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慶應義塾大学
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主将 本間 颯太朗
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新幹部挨拶 主将・下山悠介

こんにちは。
新チームより主将を務めさせていただきます、下山悠介です。

まずはじめに、日頃より塾野球部へのご支援ご声援、誠にありがとうございます。

前年度のリーグ戦は、一昨年に続いて新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、各校10試合ポイント制で開催されました。まだまだ予断を許さない状況でしたが、私たちが正々堂々、真剣勝負を繰り広げることができたのは、東京六大学野球連盟の皆様をはじめ、神宮球場関係者の方々や東京六大学野球を応援してくださる多くの方々のご尽力のおかげです。心より感謝しております。

今年、塾野球部は、春のリーグ戦優勝、全日本大学野球選手権大会優勝、秋のリーグ戦優勝、明治神宮野球大会準優勝という結果でシーズンを終えました。春のリーグ戦では、初戦の法政戦でノーヒットワンランを喫し、冬にやってきたことは間違いだったのかと皆が肩を落としましたが、そこから8連勝で息を吹き返し、優勝を決めました。しかし、その後の早慶二回戦では敗北し、早稲田の意地を改めて感じることとなりました。春季リーグ戦終了から約一週間後に開幕した全日本大学野球選手権大会では、4連勝で優勝を決め、日本一を達成しました。初戦で出鼻をくじかれるも、そこから切り替えて粘りを見せ、歓喜の輪を作ることができた春のシーズンでした。

秋季リーグ戦が開幕するまでの約三ヶ月、福井さんを中心に「春の山を下りて、秋の山に登る」、「現状維持では勝てない、春より成長する」ということを自覚してチームはまとまり、練習に励みました。そして迎えた秋季リーグ戦は混戦になり、早慶戦で、一分け以上で慶應の優勝、一方の早稲田は2連勝で優勝という状況になりました。ドラフト会議で指名を受けた二人の好投手を擁する宿敵早稲田相手に、一回戦は3-5で敗戦。気持ちを切り替え、絶対に負けられない二回戦に臨みました。そして二回戦は劣勢の試合展開から引き分けに持ち込み、春秋連覇を果たしました。終わって蓋を開けてみると、4勝1敗5分での優勝。勝てそうな試合で追いつかれることもありましたが、負けそうな試合を引き分けに持ち込んだ試合もあり、チーム全員の執念が実を結びました。その後の明治神宮大会には、四冠をかけて臨みました。一、二回戦に勝利し迎えた決勝戦でしたが8-9で中央学院大学に敗れ、四冠を達成することは叶いませんでした。ここで改めて日本一になることの難しさを痛感させられました。

前年度のチームは、4年生の先輩方が3年生以下を引っ張ってくださいました。選手・学生スタッフ・マネージャー・データ班、各々の立場で常に自分ができることは何かを考え、役割を全うする姿に心を打たれ、心からついていくとともに、非常に多くの事を学ばせてもらいました。一年で三度の優勝を果たしましたが、決して勝つだけのチームではなく、部員の一体感や5年後、10年後を見据えた幾つもの改革に本当の強さを感じました。僕たちは、素晴らしい4年生の先輩方と野球ができたことを誇りに思います。

そして新チームが始まりました。来年こそ四冠を達成する。そういった強固な想いが確かにあります。しかし、東京六大学リーグ、全国大会で勝つことは決して容易ではないことを3年生以下は知っています。偉大な先輩方の真似をするだけでは絶対に勝てないと思います。さらに新チームの始動は他の五大学より遅くなりました。一日一日を大切に、全く新しいチームを0から作っていく覚悟で日々精進して参ります。また、早慶戦に焦点を当てると、通算対戦成績は194勝237敗11分。今年も春秋で、1勝2敗1分と、ライバルである早稲田に負け越しています。新チームでは、「早稲田に勝つ」「リーグ戦優勝」「日本一」という揺るぎない目標を成し遂げるために、部員一丸となって練習に励んでいきます。そして、春と秋に、熱く応援してくださる皆様と喜びを共有できることを楽しみにしております。

最後になりましたが、これからも塾野球部への温かいご支援、ご声援のほど、よろしくお願い致します。

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(新4年・主将・下山悠介/慶應義塾高校出身)