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ラストシーズン☆田中楽久☆

4年の田中楽久です。

よろしくお願いします。

 

 

東原に便乗して面白い話をしたいとは思うのですが、圧倒的に話が面白くないので

あるがままを書きます。

 

ラストシーズン、本当に最後の最後で、ついに神宮で試合に出ることができました。

 

2017年10月24日、明治大学対東京大学2回戦、この日の、この試合のことは多分この先一生忘れることはないと思います。

 

 

試合の前日、メンバーに選ばれたとき、もちろんそれ自体非常に喜ばしいことではあるのですが、それ以上に、家族や仲良くしてくれる友達、中、高、大でお世話になった方々全てに連絡した時、誰もが自分の事のように喜んでくれ、何人かは仕事や学校の合間をぬってまで神宮に行くと約束してくれました。

 

それらの方々からの激励、賞賛の言葉をもらい、改めて自分がどれだけ支えられてきたかを感じ、もしかしたらこの瞬間が人生で1番嬉しかったかもしれません。

 

そして、試合の当日。

 

初めてベンチから見る試合は、これまでに無く臨場感があり、熱く、みんなと一緒に戦ってるんだと強く感じました。

初めてベンチから聞く応援は、思っていたよりも激しく、高らかに響き渡り、自分の体を突き抜けて心を燃え上がらせてくれました。

 

 

そして最終回、劇的なことが起きました。

前の回で一人ランナーが出れば代打で出れるはずだったのがあえなく三者凡退。

出番無く試合は終わると思った矢先、監督が機転を効かせて9回ツーアウトから守備につけると言ってくれました。

そして残りアウト1つとなった時、初めて神宮の舞台に立ちました。

そこはまるで夢の中のようで、できることならいつまでもそこに立っていたいような思いでした。

 

そして

 

打球がレフトに飛んでくる。

不思議と緊張はなく、よく代わったところに打球は飛ぶと言うものですが、まさか本当に飛んでくるなんて!って思いながら落下地点に入り、見てくれている皆に上手くなったな、って思われるように捕りたいな、って思いながらキャッチしたのを覚えています。

 

 

試合がおわり、いろんな人から

「最後打球を捕るなんてもってるな」

と言われましたが、

身近な人には「ちゃんと頑張ってきたからだよ」と言われました。

いままで自分なりに努力はしてきたつもりではあったのですが、そうやって第三者の立場の方からそう言ってもらえると、本当にいままでやってきて良かったな、と感じます。

やってきたことは、最後の最後には必ず実を結ぶんだ、ということを初めて肌で感じました。

 

たとえ1日だけとは言え、こんな体験をすることができたのは本当に幸せなことだと感じます。

 

 

最後に。

 

いままで指導してくださった沢山の方々、本当にありがとうございました。

ここまで育ててくれた両親、親戚の方々、感謝しております。

そしてチームのみんな、みんながいてくれたから頑張ってこれたと思う。

みんなありがとう!

あと一息がんばろう!!

 

 

※写真:4年・田中(明治)

 

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