~ vs RIKKIO 3 ~
《東京六大学野球秋季リーグ戦》
対 立教大学
10/14(土) 11:00~ 先攻三塁側
10/15(日) 13:30~ 後攻一塁側
こんばんは!本日2度目の藤田です。
予告通り、4年生対談になります!
※以下、村山広…村山、清水洋…清水
———他己紹介をお願いします。
清水(→村山):むーさん(村山)は、一途です。なんでも一途。優しくて、誰にでも明るく接してくれるから、チームが明るくなる。野球選手として一言で表すと「安定感」。キャッチャーがむーさんだと、すごく投げやすい。
村山(→川田):高1のころから同じクラス。第一印象としては、「すごいやるやつだな、野球すげぇな」だった。実際もすごいいいやつ。だけど、言いたいことはちゃんと言う。チームのことも考えた上で、言うときは言う。野球選手としては、足が速くて、スピードスター。負けず嫌いで、向上心がすごくある。
川田(→清水):洋二郎(清水)は「黙々と努力する」。ウエイト場に行けば絶対いるよね。この前対戦したときも、球速いし、スクリューめっちゃ落ちてたし。これからも野球頑張ってほしい。
———「ラストシーズンに懸ける想い」(野球部パンフレット内の4年生の特集企画)にはどんな想いを込めたの?
清水(「コントロール」):今年の春から迷走していて笑。コントロールが効かなくなってしまった笑。それをラストシーズン、どうにかしたいと思った。自分の1番の課題。信頼してもらうという意味も含めて、コントロールをよくして、流れを引き寄せるピッチングをしたい。
村山(「成り上がり」):矢沢永吉が大好きということも関係してる。新チーム当初は「最下位もある」と言われ続け、そんな中でもコツコツ努力を積み重ねてきた。ここからもさらに成長して、成り上がりたいと思ってこの言葉にしました。
川田(「革命」):今年のチームは「弱い弱い」と言われ続けてきた。普通にやってたら優勝できない。今までの慶應野球部とは違った最強の取り組みをしていかないと優勝できないと思ったから、「革命」を選んだ。
<川田>
(ここからは各自に質問を1つ考えてきてもらいました。)
———川田→清水 なんでスクリューそんなに落ちるの?
清水:吉永投手(現:JR東日本)のシンカーの投げ方を高校のときのコーチから教わったのが1番でかい。中指と薬指の柔らかさが大事なんだけど、最初、硬くて笑。指の間にボールを挟んでぐるぐる巻きにして寝たりもした笑。それを続けていたら、いい回転がかかるようになって、しっかり落ちるようになった。
<清水洋>
———村山→川田 代走で出ることが多いけど、走塁で特に意識していることってある?
川田:「無心になる」。牽制とかきて、いろいろ考えちゃうと、リードとかチキっちゃうじゃん(ビビっちゃう)。いつでも、積極的に走塁をするために、ある程度無心になることが必要だと思う。ランナーとして、今見える投手の動きだけを見て、無心になることは意識してるかな。
———清水→村山 捕手はコンバートする人が多い。なぜ最後まで捕手をやり続けたのか。
村山:捕手というポジションはすごい好きだった。自分は主役じゃないけど、投手が抑えてくれることがすごく嬉しくて、やりがいだった。他人の成長を感じられる唯一のポジションだと思う。とっても楽しいポジションだったな。
<村山広>
———塾野球部の特徴ってどんなところにあると思う?
川田:人数が多い分、共有する喜びが本当に大きい。去年のチームはまとまったな、チーム全体で勝ったなっていう印象がすごくあった。だけど、人数が多い分、まとまるのが難しいから、そこに対する苦悩もある。でもその苦悩も学生で味わえたことはすごく良かったんじゃないかな。
清水:他の大学はわからないけど…。一人一人しっかり考えている。どうすればうまくなるのか。みんなそれぞれよく考えていると思う。例えば、他の選手に投げ方の話を聞いたりすると、突き詰めて考えていて勉強になる。林助監督も「やれ」というより、いろいろな情報を与えてみんなに考えさせる。そういったところからもしっかりと個性を持った選手が多いなと思う。
村山:洋二郎ともちょっと被るけど、自主性を重視してるなと思う。毎日の練習メニューも、監督から言われたことをやるのではなくて、学生スタッフが、こういうチームになりたいから、こういう練習がやりたいっていうのをすごく考えて、自分たちでメニューを組んでいる。それを踏まえた上で、選手たちも自分たちでしっかり目的を理解して考えながら、練習している。自分たちで考えることができるのが慶應の特徴だと思う。
———大学野球部での生活、うまくいかないこと、思い通りにならないことの方が多い。そんなとき、どんなことが自分を奮い立たせたか?
清水:和田(和田毅・現福岡ソフトバンクホークス)の「情熱大陸」。DVDに焼いて持ち続けてる。特に大学時代のシーンが印象的。それ見ると、「ほんとかっこいい」と思う。黙々とやったり、陰でやってたり。その結果が、いろいろな記録を塗り替えることにも繋がっていると思う。すごくかっこいい。その「情熱大陸」を見ると、モチベーションがあがる。
村山:投手と接することだったかな。さっきも言ったけど、投手の成長が自分を奮い立たせてくれた。正直、ピッチングって長いし、面倒くさい。だけど、投手とのコミュニケーションは楽しかったし、実際に(ピッチングを)受けてて、投手が成長してくれること、試合で活躍してくれることがすごく嬉しかった。そういうのを見て、捕手をやっててよかったなっていつも思う。ブルペンはすごく居心地が良かった。ブルペンが自分を奮い立たせてくれたかな。
川田:基本的には落ち込まないんだけど…。「死ななきゃいい」と思ってるから笑。だけど、3年春でリーグ戦に出られるんじゃないかと思い始めた矢先にケガしたときには、さすがに落ち込んだ。そのときは野球部のメンバーとか、体育会に限らず他の団体で頑張っている人を見て、刺激をもらった。野球部のメンバーでは、法性さん(H28年卒)、藤田雄大さん(H29年卒)、あとあんま言いたくないんだけど…。同期の遼(山本遼・4年・外野手)。そういう人たちが頑張ってる姿を見たり、声かけてくれたりするのが、1番自分を奮い立たせてくれたかな。
———立教戦及びラストシーズンへの意義込みを一言で、どうぞ!!
清水:優勝の可能性がまだあるので、なんとしてでも優勝したいと思います。
村山:明治に2連勝して勢いに乗ってる。立教にも勝つ。早稲田にも勝つ。4連勝できるとすごく思う。チームとしての雰囲気もすごくいい。4連勝して優勝します!
川田:優勝して、全員で泣きたいです!
(撮影:井上圭)
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
勝負事に運はつきもの。ただ、運で勝つことはあっても、負けるときには何か理由がある。
夏のオープン戦後のミーティングで弊部監督が引用された言葉です。
平戸藩の9代藩主、松浦静山が書いた剣術の指南書「剣談」の中にある言葉だそうです。
直近の明治戦を振り返ってみても、200年以上も前に書かれた剣術の心得が、勝負の本質をいかについているか、痛いほど実感しています。
(1回戦の決勝点、2回戦の最後のアウト…)
明治戦、正直、できすぎでした。
立教戦も同じようにできすぎてくれればいいですが、そんなに甘くはないでしょう。
負ける理由を少しでも潰せるよう、部員一同、やるべきことをしっかりやります!
ちなみに「雰囲気」という言葉ですが…
雰…気。
囲…かこむ、とりまく。とりかこみまもる。
気…元気。万物生成の根元力。身体の根本となる活動力。
だそうです。(『新漢語林』より)
何が言いたいのかというと、
雰囲気って、「気で囲むこと」なんですね。
(あくまで、個人的見解です。)
明治戦では本当に多くの方にお越しいただきました。
お越しいただいた皆様の「気」が応援を通して、「勝ち」を呼び寄せる雰囲気を作っていたのだと思います。
ただ、正念場はここからです。
ぜひブログをご覧の皆様、神宮球場にお越しいただき、皆様の「気」で立教を圧倒し「勝ち」に繋がる「雰囲気」を作っていただきたいです!
(「不思議な勝ち」に繋がる気がする…)
ぜひとも神宮球場にお越しください!
ご意見、ご要望はこちらよりお待ちしております。