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主将 印出 太一
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ラストゲーム

1943年10月16日

 

 

 

 

 

皆さんはこの日付が何を意味するかお分かりでしょうか?

「学徒出陣壮行早慶戦」が行われた日です。

今日、映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』のDVDを観ました。
大好きな野球が戦争によって取られる悔しさ、悲しみ。
そんな中、「戦争に行く学生たちに最後の思い出を」と早慶戦を申し込んだ慶應義塾大学の小泉信三学長の想い。
同じく学生のために奔走する飛田穂洲先生の情熱。
野球ができなくなるかもしれない恐怖と闘いながらも早慶戦ができるかもしれないという一縷の望みにかけながらひたすら練習を続ける早慶野球部の選手たち。

いろんな人の尽力があって早慶戦が実現しました。

野球ができることに感謝しなければならないと思いました。

 

 

 

 

 

 

 
そんな私たち4年生にとっても、今週末が「最後の早慶戦」です。

 

 

 

 

 

 

 

優勝の可能性を残して迎える早慶戦は1年生の秋以来で、本当にワクワクしています。
しかも、慶應に比べて圧倒的に不利な状況で。

そんな状況で勝つ方が断然ドラマチックですよね。

 

 

 

 
慶應は強い。

 

 

 

 

 
ですが、早稲田が2連勝できると絶対に信じています。

根拠のない自信ではありません。

今年からベンチでスコアを書いていて思うのは、春と秋でのベンチ内の変化です。

同期の4年生が本当に頼もしく見えるのです。

試合に出ている選手がプレーで引っ張っているのはもちろんですが、ベンチで控えている4年生がとても周りが見えていて、下級生に的確な声かけをしたり、チームを鼓舞する声を出したりしています。小島も、マウンドから戻ってきて自分のことで精一杯なはずなのに主将らしくチームを導く声をかけてくれています。

正直なところ、私が1年生の頃(選手時代)はここまでまとまりのある学年になるとは思いませんでした。
本当に良いチームになりました。

 

 

 

 

平和な世の中で当たり前に野球ができる喜びを噛み締め、感謝しながらプレーします。
戦争時はいつ死ぬか分からないけど、野球でミスしたって死ぬことはありません。ミスを恐れず思い切ってプレーします。

早稲田大学野球部の戦いを是非神宮球場でご覧下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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