新鮮な秋の風に乗って
TOKYOROCKSをご覧の皆さま、こんにちは!
2年マネージャーの岩瀬です。
フレッシュトーナメントが終わり、新体制でチームが始動しました。驚いたと言っては失礼にあたるかもしれないのですが、3年生が最上級生になって皆さんの顔つきが変わったなと感じています。
特に身近で見ている石井主務(3年/灘)の変貌ぶりはおもしろいくらいです。やはり自分たちのチームを作っていくぞという思いがにじみ出ているのだと思います。来春また新たなチームの色を作り、「奪出」のスローガンを体現する日が来ることがいまから待ち遠しいです。
さて、今回のブログでは11/19・20の2日間参加させていただいたオータムフレッシュリーグin静岡を振り返っていきたいと思います。
オータムフレッシュリーグとは主に各大学の1・2年生の試合出場機会を設けるために西は愛知、東は東京から静岡に赴き、地元の大学・高校との試合を企画していただいているものです。
今年も11の大学と7の高校が参加するというとても大きな大会となりました!運営していただいた実行委員会の皆様にはとても感謝しています。
それでは2日間を振り返っていきます!
(先に断っておくのですが、今回静岡に帯同した自分と德田マネージャー(2年/学芸大附)はほとんどベンチ入りもしくはアナウンスしていた関係で写真がほとんど撮れていません…)
11/19
朝はとても早くバスの出発は6:00でした。
というのも土曜日の朝は、行楽地へ向かうために東京から離れる人が多く高速道路が混みあうことに加え、昨年は事故渋滞にハマりプレイボールが遅れるという事態になってしまったためその教訓を生かしてのことです。
そうすると始発でも間に合わない部員がいて、自分の運転する荷物車に双木投手(2年/都立西)を乗せていきました!
双木「憧れの岩瀬くんの助手席にのって二人きりでドライブできると思ったら緊張で前日は夜しか眠れませんでした。当日は岩瀬くんの上手な運転と最適な経路選択で快適な上に早く到着することができました。途中岩瀬くんの歌声も聞くことができてとても充実したドライブでした。」
夜にぐっすり眠っていただけたようで何よりです…笑
道中では箱根の山を越えていったので色づき始めた木々を眺めることができ、秋の訪れを感じることができました!
運転中はカメラを向けられず、信号待ちの間に撮った1枚。あまりキレイなところが撮れず残念です。
それでも球場に到着したのは試合開始45分前ほどで急ピッチで準備して試合に入っていきました。
1日目第1試合 vs静岡産業大学 ●0-11 (富士総合運動公園野球場)
先発は山崎投手(1年/渋谷幕張)。初回から四球とヒットで二死満塁のピンチを招くも、後続を外野フライにで打ち取り無失点の立ち上がりを見せます。
力投する山崎投手
打線は2回までに大原内野手(1年/県立浦和)、臼井内野手(1年/静岡)、府川捕手(2年/西大和学園)が3安打を集め攻撃の糸口をつかむも、なかなか繋がらず得点には至りません。
地元静岡で躍動する臼井内野手
このまましっかり振り切り、外野の前に落とす大原内野手
ボールに喰らいつき、ヒットを放つ府川捕手
2回以降、トップチームでレギュラーで出場している選手も多い相手の強力打線に投手陣がつかまり、5回までに10点を失ってしまいます。
何とか得点を返したい打線ですが、臼井内野手・岡田捕手(1年/岡崎)の安打や四死球等でランナーは出すものの、3度の併殺打などでランナーを活かすことが出来ません。
クリーンヒットを放つ岡田捕手
7回の守りを吉田晃輝投手(1年/明善)が無失点に抑え、攻撃に繋げたいところでしたが、無得点に終わり大会規定により試合時間の都合上7回打ち切りで敗戦となりました。
1日目第2試合 vs静岡大学 ○5-2
ダブルヘッダーの2試合目、先発は慶應義塾大学戦での勝利で家系ラーメンが話題となった平田投手(2年/都立西)。初回2回とテンポよく無失点の投球を見せます。
打線はいきなり初回、四死球と相手のエラーなどで二死満塁のチャンスを作ると打席にはフレッシュキャプテンの山口内野手(2年/小山台)。調子の良い打線を象徴するようにライト前へのクリーンヒットで幸先よく先制します!
山口「チームとして初回に先制点を取ることに命を懸けていたので、あそこで集中してヒットを出せたのは良かったです。」
何とも頼もしいばかりです!
3回、平田投手はヒットとスリーベースで1点を失うも後続を内野ゴロ、外野フライに打ち取り最少失点で切り抜け同点のホームインを許しません。すると直後の攻撃で西前内野手(2年/彦根東)、内田捕手(2年/開成)の打撃好調コンビの連打で無死1,3塁の好機を作るとワイルドピッチで1点を追加します。
その後追加点を奪えずに二死走者なしとなったところで、打席にはこの日打者として出場する鈴木太陽投手(2年/国立)。バックスクリーンに飛び込む特大ホームランで流れを完全に東大のものとします!
鈴木太「流れを引き戻す一発になってよかったです。感触は最高でした!」
鈴木太陽投手のホームランボール。大会の運営サイドとして携わっていた青島内野手(2年/学芸大附)の直筆だとか!
平田投手はこの日も好投を続け、6回4安打1失点の内容でマウンドを降ります。
平田「とにかく少ない球数で、テンポよく打たせようと心がけて投げることができました。
相手の静岡大は同じ国立大ということで意識していた部分もあるので、こうして勝つことができてよかったです。
あと、マウンドから見える富士山が絶景でした!」
そうなんです、この富士総合運動公園野球場はセンターラインの延長線上に富士山が望めるようになっているのです!まさに絶景です!
試合はその後、7,8回を中村投手(2年/堀川)、9回を長谷川大智投手(2年/駒場東邦)が締め勝利となりました。
11/20
2日目 vs静岡商業高校 ○6-4 (静岡草薙球場)
先発は鈴木太陽投手。長短打あわせて5本のヒットを許しますが要所でギアを上げて三振を奪う場面を多く見せ、5回を8奪三振で2失点にまとめました!
打線はというと初回、先頭の酒井捷外野手(1年/仙台二)が四球で出塁すると、続く藤田内野手(2年/岡山大安寺中等)の送りバントで1死2塁とし、3番内田捕手のサードゴロで酒井捷外野手が三進、これがファーストの送球エラーを誘い一気に生還します!酒井捷外野手の出塁率と走力には目を見張るものがあります。今後にも是非ご注目ください!
その後も青貝内野手(1年/攻玉社)のタイムリーなどで着実に1点ずつ追加点を奪い、6回終わって4-2とリードを保ちます。
7回、相手に1点を奪われまだまだリードがほしいところですが、1年生が躍動します。先頭の酒井捷外野手がヒットで出塁すると、藤田内野手の送りバントと相手投手のワイルドピッチで1死3塁のチャンスを演出すると、臼井内野手が四球、代打工藤外野手(1年/市川)のタイムリーで1点を追加し、なおも井之口内野手(1年/ラ・サール)のヒット、青貝内野手の犠牲フライでこの回ダメ押しの2点を奪います。
青貝「前のバッターの井之口が綺麗にヒットを打ってくれたので、押せ押せの雰囲気で打席に立つことができました。打った時は浅いかなと思いましたが、芯に当たったので十分な深さを出せました。ベンチのみんなが喜んでくれてて嬉しかったです。」
いつでもチームを鼓舞するムードメーカー青貝の一振りで試合を決定づけます。
試合時間の都合上、規定により最終回となる8回の守りは吉田晃輝投手、中村投手のリレーで締め勝利となりました。
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秋の1,2年生の試合を見ていると、点の取り方・勝てる試合の運び方などがだんだんと選手たちの中で感じ取れるようになってきているんじゃないかななんて勝手に思っています。
冬のトレーニングを経て厳しいチーム内競争を勝ち抜き、このオータム参加メンバーの中から、あるいはオータムには参加していないメンバーからでも春のリーグ戦でグラウンドで躍動する選手が少しでも出てくるといいなと思います。
最後はオフショットギャラリーで締めくくりたいと思います。
次回のブログは、好きな色は紫の奥畑マネージャー(1年/智辯和歌山)がお届けします、お楽しみに!
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何に向かってかはわからないが、ドヤ顔を決める長谷川大智投手【photo by 森岡投手(2年/渋谷幕張)】
人気ハンバーグ店「さわやか」のハンバーグ【photo by 藤田内野手】
最後は出発前に自分が撮影した夜明けの東大球場です、1日が始まるという感じがしてとても好きな瞬間です!