全日本大学野球選手権大会 vs佛教大学(●2-3)
みなさんこんばんは!
2年マネージャーの小池です。
連日熱戦が繰り広げられている第71回全日本大学野球選手権大会もとうとうベスト8が揃いました。
昨日の神奈川大学との初戦では、今季大活躍の2年・宗山(広陵)のチャンスでの一打、3年・村田(春日部共栄)、2年・千葉(千葉黎明)の安定した継投により、投手戦を制し大事な1勝をあげることができました!
本日は、1・2回戦ともに無失点で順調に勝ち進んでいる京滋大学野球連盟代表・佛教大学との準々決勝が行われました🔥
佛教大学といえば、遡ること3年前。
第68回全日本大学野球選手権大会の決勝で対戦した相手です!
頂を掴み取るための大事なこの1戦で、日本一に輝いたあの試合同様、勝利を手にすることはできたのでしょうか…?
さっそく本日の試合を振り返っていきましょう!
昨日復帰後初ヒットを放った主将・村松(静岡)が本日は1番・指名打者で出場し、チームを鼓舞します!
【1回表】
村松がレフトへのヒットを放ち、いきなり出塁します!
続く3年・堀内(愛工大名電)が犠打をしっかりと決め、初回から得点圏にランナーを進めます。
しかし、後続が出ず先制することができません。
【1回裏】
先発は、今季リーグ戦でベストナインを受賞し、チームをリーグ戦優勝に導いた3年・蒔田(九州学院)。
先頭にヒットを打たれると、二者連続四球を与えるなど、2アウト満塁となります。
しかし、最後は内野フライに打ち取り、得点を与えません!
【2回裏】
1アウトから連打を浴び、再び満塁のピンチを迎えると、犠飛により先制されてしまいます。
0-1
続くバッターの鋭い打球が蒔田に直撃し、無念の緊急降板となります…。
なおも満塁の場面でマウンドを託されたのは1年・久野(報徳学園)。
1年生ながらも気迫のピッチングで内野ゴロに仕留め、チームの期待に応えます!
久野は全日本選手権が公式戦初登板となりました!㊗️
【3回表】
同点に追いつきたい明治。
2年・直井(桐光学園)がセンターへのヒットで出塁すると、
その後持ち前の足ですかさず盗塁を決めます! 💫
続く村松が四球を選びチャンスを広げますが、後が続かず無得点に終わります。
【4回裏】
先頭を三振に抑えるも、続くバッターを四球で出塁させてしまいます。その後タイムリーヒットを打たれ、追加点を許します…。
0-2
しかし、この回取ったアウトはすべて三振と力強いピッチングを見せます!
【5回表】
なんとかして得点したい明治は、2アウトから直井がライトオーバーのツーベースヒットを放ちます!
しかし、あと1本が出ずこの回も得点することができません。
【6回裏】
この回から4年・髙山(作新学院)がマウンドに上がります。
2本のヒットを許すも、打たせて取るピッチングでホームを踏ませません!
【8回裏】
先頭に四球を与え、2アウト三塁とすると、髙山に代わり、3年・渡部慎(桐蔭学園)がマウンドを任されます。
【9回表】
2点を追いかける最終回。
先頭の2年・宗山(広陵)がフェンス直撃のツーベースヒットで出塁します!
2アウトとなり、後がない場面で打席には4年・蓑尾(日南学園)。
センター前へのタイムリーヒットを放ちます!!
今季リーグ戦の優勝が決まった試合で決勝打を放った副将がチームにとって大事な1点をもぎ取ります!💥
1-2
ここで蓑尾に代わって、2年・飯森(佼成学園)が代走で出場します!
警戒されながらも飯森がスタートを切ると、俊足を飛ばして二塁は悠々セーフに。
代走の切り札が大一番で盗塁を決めます!🔥
一打出れば同点の場面で、途中出場の4年・西山(履正社)が打席に入ります。
相手の外野手を越えた打球は左中間へのタイムリーツーベースヒットとなり、土壇場で同点に追いつきます!
今季リーグ戦の立教大学1回戦を思い出させるような西山の執念の一振りが嬉しい同点打となりました!💫
2-2
【9回裏】
大事な回を任されたのは今季力投を見せる2年・千葉(千葉黎明)。
順調な滑り出しであっという間に2アウトとしますが、四球でサヨナラのランナーを出してしまいます。
しかし、この回から守備についた3年・菅原(花咲徳栄)が好送球で盗塁を阻止し、千葉を援護します!✨
勝負の行方は延長戦へ…!
大会規定により延長10回からタイブレークが適用され、ノーアウト一、二塁からスタートします!
【10回表】
流れを引き寄せたい明治でしたが、送りバント失敗もあり、この回ランナーを返すことができず無得点に終わります。
【10回裏】
この回も千葉が続投します。
先頭のバッターがバントした打球はサード寄りのピッチャー前と絶妙な位置に転がり、すかさず一塁に投げるも、送球が逸れ二塁ランナーを返してしまいます。
痛恨のエラーでサヨナラとなり、試合終了。
2-3×
最上級生が意地を見せ、土壇場で同点に追いつきますが、延長戦で力及ばず痛い敗戦となりました。
弊部は本日をもちまして、春季リーグ戦、全日本大学野球選手権大会と今季の公式戦全試合が終了いたしました。
頂を目指し全員で戦ってまいりましたが、日本一は叶わず準々決勝敗退という悔しい結果に終わりました。
そしてみなさんの期待にお応えすることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今季途中から内野席に入り、炎天下でも全力応援で後押ししてくださった応援団のみなさん、
神宮球場に足を運んでいただき、直接声援を届けてくださったファンのみなさん、
中継で熱戦を見届けてくださったファンのみなさん、
多くの方々の応援のおかげで、今季を精一杯戦い抜くことができました。
日本一に向け、弊部とともに約2ヶ月間戦ってくださり、本当にありがとうございました!
「頂戦」をスローガンに掲げた今年は、3年前の日本一を知る最後の世代である最上級生が中心となってチームのことを第一に考えてきました。
今季の公式戦に向けて何度もミーティングを重ねながらチーム力を高め、全員がより一層勝ちに執着するチームへと成長しました。
主将・村松は絶大な信頼を誇るキャプテンシーを持ち、言動や人間性でチームを牽引しています。
リーグ戦では怪我で出場できない試合が続きましたが、暗い顔一つ見せず、ベンチで懸命に他の選手をサポートしました。その姿に他の選手は奮起し、チームはリーグ戦優勝を果たすことができました!
選手が主体的に考えるチーム村松だからこそ成し遂げられたリーグ戦優勝を自信へと繋げ、来季こそ日本一達成に向け、再び気持ちを入れ替え、精進してまいります。
今後とも引き続き、明治大学野球部への熱い応援をよろしくお願いいたします。
それでは本日はこの辺りで失礼します。