第4回大学野球サマーリーグin新潟の結果報告と御礼
こんにちは!
東京で「ひと」に囲まれすぎて、もううんざりしているマネージャーの飯島匠太郎です。
新潟で田んぼに囲まれていた方が良かったなぁ。
新潟出身の古塩先輩から、ブログ更新のご使命を受けました。
大変光栄なことですね。(笑)
さて!
SNS等でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、古塩先輩の出身県で行われた「大学野球サマーリーグ」に今年初めて参加しました!
僕からは、そのご報告をさせていただきたいと思います!
まず一日目は立教大学と対戦しました!
早稲田大学の先発ピッチャーは、今回オーバーエイジ枠で参加した3年野口。
初戦でベンチ内の雰囲気も良く、序盤は1年西田燎太の左中間二塁打などで3点を先制しました。ですが、立教大学もそう簡単には勝たせてはくれませんでした。6回に1点、8回の裏に2点を取られ、3-3の同点引き分けとなりました。
二日目の第一試合は長岡大手高校と対戦しました!
地元の高校との試合は、初回に2点を取られ、追う展開となりました。高校生もしぶとく大学生のピッチャーに食らいついてくるので、こちらも一瞬たりとも気は抜けませんでした。
なんとか早稲田大学も2年中島活大の二塁打や1年福嶋壮の二塁打で得点を重ね、9-3で勝利を収めることができました。
第二試合目は筑波大学と対戦しました。
普段はOP戦などでしか対戦することができない大学なので、とても新鮮でした。序盤、先発投手の3年嵯峨悠希や後続の3年上條哲聖などが粘りのピッチングを見せますが、筑波大学の村木投手の前に7回まで2安打無得点で抑えられるという苦しい展開になりました。
しかし!9回裏0対2のビハインド、2年真中直樹、工藤航輔の2連打などで無死満塁とし、バッターはDHの2年太田雅之。この場面でなんと右翼線に三塁打を放ち逆転サヨナラ勝ちを収めました!まさに「未完の大器。三条でベールを脱ぐ!」3-2で勝利を収めることができました!
3日目は待ちに待った早慶戦です!
バックネット裏で両校の応援をするという斬新な応援の仕方でしたが、やはり応援があると違いますね。僕もマネージャーながら胸が高鳴ってしまいました。そして、その胸の高鳴りは試合終了まで続くことになりました。2年金子銀佑らがチャンスを作り、2年工藤航輔や村田大誠らの適時打で6回までに3点を取り、押せ押せムードの中、8回に代打で登場したのは3年の井村雄大です。企画チームでこのサマーリーグの企画や運営で奔走してきてくれました。実は応援部を呼ぼうと企画したのは、この井村でした。応援部が三条まで来て応援してくれるに至ったのは井村の働きがあったからこそです。そんな中でみんなが「打ってほしい。」と願う中、なんとやってくれました。慶大木澤投手の速球をとらえ、打球はライトスタンドへ。これはもうほんとに感動モノでした。
先発投手の2年早川隆久も9回3安打12奪三振完封と素晴らしいピッチング!6-0で勝利を収めました!
(観客席の様子)
(応援部のみなさん)
続く3日目第2試合は明治大学です。
この三日目、なかなかハードですよね。(笑)
この試合は取っては取られ、取られては取り返しの大接戦となりました。この三日目でこんなタフな試合ができるのは、1,2年生のフレッシュさがあってこそですね。しかし、この試合で最後、魅せてくれたのは3年竹沢拓海でした。彼もまた企画チームで広報班として、サマーリーグの宣伝を多いにし、サマーリーグの成功に一役買ってくれた男です。その男が3-3の同点で迎えた最終回、明治大学前山投手からレフト前にヒットを放ち反撃の狼煙を上げてくれました。が、さすがは明治大学。後続のバッターを抑え、早稲田大学の押せ押せの流れを断ち切ってきました。やはりしぶとい。3-3の同点引き分けとなりました。
4日目、最終日は東洋大学と対戦しました。
東都大学リーグの覇者は、やはり手強かったです。5回に突如、猛打を浴び、5回までで1-13というかなり苦しい展開となりました。東洋大学の村上投手の前に、守備、打撃共に好調の真中直樹や2年延命秀太郎がヒットを放つ等粘りを見せますが、6回までで1得点。最終回、正直、僕は半ば諦めてしまっていた。ですが、それが恥ずかしくなるくらい、ベンチの元気は途絶えることがありませんでした。その声が後押ししたのか、なんと最終回、代打出場をした2年杉浦啓斗がレフトスタンドにソロホームランを放ったのです。結局、2-13で完敗を喫しましたが、「元気があれば、なんでもできる!」は本当にあるのではないかと思わされた試合でした。
結果は3勝2分1敗。
サマーリーグ、初出場にして準優勝でした!!
実は3日目と明治戦の後にサマーリーグ地域貢献プログラム「野球教室」を筑波大学と合同で行いました!
いいですよね、なんかワイワイしてて。
ずっと教えられる側だったのが、今やもう教える側になりつつあるわけです。感慨深いです。
(カードをねだられ、嬉しい村田)
(けがをして野球教室に参加できず悲しい太田)
(ふざける八田)
(野球教室の様子)
そんなサマーリーグでしたが、実はこのサマーリーグを支えてくれていたのは、新潟県三条市・見附市をはじめとする地域の皆様なのです。
三条市・見附市内の移動には市のバスを無償で貸していただき、運転もしていただきました。
早稲田大学野球部の朝晩のご飯は、「八木茶屋」さんに作っていただきました。
朝6:00に宿泊場所にお弁当を届けるために明朝から家族総出で準備をしていただきました。この八木茶屋さんの想いが詰まったお弁当には選手も大満足の様子でした!
(八木茶屋さんのお弁当)
(宿舎での様子)
宿泊場所は、地域の公民館である「北五百川生活改善センター」を無償で貸していただきました。
お風呂は、三条市内周辺の銭湯にお邪魔させていただきました。
会場の運営やグラウンド整備は、株式会社丸富の職員の皆様や見附市スポーツ協会の皆様、そして地元の高校生に行っていただきました。
野球部OBで現在、株式会社見附新聞社代表取締役の三本進一様には、お飲み物や地元の御菓子などの差し入れをいただき、さらに交通面でも多大なるご支援をいただきました。
トレーディングカードやパンフレットを作成していただくのにも、地元のデザイナーの方がご尽力してくださいました。(僕もカードにしてくださいました。笑)
サマーリーグを少しでも盛り上げようとこんなにも多くの地元の皆様が動いてくださるとは。
サマーリーグを通して、僕も「ひと」の大切さを身に染みて学ぶことができました。
僕は、選手ではありませんが、人間として一歩成長した気がします。まさに「ひとづくり」ですね。
冒頭、「ひと」に囲まれるのにうんざりしていると申し上げましたが、その「ひと」がいなければ僕たちは何もできないんですね。支え合って生きている。
そう考えると、東京で「ひと」に囲まれて生きるのも受け入れられるな。と思う飯島でした。
最後まで、お読みいただき有難うございました。
また、最後に第4回大学野球サマーリーグの関係者の皆様、そしてご協賛・ご寄付をいただきました皆様、誠に有難うございました。改めて大変感謝申し上げます。
では!