TOKYOROCKSをご覧の皆さま、こんにちは。

新3年マネージャーの岩瀬です。

真冬の厳しい寒さがやわらぎ、「見えない何か」のせいで目をこすって真っ赤にしたりくしゃみを連発している人が街に見受けられる季節になってしまいました。自分もこの「見えない何か」の被害者ですので最近は目を充血させ、むずがゆい鼻に苦しみながら生活をおくっております。花粉症の皆様もそうでない方々も季節の変わり目は体調を崩しやすいですのでどうぞご自愛ください。

また、先日東京大学の合格発表がありました。早速入部希望の連絡を入れてくれる新1年生もおり、フレッシュな風が部内に吹き込むことを期待しております。

 

さて前回の石井主務(新4年/灘)の投稿からだいぶ間があいてしまいましたが、今回のブログでは2/14から2/28までの2週間にわたって行われた沖縄バッテリー合宿の様子を振り返りたいと思います。

今回の合宿ではメインの球場として沖縄県立首里高校の石嶺球場を使用させていただきました。先方のご厚意によりグラウンドやブルペンなどの球場設備だけでなく、ボールやピッチングマシンなどの道具類も貸し出していただき不自由なく練習することができました。ただただ感謝するばかりです。

3月からの実戦が立て込むシーズンに向けて温暖な気候を活かして、球数をしっかりと投げ込むピッチャーが多かったように思います。

土曜・休日には沖縄電力野球部、地元の高校野球部の練習に招き入れていただき実戦形式での練習も行っていきました。

鈴木健投手(新4年/仙台一)。投手長として合宿期間中何度か現地の方への代表挨拶の機会があり、登板機会よりも緊張しているようでした。

増田投手(新2年/城北)。合宿序盤から風を切る快速球を投げ込んでいました。

(上から)青木投手(新4年/筑波大駒場)、山崎投手(新2年/渋谷幕張)。オフの日には釣りだ釣りだと言ってコンビニで買ったフライドチキンを釣り餌に魚釣りに勤しんでいました。

そして自分がこの合宿ですごいなと感じていたのがこちらの方々です。

(左から)和田捕手(新4年/海城)、府川捕手(新3年/西大和学園)、岡田捕手(新2年/岡崎)、杉浦捕手(新2年/湘南)。

ひたすら投手陣のピッチングを受けてはコミュニケーションをとりフィードバックを行うという作業の繰り返しをしており、宿舎での空き時間ではリーグ戦を見据えて打者研究を行い、バッティング練習やジムでのトレーニングもこなすなどなど頭も身体もフル稼働していたなという印象でした。仲の良いキャッチャーズもグラウンドに出ればライバルですので出場をかけたサバイバルにも注目していきたいと思います。

 

このように練習に打ち込む毎日でありましたが、県立那覇高校の上原先生のご協力のもと沖縄戦の歴史に関する学習を実施する時間も設けていただきました。

轟壕という戦時中実際に使用していた防空壕に入らせていただきました。懐中電灯がないとまさしく一寸先は闇で、壮絶な環境の中で市民の方々が過ごしていたのだなということを、あくまで想像することしかできませんが体感してきました。

東大野球部OBで沖縄戦の時期に沖縄県知事として執務を行っていた島田叡さんのお話についても詳しく伺うことができ、沖縄戦について不勉強だった自分にとっては大変勉強になる時間となりました。

 

また、この合宿を実施するにあたって本当にたくさんの方々からドリンク・お食事・寄付金などさまざまな形で多大なるご支援を賜りました。本当にあたたかいお声をいただく機会も多く、いろいろな方々の支えがあって部の活動が成立しているということをあらためて実感いたしました。このお気持ちに対して、リーグ戦での結果という形でこたえられるよう部員一同全力で戦ってまいります。

リーグ戦まではあと1か月を切るところとなりました。ここ3年間は東京六大学野球も「見えない何か」の影響を色濃く受け、従来とは異なった形でのリーグ戦開催を余儀なくされてきました。しかしながら今春のリーグ戦では応援席の復活も発表され、以前までの景色がようやく神宮球場に戻ってきます。ファンの皆様におかれましては、お時間がございましたらぜひ神宮球場の淡青の空のもと、東大野球部を応援しに来ていただけますととても力になりますので、何卒よろしくお願いいたします。

次回のブログは番匠マネージャー(新2年/富山中部)がお届けする予定です。

最後は沖縄らしいオフショットをお送りいたします。

一輪のハイビスカス

松岡副将(新4年/投手/駒場東邦)が沖縄そばをパシャリ

沖縄らしい透き通った海です

岩瀬 笑太(新3年/マネージャー/開成)