全早慶野球戦 in 浜松
11月2日(土)の慶早1回戦でリーグ優勝を決めてから、早1ヶ月が経とうとしています。
この間チームは、早慶戦→フレッシュトーナメント→明治神宮大会→オータムリーグと怒涛のスケジュールを消化してきましたが、全てこの1ヶ月での出来事とは思えないほど長く感じた11月でした。
そんな1ヶ月の締めくくり、昨日11月30日(土)に静岡県浜松市にてオール早慶戦が行われました。
今回は帯同した新4年マネージャーの僕、赤松尚範がその様子をお伝えしたいと思います!
【試合の様子】
バスに揺られること4時間、浜松球場に到着。
既に会場には高校ブラスバンドによる応援練習の音色が鳴り響き、出店が立ち並ぶ球場外では多くの方々が行き交うお祭り騒ぎとなっていました。
改めて「早慶戦」の持つパワーを感じると共に、静岡県の野球熱の高さを実感しました。
開会セレモニーと塾員である鈴木康友浜松市長による始球式を終え、定刻13:30に試合が始まります。
今回はOBとして、沓掛祥和さん(H29卒/現・トヨタ自動車)と先日弊部を引退したばかりで来季からプロ野球へと進む郡司裕也さん、柳町達さんの3名が参加してくださいました。
塾野球部は初回に沓掛の先制タイムリー、2回には郡司のタイムリー二塁打等で3点を先行すると、4回には浜松西高出身・小川の地元凱旋安打に相手エラーが絡み1点を追加。
9回には山本晃大の左越タイムリー三塁打も飛び出すなど、終始試合を優位に進めます。
<2安打1打点の活躍を見せた郡司>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
守っては先発・佐藤が3回を1失点で試合を作ると、4回から木澤→森田晃介→増居→長谷部→生井→小林と1イニングずつを繋ぐ盤石の投手リレーで、5-1で勝利を収めました。
試合終了後には、11月30日をもって退任が発表されていた大久保秀昭前監督の勇退セレモニーを行っていただきました。
早稲田大の小宮山悟監督より花束贈呈があった後、早慶両校の選手達による胴上げで大久保監督が5度宙を舞います。
<早慶両校から胴上げをされる大久保監督>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
5年間の任期のなかで、3度のリーグ優勝や明治神宮大会優勝という成績以上に、塾野球部や私達部員の人生にかけがえのない財産を残してくださった大久保前監督の最後の勇姿に、会場のファンからも温かい拍手が送られました。
【歓迎レセプション】
終了後には宿泊先のグランドホテル浜松にて、遠州稲門会・浜松三田会による合同レセプションを開催していただきました。
会の途中では活躍した選手の表彰が行われ、MVPを郡司が、浜松三田会賞を小川が受賞しました。
ここで地元浜松でのオール早慶戦で安打を放ち、故郷に錦を飾った小川からコメントをもらいたいと思います!
小川「地元浜松市出身ということもあり、オール早慶戦浜松大会に参加させていただきました。高校時代に慣れ親しんだ浜松球場で、慶應のユニフォームを着て、宿敵である早稲田大学と試合をすることができ、とてもいい経験になりました。高校時代の思い出にふけりながら懐かしさを感じると同時に、このような素晴らしい環境を準備してくださった方々への感謝の気持ちが込み上げてきました。今後プレーで地元の方々に恩返しするために、今回出た反省を活かして練習に励みたいと思います。本当にありがとうございました。」
<地元での全早慶戦で安打を放ち、浜松三田会賞を受賞した小川>
※写真提供:慶應スポーツ新聞会
会の終わりには小宮山監督、そして弊部堀井哲也新監督より来季への抱負もあり、早稲田・慶應義塾の野球部が共にリーダーシップをとり今後の大学野球界を更に発展させていくことを誓ってレセプションは閉会を迎えました。
<レセプションでの選手紹介の様子>
※写真提供:浜松三田会
今回の勝利で、2017年の熊本全早慶戦から数えオール早慶戦6連勝となります。
リーグ戦では苦戦を強いられることが多い宿敵・早稲田大学ですが、ことオール早慶戦においては世代を越えた塾の結束力が上回るようです。
実際の早慶戦でも早稲田に対してオール早慶戦同様の勝負強さを発揮し、来季こそ勝ち点5の完全優勝を達成できるよう、堀井監督のもと部員一同精進を重ねてまいります。
また今回のオール早慶戦浜松大会を開催するにあたり、遠州稲門会や浜松三田会をはじめ、素敵な演奏を響かせてくださった浜松聖星高校・浜松商業高校の吹奏楽部、グラウンド整備等を一手に引き受けてくださった浜松西高校野球部など、多くの方々に御尽力をいただきました。
本大会に御協力いただきました全ての方々に、この場を借りて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
〜編集後記〜
長いブログを最後までお付き合い下さった皆様、ありがとうございます!
個人的には先週清水にて行われたオータムフレッシュリーグに続き、2週連続での静岡滞在でした。
準備段階も含めると、昨年からこれまで10回近く静岡県を訪れており、相当愛着が湧いています。
来年のオータムは後輩が担当するため、僕の静岡での活動は今回で一区切りになります。
静岡の海や茶畑といった自然、充実した球場の数々、そして素敵な方々に囲まれ、貴重な経験をたくさんさせていただきました!
オータム、オール早慶戦を通じてお世話になった皆様、本当にありがとうございました!