女子マネージャー奮闘日記(その1?)
TOKYOROCKSをご覧の皆様、こんにちは。
新2年マネージャーの德田です。
前回のブログを担当した岩瀬マネージャー(新2年/開成)からそっと優しいバトンパスを受けましたので、
今回も楽しんで、そして読者の皆様に楽しんでいただけるよう執筆していきたいと思います!
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さて、今回は豪華2本立てでお送りいたします。
まず皆様にお届けしたいお話は、
ズバリ…
(o^^o)
そう、ホワイトデーです!
2022年2月14日、德田は北海道北見市に向けて冬空を飛んでおりました。
(他でもない、東京大学の「体験活動プログラム」に参加し、北見市常呂町(ロコ・ソラーレで有名なあの町)にある、東大文学部の考古学研究室のもとで北海道の古文化について学ぶためです。)
4日間のプログラム最終日、德田は最果ての空港で野球部へのお土産を選んでいました。
やむをえず野球部をしばらく離れてしまったし、大所帯の新2年生の皆にも、何かあげられたらと思い…北海道発の某ブランドの小さなチョコレートがおとなしく並んでいる箱を買いました。
(そういえばこの間はバレンタインだったな、と一応意識しつつ。)
本当に、かなりささやかな、否、今考えればささやかがすぎるお土産ですが、帰郷後、それを東大球場の1年部屋に置きました。
そして先日…
な、なんということでしょう!
(新2年生が全員写っていないのが本当に残念なのですが…!)
選手みんなで私に贈ってくれたもの、それは名刺入れ!
外部の方々と非常に多く関わらせていただく東大野球部の新米マネージャーにとっては
実用性のある粋すぎるプレゼントであります。
人生初の名刺入れ獲得です。
そしてこの色。ストライクを討ち取られてしまいました。
いや、こうして今ブログを書いていてもにやけてしまいますね。(o^^o)
みんなありがとう。大事にするね。部活頑張ります。
男子マネージャー・アナリスト陣からも贈り物をいただきました。
ふわふわのハンカチです。しかも女子マネージャー1人に2枚ずつという大盤振る舞い。
一つ一つに違う種類の植物があしらってあり、包装がブーケのようになっているんです!
私はピンクのサルビアと黄色いミモザ柄のものをいただきました。
花は好きだし、可愛くて、気分が上がります。
これに加えお菓子もいただきました。
とても幸せなホワイトデーなのでした…
皆さん、ありがとうございました…!
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さてここからは、最近德田が東大野球部で学んだ、
そして皆様にお読みいただいても面白いのではないかという仕事について、お届けします。
それは、試合でのアナウンスについてです。
3月は練習試合が増え、より実戦的な練習が行われる時期です。
部内で行う紅白戦、そしてビジターとして相手校のグラウンドでアナウンスをさせていただける場合は外部のオープン戦で、
德田はアナウンスに初めて触れました。
以下は、ピヨピヨトクダを導いてくださる、3人の先輩女子マネージャーの方々についてもお届けします。
初めていただいた実践的なアナウンスの機会は、部内の紅白戦、萌衣さんの隣でのことでした。
皆さん、ウグイス嬢はただ選手の名前を読むだけではなく、スコアも付けていること、ご存知でしたか?プロ野球も然り。
最初は慣れないことを2つ一気にするというのでとても緊張していましたが、スコアを付けると試合進行についていきやすくなり、結果アナウンスにも役立つということが何となくわかってきました。むしろスコアはウグイス嬢の必需品ですらあります。スコアを言葉にするイメージで、スコアが全てのアナウンスの基礎になります。
萌衣さんは教え方が器用で、アナウンスについて德田に指導しつつ、ついでにスコアの付け方も指導し、さらには本業のアナウンスもミスなくこなしてしまうという大谷翔平完敗のマルチタスクを披露していました。
おかげで、初めてだったスコアも、基礎の基礎の部分は抑えられるようになりました。しかし…
ヒットは赤色でここに線を引く、フライはこのマーク、空振り三振の時はこれ…と、試合が進行するに任せて次から次へと出てくる新しいルールに德田は頑張ってついていきました。
その結果がこちら↓
初学者らしく、知っているわずかなことだけで諸々を解決してしまおうとしたせいで、
このスコアでは一試合にホームランが超大量生産されています。というより、めちゃくちゃです。
(私にとっては誰がどの塁にいるか分かりやすいし、アナウンススコアは記録用のスコアと違いその人にだけ分かれば良い、ということもあるのですが…)これはいかんいかん。他の人が読んでも、どんな試合だったのか理解できません。
記録用のスコアはこれに加え球種なども書かないといけないのですね…ベンチ入りを目指して、これからも勉強ですね!
そして萌衣さんは声と抑揚の付け方がとても綺麗です。憧れます。
(弊部の新歓インスタグラム・Twitterに掲載されている「マネージャーPV」で萌衣さんのナレーションをお聞きいただけます!)
初めての外部オープン戦帯同で、なんと、おのゆかさんを補佐として、ピヨピヨがアナウンスを務めました。
アナウンスするときは、たくさんの書類を使います。自校と相手校のベンチ入りメンバー表、背番号と高校名の載ったリスト、前述したアナウンススコア、アナウンスマニュアル(定型文が流れ通りに書いてあるマニュアル)、などなど。
おのゆかさんは「やりやすさ追求型」です。
学び取ったのは、急いでいても綺麗な文字を書くこと、使わないものはしまっておくこと、少しでも読み方に迷いのある名称は最初からひらがなで書くこと、選手の学年・投打や身長体重など読む必要のないデータはあらかじめ塗りつぶしておくこと、読み終えたものも塗りつぶすこと、そして焦らないこと。
例えば、「スターティングメンバーを呼ぶときと、最初の打席に立った時は、出身高校と背番号をアナウンスするが、一度打席に立った選手についてはしない」というようなルールがあります。
六大学野球のアナウンスはあらかじめ読み方のパターンが決まっており、要は選手名をその都度入れて読めば済む話なのですが、初めはそうはいきません。マニュアルにすがりたいので、結果的にぎこちないアナウンスになります。マニュアルにないパターンが発生したらアナウンスができなくなります。
この日の試合は選手交代が本当に多く、両チームともベンチ入りメンバーをほぼ出し切るような、アナウンス初心者にとっては軽い悪夢のようなものでした。一度に6人ほどが交代した回もありました。
特に相手校の選手は全員知らない人なので、学校の読み方がわからなかったり、リストから探すのに時間がかかったり、後ろ姿や歩き方をみても誰かわからなかったりします。焦ります。(案の定この日のアナウンスはグダグダでした。)
そういう時に、下準備をしっかりをしておけば、自分がやりやすいだけでなく、心の負担も手間も減り、結果的にミスの少ないアナウンスにつながります。
というわけで、おのゆかスタイルを取り入れていきます!
舞穂子さんとは2回目の外部オープン戦帯同でご一緒し、成長を実感できたので、
とても楽しかったです!!(単純)
この日はホームベースのすぐ後ろでアナウンスをさせていただき、
選手が見えやすく、球審とすぐにコミュニケーションが取れる(選手交代は球審が教えてくれることが多いです)状態で、
さらに、交代で入る選手と出る選手のポジションが大体同じだったということもあり、アナウンスしやすかったです。
最初のアナウンスで大失敗したため、緊張しながらも事前にイメトレをしておきました。
そして、怒涛の選手交代の回には某女将状態の舞穂子さんからささやきを受けつつ、
交代が多い試合ではあったものの、自分でも満足のいくアナウンスができました(ミスはありましたが)!
舞穂子さんは自身で作成した、アナウンス用のオリジナルスコアシートを作っており、
その日は私も使わせていただきました。
出身高校名を書く欄が大きかったり、ピッチャーを書く欄が確保されていたりと、とても使いやすかったです。
そして舞穂子さんは、今まで経験した、アナウンスが難しかった試合のスコアを保存しており、
直前にそのスコアを見ながら読み方の練習をしていました…!惚れました。これは真似したい…!!
このように、ありがたいことに3人もの指導者を得ている德田ですが、
お3方全員のアナウンススタイルを少しずつ取り入れ、私も一人前のウグイス嬢として羽ばたけるよう、
俄然やる気を感じているのであります。
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いかがでしたでしょうか。
野球部に入ってブログを書くことになるとは思っていませんでしたが、
思いがけないメリットとしてこれからも楽しく書いていきますので、よろしくお願いいたします。
そして、女子マネージャーの仕事に興味を持ってくれた新入生がもしかして画面の向こうにいてくれたら、
とっても嬉しいです。
(前回、前々回のブログもマネージャーに焦点を当てたものとなっているので、ぜひご一読ください。)
次回のブログは我らが角能マネージャー(新2年/攻玉社)がお送りする予定です。
(最近角能を見ていてすごいなと思うのは、その記憶力です。
野球選手・サッカー選手・アイドル・アニメのキャラクターやエピソード・歴史事項・
そして外部の方々からのメールの内容ややるべきことなどを深く覚えていて引っ張り出してきます。
私は階段を一階分登ったりドアを開けたりすると全てを忘れるタイプなので、尊敬しています。)
これからも東大野球部の応援をよろしくお願いいたします。