る。また、リーグ戦での安打はまだないものの、彼の打撃センスは間違いなく本物。ここぞの場面で真価を発揮する準備は万端である。

 

  1. (捕) 吉田瑞樹(3年=浦和学院・スポ)27 

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強肩強打の3年生キャッチャー。1発も期待できる折り紙付きの長打力を武器に、これまでここぞでの打席を任されてきた。悔しかったのは全日本大学野球選手権決勝。DHでのスタメン起用に満足に答えられず、苦渋を飲んだ。半年が経ち、再び優勝目前までたどり着いた。リベンジへの切符は、自らのバットで掴み取る。

 

  1. (捕) 尾形樹人(1年=仙台育英・スポ) 43

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1年生野手で唯一ベンチ入りを果たしている期待の新星。どっしりと落ち着いた構えから繰り出される鋭く美しいスイングは、未だ2打席の出番ながら既に大成の予感を抱かせている。同じく1年の髙橋煌は、小学校の頃からチームを共にしてきた幼馴染。甲子園を沸かせた黄金バッテリーが、1年目の最終カードで、早くも次世代の到来を見せつけてくれるはずだ。

 

  1. (二) 中村敢晴(4年=筑陽学園・スポ) 8

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野性味あふれる長身セカンド。恵まれたリーチと瞬発力はチームでも群を抜いており、その力強いバッティングは打線の活力剤となっている。今季は代打としてここまで3打数2安打の活躍。持ち前の勝負強さを遺憾なく発揮している。皆の期待に応え続けてきた二枚目セカンドが、慶應左投手陣を粉砕する。

 

  1. (三) 田村康介(3年=早大学院・商) 5

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積極的な打撃が売りの大型内野手。粘り強くピッチャーに向かっていくバッティングスタイルは、ヒット1本で流れを変えることが出来る。シーズン前の怪我もあり今季は代打での出場が目立つが、早慶戦では通算7安打を誇っている。”早慶戦男”襲名を名乗りを上げる強烈な猛打に期待したい。

 

  1. (遊) 渋谷泰生(3年=静岡・スポ) 33

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今季リーグ戦初打席で初安打を放った3年生内野手。チームトップレベルの脚力と堅実な打撃が魅力であり、来年の正遊撃手候補である。元々三拍子そろった優秀な選手だが、今夏は名手山縣の後ろで技術を盗み、更に守備の安定感を磨いた。俊足巧打の次世代ショートが、3連覇、4連覇を見据えてこの秋から縦横無尽に駆け回る。

 

  1. (一) 岡西佑弥(2年=智辯和歌山・スポ) 31

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ホットコーナーを守る2年生内野手。安定した守備にも信頼がおけるが、やはり彼の持ち味は高いミート力とパンチ力を兼ね備えたバッティング。ボールに逆らわないスイングが非常に上手く、フェアゾーン全てをヒットゾーンとして扱うことが出来る。今季は1打数1安打と未だ不完全燃焼に終わっているが、いつ出ても打つ準備はできているだろう。

 

  1. (外) 文珠玄基(4年=桐蔭学園・スポ) 20

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誰よりも通る声でチームを鼓舞するムードメーカー。観衆の声援を突き抜けて電波にすら乗ってしまうほどの彼の声掛けは、この1年間常にベンチを盛り上げてきた。練習を積み重ねて習得した美しいレベルスイングも彼の魅力。「代打 文珠」のアナウンスが響いたときは、彼が「うるさい」と思うほどの大声援を送ってほしい。

 

  1. (外) 薗部将大(4年=早大学院・教育) 25

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高校通算22発を誇る早大学院出身のパワーヒッター。バットグリップを余したシンプルかつコンパクトなスイングで、火を噴くような打球を放つ。守備の正面を突く不運もあり初安打は出ていないが、これまでも内容の良い打席を重ねている。薗部自ら大学野球に誘い込んだ山縣はプロの道へ進むこととなった。学生野球ラストシーズン、7年間共に歩んできた戦友に送るはなむけの1発に期待したい。

 

  1. (外) 反町惠眞(4年=早大本庄・スポ) 28

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今季リーグ戦初安打を記録した代打の切り札。入部から3年間、なかなかAチームに食い込めずにいた。それでもひたむきに努力を重ね、身に着けたシュアなバッティングでベンチ入りをつかみ取った。早大本庄出身の遅咲きスラッガーが自身2本目のヒットを目指して打席に入った時、一塁スタンドは最高潮の盛り上がりを見せる。

 

  1. (外) 松江一輝(3年=桐光学園・人間) 23

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何でもこなす早稲田自慢のスーパーサブ。代打、代走、守備固め。昨年から、大事な場面で起用されてはそのたびに期待に応えてきた。特に打撃での勝負強さはチームからの信頼も厚く、今季は3打数ながら2打点の活躍を見せている。今年の早慶戦でも接戦での出場は必至。春秋連覇の最後のピースは、彼に託されている。

 

  1. (外) 寺尾拳聖(2年=佐久長聖・人間) 39

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広角に強い打球を放つ右の正統派スラッガー。怪我の影響もあり今季は出遅れたが、早明戦から戦線に復帰。チームの優勝・日本一に必要不可欠なフルスイングを見せてくれた。完全復活を果たした早慶戦では、早稲田未来の主軸が、名前負けしない男らしい打球を披露してくれることだろう。

 

  1. (学コ) 川内脩平(4年=八王子・スポ) 50

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今年、ここまでチームをまとめ上げてきた新人監督。主将の印出らと共に優勝未経験のチームを鍛え上げ、7季ぶりのリーグ戦優勝へと導いた。攻撃中は三塁コーチャーとして腕を振り、指示を出している。1点でも多く、1勝でも多くと声を上げる彼の存在によって、天皇杯は再び早稲田のもとに渡るのである。プレッシャーを与えるようで悪いが、彼が行う上質なシートノックにも注目。最後の一本、彼にしか上げられないキャッチャーフライが打ちあがる。

 

  1. (学コ) 石原壮大(4年=日大習志野・スポ) 51

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選手を見に来たプロ野球団スカウトの目にも止まる193センチの投手コーチ。春秋ともにチームトップの防御率を誇る早稲田投手陣を支えてきた。物腰は柔らかいが、戦局や投手陣の状態を見極めるその目は鋭く、文字通り司令塔のようにベンチでも役割を果たしている。誰よりも目立つ陰の功労者が、最後方から常に優勝の2文字を睨んでいる。

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紹介は以上になります。

野球は、「確率のスポーツ」と称されるほど、不確実性の高い競技です。

どれだけ才能のあるバッターでも、ほんの少しスイングの軌道がずれるだけで平凡なフライを打ち上げます。ピッチャーがどれだけ早く強い球を投げても、打者が良いタイミングでそこにバットを出せば弾き返されます。血の滲む努力とは裏腹に、生まれる結果はいつも気まぐれで紙一重。

「あの時外野が1歩でも後ろに守っていれば、勝っていた」

「あの時投げたボールが1センチでも高かったら、負けていた」

そんな試合も少なくありません。ある種、「偶然に左右されてしまう勝負」ともいえます。

しかし、だからこそ、選手はその1球、1プレーに全てを賭けます。

投手がトレーニングによって球速を上げたり、手にまめを作ってまで変化球の習得に勤しんだりするのは、1%でも打たれる確率を下げるため。バッターが、腕や脚がへとへとになってもバットを振り続けるのは、チームの得点確率を1%でも上げるためです。それは文字通り1%の違いかもしれませんが、それでも彼らは全力で鍛錬を重ね、試合では死力を尽くして戦います。その1%の差が、最後に笑う者が誰かを決めると分かっているからです。

その魂のぶつかり合いを、勝負の一喜一憂を、スタンドとともに分かち合うことが出来るのが、東京六大学のリーグ戦であり、早慶戦だと私は思っています。

是非、神宮球場にお越しいただき、試合を直接ご覧ください。

そして宜しければ、精一杯の応援をお願いします。

野球は確率のスポーツですから、絶対はありません。皆さんが打ってくれと願ったバッターは、凡退に終わるかもしれません。皆さんが守り抜いてくれと願った局面で、早稲田は失点してしまうかもしれません。

それでも、皆さんの応援は必ず力になります。共に、戦いましょう。

 

現段階では、両日ともに僅かながらまだ残席がございます。早慶戦のチケットをまだお買い求めになっていない方は、ぜひお買い求めください。

詳しい購入方法や残席の確認は、以下URLよりご確認いただけますと幸いです。

一般財団法人 東京六大学野球連盟

 

以上になります。

次回は、弊部の完全優勝を取り上げたブログとなる予定です。お楽しみに。

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